リヨン・カトリック/シャンベリー留学帰国レポート

リヨン・カトリック大学【2014年度前期帰国】

レポート作成M.K

私は一年間フランスに留学して非常に有意義に過ごせたと思います。そしてフランスを選んでよかったとも今は思います。その理由として、私は留学において言語面もそうですが、多くの文化を知りたいと思っていました。日本にいるだけではわからないことや、現地の人々の本当の姿が見たかったからです。予想はしていましたが、日本とは全く異なることがたくさんありました。切符の買い方、お店に入るときに挨拶すること、お金の払い方もほとんどカードと例を挙げればきりがありません。まず、このような小さなことでもメディアなどではなく肌で感じられたことは、自分の知識の幅を増やしてくれたと思います。治安の面でも同じことが言えたと思います。日本ではまずありえないような状況が、いたるところで起きていて、ちゃんと道を調べたり危ない地域を調べたりしないといけなかったりと、日本にいた時より用心深くなった気がします。その証拠に時々電車に乗っている時にスリに気を付けなければと思うことがあります。日本にはほとんどいないのでそこまで気にする必要もないのですが、習慣とはすごいものだと思いました。

私はフランスでできた友人で一番親しかった友人がイスラム教徒でした。これがこの留学での良くも悪くも一番いい思い出であり、一番文化を深く知ることができたと思いました。私の中でそもそも宗教という概念が留学前はほとんどありませんでした。正直自分には関係ないしどうでもいいことだと思っていました。でも、友人に出会ってからイスラム教の歴史や文化、ルールなどたくさんのことを教えてもらいました。どれも初めて聞くことばかりで少し変な感じもしましたが、少しずつ宗教というものに興味がわきました。自分の思っていた宗教はなんかめんどくさそうとか信仰していたら周りから変に思われるのではないかとか、ネガティブな思考が多かった気がします。でも、知っていくにつれ、宗教の良さやそれを信仰している人への尊敬のような気持ちを持つようになりました。でも、逆に悪い部分も見えてきました。今の私の宗教に対する気持ちはどちらかと言えば否定的です。なぜなら実際には過去に起こった戦争のほとんどの理由が、宗教が原因で起こっているからです。信仰している人が悪いとは言いませんが、自分はやはり信仰心を強く持つことはできないと思いました。しかし、留学前の自分ならば、宗教についてここまで考えることはなかったと思いますし、考える機会すらほとんどなかったと思います。それ故この友人と出会えたことが一番の思い出です。全く異なる文化なので時々喧嘩をすることもありましたが本当に出会えてよかったと思います。

留学を終えて感じることは、留学前に思い描いていた留学にほとんど近い形で終えることができたことです。語学力に関しては自分の努力不足もありますがもう少し成長したかったのが正直な感想です。留学前と留学後のフランスのイメージは変わったと言えば変わりましたが、想像の範疇だったので特に驚くことはありませんでした。フランス国内やその他の国も行ってみたい国はほとんど行くことができたことも満足でした。機会があるなら自分の行きたいところは全て行っておくべきだとも思いました。フランスとは違う何かが見えてくるからです。また生きるための底力みたいなものがつくと思いますし、いい出会いもたくさん経験できると思ったからです。

これからの人生、この留学がどのように役立つかまだ全くわかりませんが、いつか何かの役に必ず立つと思うし、この経験はみんなができてるわけではなく、留学したからと言って同じ経験をみんながみんなしているわけでもないので、自分だけがした留学での経験や吸収したものを、ゼミなどでまわりの人と共感しこの経験を伝え、就活や今後の人生に活かせていけるように努力していこうと思っています。また、この留学で自分に関わってくれた人や、もちろんこの留学に行かせてくれた親や龍谷大学などたくさんの人への感謝の気持ちを忘れずに一分一秒を大切に過ごしていきます。