東フィンランド大学留学帰国レポート

東フィンランド大学【2014年度前期帰国】

レポート作成K.F

派遣先大学:東フィンランド大学(Itä-Suomen yliopisto)

ヨエンスー(Joensuu)キャンパス

所属学部:Philosophical Faculty

☆生活について

1か月平均:7万円

家賃:約3万円

食費:約2万5千円

フィンランドはとても安全な国の印象でした。フィンランド人は、優しい人が多く、仲良くなるとよく話す人が多いです。街中を歩いていても、特に危険なめに遭うこともなく安心して過ごすことができました。

私は、8月~12月まではJoensuu Elliの管理するLatolankatu 9というアパートに住んでいました。大学からは4~5kmのところにあるアパートのため、毎日自転車で通っていました。Latolankatuでは、ロシア人とフィンランド人の学生との共同生活でした。各個人1人部屋があり、キッチンやトイレ、シャワーは共有でした。そのため、週ごとに掃除当番を決め、フラットを綺麗に保つようにしていました。1月~帰国までは、日本人の学生がルームメイトを探していたこともあり、PKOの管理するRiverside Residence(R.R)という所に引っ越しました。ここは、City centerや大学にも近く、家賃がLatolankatuと比べると少し安くなったことも引っ越しを決めた理由の一つです。また、R.Rは元ホテルで大きなキッチンを大勢と共有していました。そのため、キッチンに行くと、必ず誰か留学生がいて英語を話す良い機会になりました。R.RのキッチンではSpanish DinnerやJapanese Dinnerなど、各国の学生が自国の料理をふるまうイベントをしていました。

年末年始の長期休暇には、ドイツやチェコ、フランスなどに旅行に行きました。一度ドイツに渡ってしまえば電車などで安く移動できるので、お勧めです。フィンランドだけでなく、ヨーロッパの様々な国を訪れたことで、多様な文化に触れる事ができました。旅行中のハプニングもありましたが、それも含めてとても良い経験ができたと思います。

☆授業について

特に印象に残っている授業について少し紹介したいと思います。

・Introduction to Finnish School Life

この授業は、講義を受けたり、大学に併設されている小学校の授業を実際に見学に行くことができたりする授業でした。小学校の授業見学はそれぞれ担当の学年を振り分けられ、好きな時間に授業の見学に行き、そのクラスの担任の先生にサインをもらいます。授業の見学は、英語に限らず、フィンランド語で行われる国語や算数、社会や体育もありました。フィンランドの文化を体験する一環として、先生の自宅に招待され、学生みんなでクリスマスパーティーをしました。各国のクリスマスの歌を歌ったり、フィンランドのお菓子シナモンロールを先生の指導の下、学生同士協力して作ったりしました。なかなか一軒家のフィンランドの家を訪れる機会がなかったし、とても楽しかったので印象に残っています。

・Finnish1

フィンランドで生活するのに必要な最低限のフィンランド語を学ぶ授業でした。担当の先生の英語は聞き取りやすく、ジェスチャーなどを交えて説明してくれるのでとても分かりやすかったです。基礎のアーコセットから15種類ある品詞のうちの数種類、数字の読み方、基本的な挨拶や発音などフィンランドでの生活に必要なものを学びました。課題として、いくつかのフィンランド語を含んだ(フィンランド語と英語を混ぜて書いた)エッセイも評価の一つでした。テストは中間と期末2回に分けてあり、中間は主にReadingとListeningで、期末はListening、Reading、Speaking、Writingがありました。授業は、Speakingが基本で、テキストを隣の人とペアになって読んだり、グループワークをしたりと様々なアクティビティがあったので楽しく学ぶことができました。

・Cultural Heritage and Craft Education

この授業は日本における工作のような授業でした。1番初めの授業で、自分の思い入れのある作品について紹介しました。講義内容はフィンランドの伝統文化を学びながら、実際に自分たちで作品を作っていくものでした。作った作品は、Ryaや編み物などでした。この授業はフィンランド人の学生も履修していたのでペアを作り、教えてもらいながら作品を制作しました。講義だけでなく、街の中心にある博物館に行きカレリア地方の歴史を勉強したり、そこで伝統文化についてさらに詳しく学んだりしました。博物館では、伝統文化だけでなく現代の文化を知ることもでき、過去と現代の文化の違いを比較したりしました。座学だけでなく、実際に作品を作ったり博物館に行ったりすることでとても楽しく授業に参加できました。

☆最後に

私の大学入学の際の目標の一つが、留学することでした。今回、約9か月フィンランドで過ごしてみて、自分が思い描いていた留学とは少し異なりましたが、とても良い経験が出来たと感じました。留学前は、何か新しいことをするとき、心配や不安ばかりを考えていて、なかなか挑戦できませんでしたが、帰国してからは、とりあえず挑戦してみようと考えるようになりました。もし、ダメだったときは、その時に新しい方法を考えればいいのだと思うようになりました。海外で長く暮らすことは、初めてだったので、最初は一人で買い物をするのにもどきどきしていましたが、帰国前には、一人でヘルシンキに旅行に行くなど行動的になることができました。留学して一番つらかったことはやはり語学です。友人と話しているとき、英語がわからないと話に入っていくことができず、とてもつらい思いをしました。後半になると、英語もある程度は理解できるようになりました。そうなると、友人との会話を楽しむことができるようになりました。留学前は、留学すればある程度は英語を話せるようになるだろうと考えていましたが、いざ留学してみるとそう簡単にはいかず、大変な努力が必要だと感じました。留学前にもっと日本で英語を勉強しておけば良かったと強く思いました。今回の留学で、外国で生活することの大変さ、異文化を知ろうとする重要さ、自分の知らなかった世界を知ることの楽しさ、新たなことに挑戦する楽しさなどを学びました。現地についてしまえば、自分でどうにかするしかないし、そこで度胸がつき、どんなことも楽しめるようになると思います。少しでも、留学に興味がある人は、挑戦してみることをお勧めします。