アンジェカトリック大学留学帰国レポート

アンジェ・カトリック大学【2014年度後期帰国】私費

レポート作成A.N

▼アンジェ・カトリック大学附属語学学校CIDEFについて

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私は1年間、私費留学でCIDEFという語学学校に通っていました。フランス語だけでなく、フランス語で歴史や哲学を学びたいと思い、留学を決めたので、授業が語学だけでないCIDEFを選びました。この1年間で、フランス史、フランスの芸術史、文化、哲学、商業フランス語を学ぶことができました。他の語学学校にない魅力はここだと思います。

また、夏期講習期間には、教育実習の同い年くらいの先生が各クラスに付いて、毎晩友達感覚で一緒にバーでSoiréeと言われるパーティのようなものをしたり、散歩へ行ったり、映画を見たりと企画してくださり、とても楽しみました。他にも、学期の最初の方に遠足があり、モン・サン・ミッシェルやアンジェの古城めぐり、ノルマンディーなどへ格安で行くことができます。

フランスの中でも厳しいと定評のあるCIDEFで、テストは各教科小テストが3回と期末テストがありました。内容や成績のつけ方などは、私はそんなに厳しいと感じませんでした。

 

▼寮生活について

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留学中、私はカトリック系の寮で生活していました。駅まで徒歩10分、中心地まで徒歩5分、学校まで徒歩15分というよい立地で、部屋も狭くなく、シャワーとトイレ付でとてもよかったです。寮母さんと事務の方、掃除をしてくれる方、シェフの方がいて、休日はフランス人学生が受付にいてくれます。夜にも警備の人がいてくれて、そして皆親切で、困ることは一切ありませんでした。

平日の朝食、夕食が付いていて、量はあまり多くありませんがおいしいです。寮の皆と一緒に食べるので友人もたくさんできました。

私がとてもよく仲良くなり、今でも連絡をとる友人は皆寮で仲良くなった人たちです。寮での生活は、友人と一緒に過ごしたい時はいつでも一緒にいれて、一人になりたい時は一人部屋なのでゆっくりと過ごせます。門限も特になく、玄関の鍵がもらえるので好きな時間に出入りできました。キッチンや、テレビのある部屋、学習部屋など、とても交流しやすい雰囲気で、休日も退屈することなく、友人としゃべったり、ご飯やお菓子を一緒につくったり、映画を見たり、勉強したりしていました。いつもどこかに誰かがいる環境で寂しくなることもありませんでした。

また、留学生一人に対してフランス人学生一人が付く制度もあり、勉強や生活の相談にのってくれます。歓迎パーティが半年に1回とイースターやクリスマスといった行事以外は特にイベントはありませんが、私はこの寮生活が一番楽しかったです。

 

▼アンジェの町について

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アンジェはフランスの西部で、TGVでパリまで1時間30分ほどで行けます。ヨーロッパで最もきれいだと言われているLa bauleという海や、有名なモン・サン・ミッシェルも近く、場所はとてもよいのではないかと思います。ほどよく田舎で、気を付けていれば危ないこともありませんでした。

徒歩やバスで行ける範囲に、プールやスケート場、ショッピングモール、BBQ場、大きな公園、動物園など遊べるところもたくさんあり、移動遊園地が来た時期は毎晩遊びに行くほどでした。毎月なにかイベントがあるので、それもとても楽しみでした。

 

▼留学について

留学を決めた時は、こんなに話せない状態で大丈夫なのか、友達ができるのか、などとても不安でした。とりあえずしゃべれるようになること、DELF B1の資格(フランス語技能検定2級程度)を取得して帰ってくることを目標に行きましたが、友人にも大変恵まれ、帰国の際にはDELF B2(フランス語技能検定準1級程度)と上級商業フランス語検定B2を取得することができました。

留学中は、留学生という立場で、勉強に専念することができます。また、自分の時間がとても増えるので、してみたいと思うことはすぐにできますし、新しい趣味を見つけることもできます。日本で大学生として過ごす時間とはまた違う、貴重な時間を過ごせたのではないかと思います。また、留学中は特に「吸収しよう」という気持ちが大きくあり、いろんなことに興味を持ちましたし、いろんな文化を知ったように感じています。これから過ごしていく中でも、この気持ちを忘れないでいたいです。

 

▼将来に向けて

ただいま就職活動中ですが、フランス語を使える仕事はあまり多くありません。フランス支店がある会社でも、会話は英語で成り立つため、やはり英語力がある方がよいとつくづく実感しております。

しかし、ある企業の選考では、「英語をしゃべれる人ばかりじゃなくていいんです。例えばこの人は英語がしゃべれるし、この人はフランス語がしゃべれる。私としては他人と違う優れたものを持っている人がいると会社としても嬉しいですね。」と言っていただきました。

また、私が留学中に得たヨーロッパでの感性や考え方など、自分が見てきたものをひとつのアイデアとして生かしていけるのではないかと考えています。

他にも、フランスで感じたフランス人のいいところはどんどん自分に吸収していこうと思います。例えば、フランス人は「親切」と「礼儀」をとても大切にします。電車で重いスーツケースを持っていると必ず手伝ってくれますし、私が窓際の席に座っていて、通路側に座りにきた人でも必ず”Bonjour”とあいさつしてくれます。信号のない道路では車は必ず止まってくれます。そして、自分の国や町のことを、歴史に観光地に、この教会は何世紀のもので、とまでとてもよく知っています。そんなところを自分なりに取り入れることでまた人として大きく成長していけるのではないかと思っています。