アサンプション大学留学レポート

帰国レポート 国際文化学部I.I

レポート作成I.I

 

 

 

 

 

 

★アサンプション大学の魅力
この大学の魅力は何と言ってもインターナショナル大学ゆえ、様々な国の人と友達になることができる点だと思います。異文化を知ることは他文化を知り自分の視野を広げるだけでなく自文化を見直す良いきっかけにもなります。またこの大学は非常に広く様々な施設も完備されているので不自由なく生活をおくることができます。大学内(大学内の寮も含め)にはたくさんの警備の方がいてくださるので比較的安全に生活ができる上、バンコクとはいえど少し郊外に位置しているため騒がしくなくゆったりした環境の中で勉強することができます。

★英語を母語としない国で英語を学ぶということ
大学の授業は全て英語で行われますが、日本での授業を思い描いていただいたら明確だと思いますが、どれだけ英語で授業をしているからといって、グループで話し合いをするときは、日本語で話し合いがちになってしまいます。なぜだかわかりませんが、母語が同じ者同士が英語を使うということに対して、心なしか恥じらいを感じてしまいがちになるからです。それはタイ人も同じ感覚のようで、グループで話し合う時はタイ語が飛び交い、理解できず何とも言えない気持ちになりました。(恥ずかしながら私はまったくタイ語が話せない状態でタイに行きました。)昼食や夕食を食べるときも、タイ人同士の会話についていけず、タイ語がわからない私に対してご飯の時に英語で話してくれる友達に気を遣わせているのでは?と心配することも多々ありました。そう考えると英語を母語とする人が多いイギリスやオーストラリアの方が、英語を耳にする機会は非常に多いと思います。しかし少し視点を変えると、これこそが英語を母語としない国に留学するメリットでもあると思います。私達は母語が英語ではないので、コミュニケーションを非常に大切にします。また様々な英語を耳にする絶好の機会でもあります。私達は普段日本ではアメリカ英語を学習します。しかしそれだけが英語ではありません。イギリス英語といえばほとんどの人がわかると思いますが、タイ英語だって存在します。日本にいるときは英語に自信があった人でさえも、はじめてタイにきてタイ人が使う英語を聞くと戸惑うと思います。しかし、その英語が間違っているわけではありません。いろんな英語が存在しており、そうした英語を学ぶには非常に適した環境だといえると思います。また日本人はスピーキング、リスニングが苦手だといわれていますが、他の国の人はどうでしょうか。そういった観点からお互いが切磋琢磨しあいながら学習していくことも非常に良い経験になると思います。


★留学を通して学んだこと
私が今回の留学を通して一番学んだことは「言語が話せれば話せるほど、誰かの支えになれる」ということです。タイ語が話せない私にとって英語で話してくれる人がいるだけで非常にうれしかったのですが、日本語学科の子たちはすこしでもわかりやすいように日本語でコミュニケーションをとろうとしてくれます。タイにきたばかりで右も左もわからない私にとってその気遣いはなんといっていいかわからないほど安心を与えてくれました。こんなに母語や英語以外の言葉をはなせることが人の支えになるのだと身をもって痛感しました。


★これから留学する人へ向けて
私もそうだったのですが、タイにいったからといって、自然に英語が話せるようにはなりません。もちろん、数えることができるくらいの単語なら何もしなくても自然に覚えることはできると思いますが、その単語を使っただけでは、タイ人とコミュニケーションをとることはできません。私もそういったあまい考えでタイにいった上、タイ語を習得したいと思う心の余裕もあいませんでした。しかし、留学生活が進み、生活にも慣れ、友達が増えるにつれ、みんなともっと仲良くなりたいと思うようになりました。みんなともっとコミュニケーションをとりたい、そんな想いから、私はタイ語を個人的に習いに行くことを決めました。(この話については帰国レポートに詳しく書かせていただいています。)基礎はタイ語スクールで習い、若者言葉や自然な会話は友達に教えてもらう、こうした中で少しずつタイ語を習得することができるようになり、「タイ語上手になったよね!」と友達に言われた時は、非常にうれしかったです。サークル活動やイベントなどはタイ語で行われます。私自身、はじめは参加することに躊躇していましたが、私が先輩に「私はタイ語が話せないけれど参加してもいいですか?」と聞くと、「私は、日本語が話せないけど、参加してほしいなって思うのだけどいい?」と言われました。その言葉はいまだに私の心に響いていますし、私をアクティブにしてくれました。タイ人は本当に優しい人が多く、微笑みの国タイ、その通りだと思います。だからこそ、そんな素敵な国でかけがえのない経験をたくさんしてください。


PS.帰国レポートと重複しないように心掛けて書かせていただきましたが、かぶっているところも少しあるかと思います、申し訳ないです。帰国レポートの方には、留学前のこと、お金のことなどタイでの生活についても細かくかかせていただいておりますので、目を通していただければ、と思います。

 

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