高麗大学留学帰国レポート

高麗大学 留学帰国レポート

レポート作成K.E

わたしは2013年3月から2014年2月までの約1年間、韓国ソウルにある高麗大学へ私費留学してきました。ソウルの中心部から少し離れた立地のため遊ぶとなると多少不便ですが、その代わり静かなので勉強する環境としてはとてもいいと思います。また高麗大学は韓国でもトップクラスの私立大学とあって、図書館や自習室がすぐに埋まってしまうほど現地の大学生たちは勤勉です。

 

<受講科目と授業>

1~3:総合韓国語

4:特別授業

※50分×4授業の計200分(休憩時間除く)を月~金の午前9時から履修。

 

シラバスでは授業は1~3限に総合韓国語、4限に特別授業と分かれていますが、1限に文法、2と3限に会話と読解、そして4限に聴解と作文という印象でした。わたしは2~5級(1~2級は初級、3~4級は中級、5~6級は高級)を修了しましたが、級があがるにつれ難易度も上がるので、留学生の数はだんだん減っていきました。留学生の国籍は、欧米系ももちろんいるのですが、中国がもっとも多く、ついで日本(在日コリアン含む)、カザフスタンや台湾などアジア系が多いです。

まず2級ですが、これは大学2回までの授業で習った内容がほとんどだったので理解するのに苦労はしませんでした。しかし高麗大学は他大学よりも会話練習を多くする大学らしく、ペアを組んで内容に沿った会話づくりをたくさんしました。また授業の内容が「買い物」だったときは、実際に近くの市場まで行き現地のアジュンマ(おばさん)たちと交流しました。

3と4級は、やはり難易度は2級よりもあがりました。単語量が増えたので、毎日の予習・復習が欠かせなくなりよくカフェなどを利用して勉強していました。中級では日常生活で使う単語や文法をほぼ網羅していると思います。さらに4級ではことわざも習い始め、日本と韓国での共通点や相違点を発見するのがおもしろかったです。また韓国の教育や伝統的な結婚など社会的・専門的な内容も習いました。

5級は高級とあって、新しい文法を習うのではなく、会話ではあまり使用しない文語的表現を使って発表形式で自分の意見を発言することが多かったです。またクラスを2チームに分けてのチーム発表があり、ボランティアに関するアンケートをつくり現地の大学生に実施しそのまとめを発表するというものでしたが、まじめに取り組んでくれない学生もいてチーム作業に神経を使いました。

<住居と生活>

●住居の種類:コシウォン(小さめのワンルームのようなタイプ)

●大まかな生活費(1ヶ月)

・家賃…42000円

・食費…3~40000円

・雑費…1~2万円

※1000ウォン=100円で換算。

 

韓国には様々な住居タイプがありますが、わたしはコシウォンというタイプを選びました。シングルベッド、小さなテレビ、机、クローゼット、ユニットバスが部屋にあり、洗濯機と台所は共同です。部屋は狭いですが、一人で暮らすぶんには不自由しませんでした。またコシウォンもそうですが、韓国の一般的な一人暮らし用の部屋の多くがユニットバスです。わたしが住んだコシウォンは各部屋に備わっていましたが、なかには他の住居人と共同で使用するタイプの住居もあるので、衛生面等を特に気にする方には少し厳しいかと思います。

また韓国はよく物価が安いといわれていますが、実際に生活してみると交通費、食費以外は日本とあまり変わらず、日用品などはむしろ日本よりも高く、一人で消耗するには量も多いです。衣類も日本と比べて驚くほど安いものもありますが、すぐに穴が開いてしまったり、糸が解れてしまったりと品質に問題があるのがほとんどです。わたしはトイレットペーパーや洗剤等をよく友人と分け合っていました。荷物の空きに余裕があり、余分な出費を抑えたいという方は、できるだけ日本から持参した方がいいと思います。

<留学を終えての感想>

韓国という国は日本の隣ということもあって、日本に多くの情報が入ってきます。もちろんそれらは間違いではないのですが、完全に正しいともいえません。やはり文化の違い、思想の違いなど、現地に行って実際に住んでみて自分で思い感じるからこそ、見えてくるいろいろな面があります。これは韓国に限らず海外ではどこにでもあるものだと思います。そのため日本にいるだけでは決して拡がらなかったであろう視野が拡げられたことはとても貴重だと思います。留学を終えたこれからも、ネット等偏った情報に惑わされないように気をつけていきたいです。

<後輩へのアドバイス>

私費留学の場合、交換留学とは異なり大学の正規授業を履修することができないため、語学堂でのみの授業となってしまいます。韓国人と交流できる機会は自分で作らない限り、ほぼないと思った方がいいです。よく語学堂で同じ出身国の学生同士がかたまっている姿を見かけましたが、そういうのを見るたびに「もったいないなあ」と思っていました。高麗大学はトウミという留学生をサポートするため現地学生と留学生のペアをつくり、週に1度程度会って会話の練習をしたり一緒に出かけたりする制度がありますが、わたしは韓国人の友人をたくさん作るためにトウミから友達を紹介してもらったり、日韓の交流会などによく足を運んだりしました。普段は自分から進んで何か行動することがほとんどなかったのですが、韓国に行ってからはそれが嘘のようでした。

せっかくの留学生活です、限られた時間でも悔いのないように自分から行動することはとても重要だと思います。