中国人民大学留学レポート

中国人民大学【2014年度後期帰国】交換

レポート作成K.M

帰国してから感じることはたくさんあるのですが、今後中国に留学を考えている方へ書きたいと思います

 

まず、お金の面ですが、学校からもらえるお金では生活費は足りないので日本から送金してもらうことになると思います。日本からの送金方法ですが、大阪に中国銀行があるのでそこで口座を作り、カードは自分、通帳は親が管理して振り込んでもらっていました。日本円で振り込んでも中国銀行なので元で引き出すことができるので便利でした。

持ち物の点は最悪パスポートとお金さえあれば、同じアジアの地域の人が住んでいるところなので無理に最初なんでもかんでも持ってこなくていいと思います。健康面では学校で保険の手続きがあるので保険に入っていれば基本的に心配いりません。日本人留学生が多く行っている病院は交通費負担してもらえるのでタクシーで行くことができますし、日本語が通じる看護師の方が多くいます。私が風邪の時にお世話になったところは医師の方が日本語ができる方だったので、日本の病院に行くのと同じ感覚でした。保険を使うことができるので、少しでも具合が悪いと感じたら部屋で日本の薬を飲むより病院へ行って薬ももらって飲んでください、看護師さんいわく、中国でもらった病気はやはり中国の薬が一番効くそうです。漢方薬か錠剤は選ぶことができます。

日本食がよく恋しくなるといいますが、日本料理屋が北京には結構あります。最近は一風堂とトンカツのさぼてんが人気で、中国人にも日本食が人気があることが一目で分かります。ラーメンに関しては北京ラーメン戦争といわれているくらいでたくさんの日系ラーメン店が北京に進出しています。こういった飲食店の情報は日本人向けのフリーペーパーが毎月発行しているのでぜひチェックしてみてください。その中でコンシェルジュという雑誌は私と同じように交換留学で人民大学に行かれていた龍谷大学の先輩が編集として働いています。海外で働く日本人の先輩として私はとても憧れています。人民大学には他大学にはない人民大学ゆかりの会という日本人留学生OBOGの会があり、北京で働いている方から直で色んな事を教えていただけます。北京の他大学には聞いたことがないです、友人達にとても羨ましがられます。

留学を終えて一番感じたことは人と人のつながりは本当に大切だということです。個人と個人では国なんて関係ありません。今まで世界地図を見た時に注目もしなかったようなヨーロッパの小さな国から来てる友人や、将来領事館で働くために勉強しているコンゴの友人、文化祭でおにぎり私たちが作ったおにぎりがおいしいとリピートしてくれた韓国人の友人、私にとって留学生寮は小さな地球のように感じました。日本で三回生を過ごしていたら絶対に出会わない人たちです。この交換留学の制度に感謝したいと思います。