アリゾナ大学留学帰国レポート

アリゾナ大学【2014年度前期帰国】

レポート作成I.A

期間:2014年3月8日~2014年8月28日

<住居について>

私の場合ホームステイでしたが、アメリカ人のホスト1人があと2人に部屋を貸していたので、共同生活のような感じでした。アメリカ人の女性と中国人の男性で、両方とも社会人でした。事前にその情報は聞かされていませんでしたが、良い方たちですぐ仲良くなれました。自分の部屋以外は共有しているので常に清潔に保ち、休日には誰に言われるでもなく、キッチンやバスルームなどの掃除を各自、気づいた人がやっていました。

他の滞在方法としては、もちろん大学の寮に入ることができますが、費用はホームステイより高くなります。寮は一人部屋でトイレ・シャワー・洗濯機が兼用です。食事システムはありません。

<医療事情>

大学内に、学生ならいつでも無料で治療を受けられる施設があったので、何かあれば一般の病院より、そっちに行こうと思っていました。(実際に利用することはありませんでした)また、大学の至る所に緊急ボタンが設置されており、それを押せばすぐ駆けつけてくれるシステムになっていました。

<治安・衛生状況について>

日中は特に不安なく過ごせましたが、夜になると大通り以外のほとんどの場所がとても暗くなるので、出歩かない方がいいと言われていました。授業後、課題や勉強をするために図書館に残るのも、遅くても20時のバスに乗って帰宅するようにしていました。ホームレスも時々見かけました。治安はあまり良くないと聞いていましたが、常に気を付けるようにしていたので、実際危険な場面に遭遇することはなかったです。道端などにポイ捨てされたごみなどはほとんど見かけなかったので、衛生状況は良い方だと思います。

 

<支出>(1か月平均額)

宿泊費(ホームステイ/朝晩食事込み):66,000円

食費:15,000円

交通費(通学はバス):6,000円

図書・学用品:2,000円

衣服費:2.000円

教養娯楽費:10,000円

雑費:3,000

合計:104,000円

 

渡航・帰国費用:235,000円

授業料(2セッション):967,000円

1US$=100円

 

<授業について>

初めのセッションはプレイスメントテスト(Reading, Listening, Writing, Speaking)を受け、7段階のレベルに分けられます。授業が始まってすぐは、先生の話すスピードが速く付いていくのが大変でしたが、1ヶ月もすれば耳が慣れ、授業中の作業や課題もこなせるようになりました。各授業、A~Eの5段階で成績評価されます。次のセッション以降のクラスレベルは、前回のセッションの成績によって決まるので、プレイスメントテストは行いません。A~Cなら基本的には1段階上のレベルへ進級、DもしくはEならもう一度同じレベルのクラスになります。

2014 SpringⅡ (2014/3/17~2014/5/9)

*Oral Communication(level 40)

2種類の絵や文章が書かれたプリントのどちらか1種類を渡され、異なるプリントを持つパートナーに説明をするという授業をよくしました。テーマと時間、パワーポイントのスライド枚数が決められたプレゼンテーションもしました。

*Written Communication(level 40)

英語でエッセイを書く際のパターンやルールを学びつつ、実際に3種類、各5パラグラフのエッセイを書きました。毎回の授業で1パラグラフずつ進めていくというスピードだったので正しいエッセイを書きあげることが出来ました。

*Reading Skills (level 40)

テキストの文章を中心に読み、定期的に単語のテストを行うというものでした。英語の字幕で短い動画を見たりもしました。テキストの文章はそれほど長くはなく、単語も特別難しいものや専門的なものは出てきませんでした。

*Grammar (level 40)

比較級や現在・過去完了などを習いました。内容的には中学校や高校で学習してきたようなもので、正直物足りないと感じる時もありましたが、日本で習うことのなかった、ネイティブならではの使い方や解釈の仕方などを知ることが出来ました。

2014 Summer(2014/6/16~2014/8/8)

*Oral Communication (level 50)

テキストを進めるだけでなく発音練習やイディオムを覚えるためにゲームをしたりしました。また、大学のキャンパスにいる人にインタビューをしたり、博物館やプラネタリウムへも見学に行きました。

*Written Communication (level 50)

前回のセッションと進め方はほぼ同じでしたが、課題となるエッセイは授業時間内に書くのではなく、宿題として出されました。

*Reading Skills (level 50)

