ビサヤ大学留学帰国レポート

ビサヤ大学【2015年度前期帰国】私費

レポート作成T.M

ビサヤ大学・授業について

ビサヤ大学は、フィリピン・セブ島で最初に創立された大学で、9つのキャンパスを所有しています。その中でも、大学付設英語学校UV ESLは看護学部のある医療系キャンパスの学区内に位置しています。

UV ESL では、Reading/Writing・Speaking/Listeningの4コマは全てマンツーマンで行われており、残りの4コマは自分の興味のあるグループクラスの授業を選択することが出来るので大学の講義に近い感覚かもしれません。1クラス多くても7~8人なのでその点でいうと、大きく異なりますが。私は、TOEICの点数を上げたかったので、マンツーマンの授業ではTOEIC listening とwritingに重点をおいていました。

次に、グループクラスについて紹介します。グループクラスは4コマ選択することができ、私が受講していたクラスについて述べたいと思います。Language guideではトピックに対してディスカッションを進めていく中で、今まで習ってきた文法を復習し、応用の表現を学ぶといったクラスです。Film study は、実際に映画を観賞しその中での英語表現、また映画についての話し合いに重点を置いたクラスになっています。日常会話で使う表現が一番多く学べたクラスだと感じています。Teaching listening strategiesは、英会話のCDを聞きとって、問題に回答していくというリスニングに特化したクラスになっています。グループクラスの中でも、特に実践的な英語が身についたのはBusiness English ではないかと思います。このクラスではフィリピン人の先生ではなく、ネイティブであるイギリス人の先生が担当しており、ビジネスで使う単語や言い回し、また週に一度クラスメイト全員で、取引先やオフィスというように現場を見立ててミーティングを開くなど、常に忙しく緊張感がありますが、やりがいのある授業でした。専門的な用語だけでなく、日本や世界の経済、世界進出している企業に焦点をあてて、討論する機会もあり、その点でも非常に勉強になりました。

 

 住宅・食事について

ビサヤ大学に留学している大半の学生は、学区内にある寮で生活しています。個人でアパートやシェアハウスに住むことも可能ですが、学区内にある寮のほうが治安の面で安全だからです。その分、門限や注意事項は比較的厳しく設定されています。寮に滞在している学生は一日3食の食事が料金に含まれているので、寮内のレストランで食事をとることができます。ただお世辞にも美味しいとは言い難く、半分ほどの学生は外食といった感じでした。

必要な家具などは準備されていたので、特に住居に関して困ったことはありませんでしたが、ハンガーなどは備え付けられてないので多めに持っていくといいかもしれません。また、稀に外からの騒音が気になるという学生がいるので、耳栓など人によっては準備していった方がいいかもしれません。

 

衛生面・治安について

フィリピンでは街中に出ない限り、信号機や横断歩道を見つけることは難しいです。そのため、私の学校の周りでは、少し危険ですが手で合図して自転車を避ける形で横断するという形に限られます。

また、基本的に水道水の水を飲むことはできません。大学の寮や学区内でウォーターサーバーが設置されているので安全な水を飲むことが可能です。しかしウォーターサーバーの水を飲んでいても、ほとんどの海外からの留学生は留学を始めて一週間以内にお腹を壊すとうケースが多いです。多くの学生が体調を崩す要因としては、気候よりも食事や水によるものが大半を占めていると耳にしました。

レストランやスーパーマーケットがごった返している辺りは、比較的治安がいいといえるでしょう。昼に一人で出歩くことは可能ですが、慣れていないときは数人で出かけた方が無難です。稀に夕方でも、実際に現地の人がひったくりなどの被害にあっていると聞きました。特に夜の22時から深夜にかけては外国人、特に日本人詐欺や強盗などの犯罪に巻き込まれやすいので出歩かない方がいいでしょう。

 

帰国後の感想 

渡航前にしておいた方が良いこととしては、英語圏に限らずどこの国に行くときもそうだと思いますが、事前学習です。留学に行くと、日本とは違い英語圏で英語漬けの毎日になることは確かですが、実際に授業が始まって事前学習の重要さを実感しました。日本にいるときから、勉強をしている範囲の復習をある程度完璧にしておいた方が理解しやすくなると思います。また、文法説明も全て英語で行われるので、日本語で勉強しているとき同時に英単語も増やしていければより良いかと思います。

次に、大きなショッピングモールに行かない限り、4000ペソ(日本円では約12,000円)くらいのお金を引き下ろすことは難しいです。学区内に設置されているATMにお金が入っていないことがあり、ショッピングモールに出向かなければなりませんでした。現地に到着後は、慣れないことばかりでショッピングモールに行く時間が割けないかもしれないので両替ができるよう多少の日本円を持参することをお勧めします。

渡航時に持って行った方がいいものとして、自分のパソコンをお勧めします。私の場合、ゼミのレポート提出、またTNGnetの投稿をするため頻繁にパソコンを使用することが考えられたので、個人のパソコンを持参しました。学生寮にも各階に2台ずつ共有のパソコンが設置されていますが、プレゼンテーションのクラスなどでも必要になってくるので、ほとんどの学生は自分のパソコンを使用しています。インターネット環境ですが、スムーズとは言い難かったです。稀に、個人でWIFIを購入している人もいますが、大半の生徒が寮に設置されている共有WIFIを使用するので、授業の終わりや休憩時間などは接続が難しいことがあります。

郊外アクティビティについて。毎月第4週目金曜日にボランティア活動やスピーチフェスが開催されています。毎月金曜日の午前中はTOEICが全員参加で行われ、その後に参加したい学生は自由に参加することが出来ます。ボランティア活動は植林活動から、孤児院の子供たちと遊んだりと様々です。例として、以前私が参加したボランティア活動について少し述べたいと思います。私たちは姉妹校の生徒と共に、小学校低学年の子供たちとケーキを作ったり、ダンス対決で競い合ったり、文房具などをプレゼントしました。子供たちの年齢は5~6歳で私たちは子供たちが自主的に作るのを手助けするという感じです。フィリピンの子供たちは本当に活発で、笑顔が絶えません。ボランティア活動ですが、私たちが逆に元気づけられたことを鮮明に覚えています。帰国の2か月前からは、学校のボランティア活動の参加だけでなく、個人的にマクタン島でドネーションを行っている方にお会いして、活動を行ったりと充実した日々を送ることが出来ました。

帰国してから約1か月が経ちましたが、以前までは当たり前だった電車の正確さやマニュアルに沿った店員さんの接客などをいざ目にすると、安心感と違和感を同時に覚えます。フィリピンのマイペースさに戸惑いの連続だった3月を思うと、今では非常に懐かしく感じられるほどです。また、どこの施設や駅に行っても、きれいに清掃されている日本の衛生面におけるクオリティーの高さに改めて驚きました。振り返ってみると、フィリピンでは文化の違いの面で、鍛えられる部分が大きかったように思われます。フィリピン人だけではなく、他国の留学生との文化についてです。日本と韓国は海を隔てて、近隣の国同士といえますが、根本的な考えの違いについて話し合ったりすることもありました。確かにフィリピン留学では、オーストラリアやカナダといった欧米諸国と比べると、比較的日本人・韓国人が多いです。ただその中でも、自分次第で満足いくまで勉強することは可能ですし、発展途上国だからといって勉強に支障きたす環境ではありませんでした。反対に、日本のような先進国では学べないことを学ぶことが出来ました。なので、もしフィリピン留学に対して興味を持っている方がいれば、他国に比べ費用を低額に抑えることのできるので短期・長期留学に関わらず積極的に挑戦していってほしいと思います。ありがとうございました。