アリカンテ大学留学帰国レポート

アリカンテ大学【2014年度後期帰国】私費

レポート作成M.R

 はじめに

 私は2回生の後期で私費留学をしました。スペインは、志摩スペイン村というテーマパークの影響で始めたフラメンコをしている私にとって憧れの国でした。この留学は夢が叶った貴重な経験であり、今までの人生で最も充実していたといっても過言ではないほど、中身の濃い半年間となりました。もちろん苦い思い出もありますがその辺も踏まえつつ、留学前から留学後の私の状況とスペインやアリカンテの良さ、魅力などをここで伝えられることができればなと思います。

AlicantePaella

 

 <留学前>

 スペインへ留学となりますと、もちろんスペイン語を勉強することになりますが、現地にいってしまうと日常生活は英語ではなくそこも当たり前ですが、スペイン語です。私は国際文化学部なので、スペイン語の授業は2回生の前期から週に1度授業があるだけでした。留学を決めた当初は挨拶程度しかできませんでした。英語もろくに出来ませんでしたし、中国語専攻でしたので、大学生活は中国語に力を入れていました。そのため自分はスペインで人と話せるのだろうかととても不安でした。しかしどうにかなるだろう、大学で週1回の授業ならもう今現地に行ってしまって習った方が早い!ということで留学することに決めました。(どうにかなると思っていたものの、飛行機の中で急に焦りだしてずっと使えそうな文章をノートに書き写しましたが…)今思えば、出発するまでの間本屋で売っているスペイン語の教材を一応見て書いてある文章や文法を勉強しましたが、授業が基本的に文法を習うことが多かったので、それだったらせめて単語を一つでも多く覚えていった方がよかったなと留学して後悔しました。日常生活を送るうえで一番大切なのは、どれだけ単語を知っているかであると実感しました。

 

 <留学中>

語学

 現地に行って一番初めに困ったのはやはり語学面です。私はホームステイであったので、ホストファミリーとの会話には苦労しました。というか、初めは8割わからなかったです。しかし、ホストファミリーはジェスチャーをつけたり、ゆっくり話してくれ、また私が辞書で調べている間も待って話を聞いてくれたり、とても良くしてくださいました。また大学の中にある語学学校の授業は始め一番下のレベルであったこともあり、ABCの発音からでした。このクラスの担当の先生がとても明るく面白い先生で、授業もわかりやすかったです。しかし上のクラスに上がるにつれ、どんどん難しくなり、ついていくのに必死でした。進むペースもとても早く、先生によって授業形式もかなり異なります。ただ、勉強すればするほどホストファミリーや友達、日常生活でカフェの店員さんなどと会話ができるので、勉強のしがいがありました。また、習ったことをすぐに使うことでより身についていった様に感じました。これは留学に行かないとなかなかできないことだと思います。

日常生活

 次に私の留学中の勉強以外の過ごし方とアリカンテについて紹介したいと思います。平日の授業は私の場合基本9~12時まででした。そのため午後はほとんど時間があります。最初の一か月は授業内容もそれほど難しくなかったので、正直毎日のように出かけていました。ビーチに行ったり、ビールが安い日は必ず飲みに行き、タパスを食べたり、友達の家で料理を作ったりしていました。しかし、クラスが上に上がるにつれ宿題が増え、予習、復習が欠かせなくなり、図書館にこもっている日もありました。しかしお昼ごはんは友達と学校近くのレストランに行ってたくさん食べて、話をしてリフレッシュしてから勉強をしていました。また、図書館は図書館でも学校内ではなく、街の海沿いの図書館に行ったり、Wi-Fiが使えるのでMac Cafeで勉強したり、勉強以外にも楽しめること、場所がたくさんあり、一緒に頑張って勉強する他国のクラスメイトにも刺激をうけました。勉強と遊びがぎゅっと詰まっている日常生活であったような気がします。だからとても充実していたのだと思います。

 そのほかに、ホームページで探して家の近くのフラメンコ教室にも週2回で通っていました。「スペイン語をあまり話せません」と伝えると、「フラメンコは言葉ではなく見て(音を)聞くことが大切だから大丈夫だ」と言ってくださいました。レッスン中も先生はわかりやすいように説明してくださいました。スペイン人の中に混じってレッスンを受けるのは初めてで、不安でしたが、生徒のみなさんとおしゃべりもできて、中には日本に興味がある方もおられました。勉強以外にも現地でしかできない体験をできたことは自分にとってとても貴重な体験になりました。

 また、土日を使って旅行にも行きました。グラナダとバルセロナ、そしてクリスマスマーケットの時期にドイツにも行きました。欲を言えば、せっかくヨーロッパにいたのですから、他の国にも行きたかったなと思います。ただ、旅行はほんとうにお金がかかります…

con Helencerveza y tapa

 

<留学後>

 帰国後はスペイン語をもっと話せるようになりたい、という気持ちが留学前よりも強くなり、今現在龍谷大学でスペイン語の授業を受けています。日本語で習うと勘違いしていたことに気づいたり、より明確に理解できて勉強していてとても楽しいです。チャンスがあれば交換留学や、次のスペイン語検定DELEにもチャレンジしようと考えています。また、イスラムとキリストが融合したアルハンブラ城を訪れて、スペインの建築、宗教に感動し、さらにジプシーの人たちと話をして、踊って、スペインの歴史などにも興味を持ちました。これらのことも今後国際文化学部で研究していきたいと思います。

 

おわりに

 スペイン留学は大学生のうちに必ずしたいと思っていましたが、2回生になっていきなり、今行きたい!と思い、4月から行動し始め、何とか間に合いました。今思えば行きたいと思ったあの時に留学に行けて良かったなと思います。大学生活はあっという間に時間が過ぎてしまいます。きっと私は後回しにしていたら後悔していたと思いますし、語学はゼロからでしたが行って得られるものはたくさんありました。また帰国して残りの大学生活で学びたいものが見つかりました。特に英語圏以外で大学の授業で週一回程度、またはやっていない言語の国であっても興味があるのならば思い切って行ってみることをお勧めします。語学留学に行くのだから向こうで基礎からしっかり勉強する、という気持ちで行けばいいと思いますし、また日本語からではなく現地の言葉でその言語を学ぶ、というのもプラスになる部分もあると思います。