この授業は個人的に一番苦労しました。テキストの文章は長いものばかりで内容も難しくなったにも関わらず、授業時間内でそれらの文章を読むために与えられた時間は私にとってはとても十分と言えるものではありませんでした。なので、授業時間外での予習・復習を欠かすことなく、より時間をかけて取り組みました。

*Grammar (level 50)

関係代名詞・副詞や助動詞、動名詞・不定詞などを学習しました。複雑な文法を英語で説明されることによってより混乱することもありましたが、一つずつきちんと理解し次へ進むことが出来ました。

*Evening Program (1セッションのみ)

このイブニングプログラムは必須ではなく、希望者が別料金を払い、週2回、全授業後の午後6時から2時間の授業を行うものです。日中の授業を取っていなくても受けることができるので、クラスメイトは、昼間は仕事をしている社会人や主婦の人がほとんどでした。reading, listening, writing, speaking, grammarと全体的にバランスよく学べる授業内容になっていました。学校のあるツーソンから、自分が訪れてみたい場所や国・街までの行き方・時間・費用などを調べて発表するプレゼンテーションが印象的でした。歳の離れた人たちと友達になれて、日中とはまた違った雰囲気の中で授業を受けることができました。

 

<留学を終えての感想>

私の留学したアリゾナ大学はとても乾燥した地域にあり、雨はほとんど降りませんでした。7月、8月は気温も40度近くまで上がる日が続いたので、常に熱中症や脱水には気を付けていました。このような地域でなくても、留学中はストレスが溜まりやすく、体調も崩しやすいので体調管理には十分注意しなければなりません。また、この地域のように、日本と気候が全く異なる所へ留学する場合は特に念入りに事前に調査し、持っていく服などを決める必要があります。しかし、服などはあまり多くは必要ありません。留学先で必ず増えるので、1週間分あれば十分だと思います。

私が持っていけばよかったと思ったのは、家族の写真です。仲良くなると家族を見たいという人が多かったのですが、写真があまりにも少なく残念がられることが何度かありました。外国の方は家族との写真や自分の小さいころの写真をとても大事にしているので、必ずと言っていいほど何かの機会に家族を紹介する場面があると思います。

アリゾナ大学のあるツーソンという街は建物と建物の距離が遠く、ブロックも大きいです。日中は気温が高すぎるため、歩いている人はほとんど見かけませんでした。通学などの移動にはバスが使えますが週末はストリートによっては本数が激減するところもあるので、自転車があれば便利だと思います。しかし、交通ルールは国や地域によって異なるので、細心の注意が必要です。

留学中の支払は基本的にクレジットカードで済ましていました。クレジットカードを使う際に意外と忘れがちだったのが、日本より物価が高いということです。日本で買い物をしている感覚でカードを使っていると気づかない間に上限間際になっていることが何度かありました。ホームステイ費はホストに直接現金で支払わなければならなかったので、キャッシュパスポートを使って学校内や家の近くの銀行ATMから引き出していました。このような大金を払わなくていいとしても、キャッシュパスポートはもっていた方が絶対便利です。

私は留学してすぐではなく、約2か月経った頃にホームシックになりました。最初は来たかった所にやっと来られたという喜びもあり、毎日が新鮮に感じられていましたが、2か月も経つとそれらがだんだん薄れてきて、とても日本が恋しくなりなした。それまで学校と私生活の両立でただひたすら必死に毎日を過ごしていましたが、初めのセッションが終了し休みの期間に入ったので、追いかけるもの、目標にするものが見えなくなってしまったことが、ホームシックに陥った原因だと思います。その頃は英語に触れることが怖くて、億劫で、自分の部屋から出ることさえ憂鬱でした。しかし、ある時友達数人で食事に行きました。そしてこの先自分はどうしたいかという話題になりました。「アリゾナ大学に入学して○○を勉強したい」とか「将来はアメリカで○○の仕事に就きたい」といった、とても前向きでしっかりした友達の目標を聞き、まだ、もう無理だと逃げ出せるほど、私は何もやりきっていないのに、立ち止まっている場合ではないと感じさせられました。そして、留学をさせてもらっているという立場を再認識し、以前より意欲的に勉強に取り組むようになりました。この挫折は、留学中の私をひと回り大きくしてくれたと思っています。