リヨン第3大学留学レポート

リヨン第3大学【2014年度前期帰国】

レポート作成K.K

留学を振り返って

留学を充実させるためには渡航前に勉強しておくことが大切だと多くの留学経験者が言いますが、実際行ってみてそれが本当だとわかりました。授業だけでなく、友達を作るためにももっと話せればともどかしくなることが多かったです。
最初は住居の契約、銀行口座の手続き、授業登録等大変なことが多く、しかもそれらをフランス語で行わなければならないのでかなり疲れました。なるべくストレスの少ない生活を送れるように、勉強も含め渡航前の準備は計画を立ててしっかり行うことが重要だと思います。
リヨンは学生が多くてフランスの中では比較的治安がよく、店もたくさんあって大変住みやすい街でした。街の規模が小さいので、天気の良い日はメトロに乗らずに歩いて出かけると気持ちよいです。しかし、いくらリヨンの治安が良いと言っても、日本と比べると注意しなければいけない点は多かったです。留学して最初に驚いたのが物乞いの多さでした。フランスでは駅や路上など至る所で物乞いに遭遇します。貧しい人が多いので、スリにも気をつけなければならなかったです。
留学してすぐの頃はほとんど知り合いがいない状況で頼れる人もいなく不安でしたが、あまり日本人留学生達と固まらないように心がけました。今振り返って、今回の留学の中でそれが良かった点だったと思います。フランス人の友人とは休日にホームパーティーをしたり、実家に招待してもらったりしてフランスの文化を学ぶことができました。
留学をして、日本では体験することのできない本当のフランスを良い面も悪い面も多く知ることができました。同時に今まで気づくことのなかった日本の文化や日本人の習性について顧みる良い機会にもなったと思います。「フランス人」「日本人」という型にはまった見方や分類はあまり好きではないですが、実際にお互いの文化を比較すると、その文化の違いを作ってきた背景に気づくようになり、自分自身の考え方にも影響するようになりました。この留学の経験を今後活かして行きたいと思います。