東亜大学留学帰国レポート

東亜大学

レポート作成H.A

・持って行ったほうがよいもの、必要ないもの

服や布団や学用品は韓国でも購入可能なので特に気に入っているものだけ持ってくれば十分だと思いました。私はペンなどの文房具を大量に持って行ったのですがどこでも手に入るので荷物になるだけでした。これはぜひ持って行ったほうがいいというものは日本語で書かれた本や現地のガイドブックです。韓国で購入できるだろうと思っていたのですが韓国で本は全般的に高く、大型書店に行っても日本語の本はあまり種類が多くありません。ガイドブックも留学当初に韓国語のものを購入したのですがいくら写真があるとはいえその時の語学力では読むことができずすぐに見なくなりました。どこかに行こうと思った時にも日本語で書かれたガイドブックは重宝しそうです。

・生活費について

生活費は基本的に奨学金と日本で用意したキャッシュパスポートからお金を引き落としていました。キャッシュパスポートは日本で日本円を入金して韓国ではウォンで引き落とせるので便利だと思い用意したのですが、大学の近くにキャッシュパスポートを利用できるATMが一台しかなく韓国についた当初はそのATMを探すのも大変でした。このようなこともあるのでカードなどは現地で確実に使用できるかどうかも確認してからの準備をお勧めします。その他の支払い方法としてクレジットカードも使用していました。

・気候について

釜山は基本的に日本と変わりない気候ですが、私が感じたのは日本より湿気が少なく乾燥しているということです。湿気が少ない分過ごしやすいですが韓国に行って日本にいる時よりも保湿クリームを使う頻度が増えました。特に寄宿舎ではオンドル(床暖房)がきいているので余計に乾燥しやすいのか寝ている時は特に乾燥しました。

 

・大学および大学周辺の環境

語学堂のあるキャンパスは山の斜面を切り開いたところに建っているような感じなので階段が多く坂が急です。少しの移動でも疲れるほどです。大学を出ると飲食店やカフェ、文房具店、服屋などがありにぎわっています。食堂でも低価格で食べられるので毎日のように利用していました。寄宿舎では台所はおろか冷蔵庫や電子レンジすらないので食事は寄宿舎の食堂か学校の外にある食堂などで食べていました。また食堂などでは持ち帰れるように包装してくれる店が多いので持ち帰り用にしてもらい寄宿舎で食べたりもしていました。

・留学してよかったと思えること

ゆっくりとした生活の中で心身ともに穏やかに過ごせたことです。留学では授業時間も長くないことや、寄宿舎生活だったこともあり日本で生活していた時のように家事などをしなくてよいことで自由に使える自分だけの時間が多かったです。また、韓国の少し大雑把な気質も影響しているかもしれませんが、あまり細かいことに神経を使わなくなったような気もします。

留学中は寄宿舎での生活だったためルームメイトと二人一部屋で生活することになります。相性が合わないと生活も疲れますがお互いが生活しやすいように話をする機会も増えました。また語学堂の友人や韓国の友人とは基本的に第二外国語である韓国語で会話をするためにはっきり話さないと相手に言いたいことが伝わりません。日本では相手の言わんとしていることをくみ取ったり、またはくみ取ってもらったりしますがそのような方法で会話はできません。そのような環境もあり自分の言いたいことをはっきりと言うようになったと思います。このように生活で会話をする機会が多くなり、何も言わないで我慢するよりもお互いに主張をして話し合うことで心地よく人付き合いができることもあるのだと感じ、これに気付けたことはとても良かったと思います。

 

・留学前と留学中の考え方の変化

もともと韓国が好きで韓国に行きたいと思っていたのですが、留学前はなんとなく私の中で韓国を上から見ているような視線があったように思います。幼いころから韓国の歴史を学んだり、文化に触れたりする機会はありましたが、その文化体験を通して知っていた韓国とは、「日本と軋轢のある国」「昔は日本の植民地であった国」というものでした。そのイメージがとても強かったので韓国に対して「同情しなければいけない」「韓国とは無条件に仲良くならなければいけない」という考えがありました。それまでの文化体験だけを通して韓国について考えることはとても偏った見方であり、その一つの見方でしか韓国をみられませんでした。しかし実際に韓国に行くと、それまでに見聞きしたことのない新しい韓国の一面に触れることができとても刺激的でした。そのような新しい一面を見ることや、自分に合う部分も合わない部分も見えてきたころ、もともと持っていた偏った考え方がなくなっていきました。イメージした韓国ではなく実際に周囲の人と接することで韓国とはこういうものだという固定観念が薄れていったのだと思います。もちろん留学に行ったからと言って韓国のすべてを知ったわけではなく、私が見た韓国もまた、韓国の一部に過ぎないと思います。ただ、韓国で生活をするにつれて留学前とは違う視点で韓国を見られるようになったことはとても良かったです。

その他、自分が当たり前だと思っていることが当たり前のこととして受け入れられないこともありました。当然だと思っていることに説明は用意していないので言葉に詰まってしまうことが何度もありました。そのような経験から、相手に伝わりやすく自分の考えを伝える大切さを感じた一年でした。

 

・留学を終えて

留学での経験は今後様々な場面で思い出されて役に立つと思います。そのように思えた留学は私にとってとても価値のあるもので、この留学で出会ったすべての人に感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の留学を機に日本とは環境の違う場所で生活することもよいなと感じたので今後ほかの国へも行ってみたいと思います。

今は残り二年間の大学生活がとても楽しみです。留学から帰ってきて感じていることや疑問に思っていることを思う存分追及したり学んだりできるのは大学生であるからこそできることだと思います。やりたいことをやれる環境にいるので、韓国について、あるいはそこから派生したことについて思う存分学びたいと思います。