同済大学留学帰国レポート

同済大学【2014年度後期帰国】交換

レポート作成I.H

<受講科目と授業>

もし交換留学で同済に行くのであれば編入初日に面接を受け、中国語力を判定されたのち、初級、中級、高級に類別され、それぞれのクラスで授業を受けることになるでしょう。私は初級と中級の授業を半年ずつ受けました。内容はいずれも中国語のみです。そして、いずれも中国語の授業がなされます。初級では時々英語も使用されますがレベルが上がれば上がるほどそのような救済はなくなると考えてください。

初級の授業科目は「初级汉语」「听力」「会话」の3つです。

「初级汉语」は文法を主に学びます。教科書を読んで内容を理解させるのが主な方針のようです。もっとも授業日数が多く、週に10回ある授業の内6回はこの中国語基礎となります。次に、「听力」ですが、CDの内容を聞いて聞き取れるように勉強することになります。週10回中2回がこの授業となります。そして最後に「会话」ですがこれは授業内容的には「初级汉语」と大差ありません。ただ、会話能力を鍛えるという方針のため、時折壇上に立って短いスピーチを行うことになります。

中級の授業科目は、「中级汉语」「泛读」「中级听和说」「写作」の4つです。

基本的にどれも教科書に沿って実施されます。内容は「中级汉语」は、単語、「泛读」は読解、「中级听和说」はリスニング、「写作」は作文能力を重視したものです。「中级汉语」は特に宿題が多く出され、毎日のように単語の書き写しと小作文に苦労することになろうかと思われます。また、教科書の三課ていどが終わるごとに小テストが行われます。これは最終成績には影響しませんが自分の実力を試すものだとお考えください。他にはこれといって宿題はありませんが「写作」は時折課題として600文字程度の長文を書いて提出することが義務付けられます。文書を書く上でのルールを守らないと減点されますのでおそらく一番神経を注ぐことになろうかと思われます。

 

<住居と生活>

 

住居の種類:大学内の留学生寮

 

生活費(月額):

寮費・・0円

 

     食費・・18,000円

 

     図書費・・11,000円

 

     雑費・・10,000円

 

上記は全て1元=18円で計算しております。

 

留学生寮はキャンパスの北側にあり、大きくて新しい外見の1号館とそのわきにあるちっちゃな2号館の二つがありますが、私はその内2号館で生活を行いました。2号館は全て8畳程度の2人部屋で、1階に10部屋くらいで5階建て。トイレ、シャワーはありますが風呂釜はありません。キッチンもありませんが、それは各階にそれ用の部屋がありますのでもし使用するのであれば許可を取ったうえで使用してください。洗濯についてですがこれも各階に洗濯機が置かれています。ただし、水洗いはされますが乾燥はなされませんので各自で干してください。注意すべきこととして、一階にはベランダがありませんので干す場所がありません。室内で適当に乾かす手段を探しましょう。

 

<治安・衛生状況>

 

治安そのものは心配ありません。同済大学周辺は上海全体から見ても治安が良く、すりや押し売りに出くわすこともめったにありません。ただし、これは周辺に限ったことではありませんが、交通マナーは日本に比べて非常に悪いので、自動車には注意してください。単車にぶつかることなどは割としょっちゅうなのでけがをしないように左右確認を常に心がけておくようにしてください。

 仮に上海で健康を害するようなことがあった場合、まずは、大学の附属病院に行ってください。地理的に一番近いですから。まとまった現金を用意して病院に行き、そののちにもし加入しているのであれば保険請求を行うようにしましょう。

 

<おすすめの持ち物>

大気汚染で有名な中国ですが、実際にはたとえpm2.5の濃度がひどい日であったとしてもマスクをしている人は皆無です。それでもなお心配であるというのであれば日本で製造しているそれ専用のマスクを購入したうえで持っていくといいでしょう。現地人に対するお土産としてもそこそこ喜ばれます。

 消耗品の類はほとんど現地で買えます。文具、衣服などは最小限でも事足りるでしょう。もし1年留学で半年で一時帰国するのであれば、その時に夏冬服の交換もできるでしょうから。

 個人的に最大のお勧めの品は粉末タイプのお茶です。意外なほどに中国では真っ当な日本茶を飲むことはできません。コンビニのお茶にも砂糖が入っていたりします。お茶を飲めば明日も頑張ろうという気力がわいてくることでしょう。

 

<留学を終えての感想>

外国に滞在した、という事実はそれだけで自信につながります。なぜならば、自分は曲がりなりにも上海で一年過ごすことができたのだから、それだけ自分を管理して生きることができたということを逆説的に証明しているからです。

言語能力も確実に進歩しました。どんな理由であれネイティブの人と話すことを繰り返せば、自然と早いセリフを聞くことになり、それがなによりの訓練です。現地の言語資格を取得しましたので、これを就職などに生かしていこうと考えております。

 

<後輩へのアドバイス>

 いま日本であなたが留学した先で何が起こるかを心配しているのであるとしたらまったくもって意味のない心配です。人間は慣れる生き物ですからどれだけ困難な環境であっても1か月もいれば適応します。その適応する過程でどのような問題が起きるかは分かりませんが、貴方には必ず頼れる人がいるはずです、あるいは見つけられるはずです。そうであるならば、貴方は一人ではありません。努力で解決できる問題は自分が努力で解決すれば解決する話しですが、そうでないときはあなたの力になってくれるでしょう。