リネウス大学留学帰国レポート

リネウス大学【2016年度前期帰国】交換

レポート作成S.T

留学生活を振り返って

 

2015年後期セメスターから約1年間、スウェーデンのベクショーという街に交換留学していましたT.Sです。自分は一回の時に応募して選考に通ったため、二回の後期からという理想的なスケジュールで行くことができました。

交換留学に応募しようと思ったきっかけは、私費では莫大なお金がかかるため、駄目元でもいいから応募してみようという気持ちからでした。まったく受かるとは思っておらず、一時の書類選考を突破した時は正直焦っていました。

 留学に行く前までの自分は、大学に来ている留学生を含み、外国人の方との交流は一切ありませんでした。英語のクラスでお世話になっていた教師以外と会話をした経験は皆無でした。興味や関心はあったものの、恐怖心が先行し、そんな感じが嫌だったということもあり、無理やり日本人がほとんどいない生活に飛び込むことでそれを克服したいと思い交換留学に応募しました。

 結論からいうと私の目論見は的中し、文化や顔、言語がどれだけ変わろうとも所詮同じ人間なのだ。という当たり前のことの気づき、外国人に対する苦手意識が消え去りました。もちろん留学している自分はあちらから見れば外国人ですが、みんな優しくしてくれて、日本から来たというだけで、とても興味を示してくれるというか。その感覚がうれしくて、もっと日本を知ってもらいたい、日本の良さを伝えたいという思いが強くなっていきました。

しかし、最初は苦労もありました。とりわけ自分は会話の経験がほぼまったくなかったので、リスニングがほとんど出来ませんでした。留学二日目だったと思いますが、同じ寮の同じフロアに住んでいた、ナイジェリア人とアメリカ人とコロンビア人の友達と近くのコンビニに買い物に行ったのですが、彼らの会話がまったく聞き取れず、自分だけ会話に混れず辛い思いをしたことは、今での心の中に強く残っています。それはもちろん自分がリスニングできなかったといのが理由ですが、その三人ともにまったく違う、それも独特のアクセントがあったというのも理由の一つだと思います。今まで、学校の教材などで使われていた、自分が当然だと思っていた英語は全て綺麗な、ネイティブスピーカーによって発せられていた英語であり、その音だけに慣れている自分には、世界各国の発音に対応することはまだできませんでした。しかし、同時にその時気付いたのは、別に完璧な英語を話す必要はないということでした。よく日本人は英語が下手だと言われますが、それは綺麗に発音できないからと萎縮して話す練習をしようとしないからだと思います。彼ら三人の会話を聞いていて、自分の英語に恥ずかしさを覚える必要はない。堂々とジャパニーズイングリッシュを貫こうという意思が芽生えました。これは、なかなか日本にいるとわかりにくい感覚かもしれません。

同じ寮の世界各国からの学生や授業、また現地のスウェーデン人との会話を続けるうちにリスニング力は上がっていったと思います。スウェーデン人はみんなとても上手にそして綺麗な発音で英語を話せるので、英語学習には良い国だと思います。おそらく非ネイティブの国の中では、一番英語が上手い国ではないでしょうか。テレビでは常にアメリカの番組が流れており、ほぼ全員がスウェーデン語と英語のバイリンガルという感じでした。

スウェーデンでの生活は非常にゆるかったです。授業は週に二、三回1日3時間程度で、あとはずっと自由時間という感じでした。しかし、授業のシステムが日本と違い、毎月末に試験があるので、なかなか気は抜けませんでした。授業は全て英語で開講され、専門的な内容だったので、前半のセメスターはかなり単位を失いました。テスト形式も日本と違うので、要領を掴めなかったのが痛かったです。プラスアルファ、私は現地の学生とよく遊んでおり、遊び過ぎも成績が悪くなった原因の一つだと思います。後悔はしていませんが。

 スウェーデンは地理学的理由から、夏は昼が長く、冬は夜が長いというギャップがすごいです。冬場は気温が-20度ぐらいまで下がり、全て凍ります。

太陽は昼11時くらいに登り始め、3時頃にはもう沈み始めます。この気候から、

スウェーデンでは冬場鬱になる人が多いらしく、自分も冬の間は体調が優れなかったです。気持ちが暗くなります。逆に夏は夜11時半くらいまで明るく、気温も全然高くないので最高でした。私が滞在していたベクショーという街は、とても田舎で何もなかったので、だいたい、パーティしたり、お茶を飲んだり、何もすることはないところでした。自分は現地の学生とひたすらゲームをしていました。そのゲームのヨーロッパ最大の大会がスウェーデンで開かれるというので、友達とヨーテボリというスウェーデンで2番目に大きな街に一緒に行ったこともありました。

 スウェーデンは地理的に旅行するのに適していました。どのヨーロッパの主要都市へも短時間でしかも安く行くことができるからです。自分は他の学生おと比べると旅行はしませんでしたが、行った国を挙げると、ノルウェー、ポルトガル、チェコ、オーストリア、トルコ、ギリシャの六カ国です。どの国も良かったですが、ノルウェーは物価が異常に高かったです。スウェーデンの2倍くらいしたと思います。逆にチェコ、トルコ等は安く良い国でした。トルコは、親日でみんな優しかったですが、ISISの関係もあり、行くときはくれぐれも気を付けてください。実際自分が乗り継いだトルコの空港で、乗り継いだ日の三日後にテロが起き、約40人以上がなくなっていました。自分が居たまさにその場所が、粉々になってテレビに映っているのを見て恐怖を覚えました。

 総じて、スウェーデンでの生活、旅行中の出来事を含め、いろんな経験ができました。初めて日本離れてみて、日本という国が世界からどう見られているのかを知り、また自分の日本という国に対するイメージが変わった一年でもありました。今後の目標ですが、留学を通してもっといろんな国を見てみたいという気持ちが強くなり、もう少し海外で生活してみたいと思っているので、外国に長期滞在できる方法を今後模索していくつもりです。

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