カルガリー大学留学帰国レポート

カルガリー大学【2017年度前期帰国】交換

レポート作成T.T

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・所用経費

支出(1ヶ月の平均的金額)

宿泊費

8万円

食費

3万円

交通費

0円

図書・学用品

0円

医療費

0円

衣服費

1万円

教養娯楽費

1万円

雑費

2万円

合計

15万円

 

渡航・帰国費用

 20万円

授業料等(年間)

         0円

1カナダドル=約85

 

・住宅について

<住居の種類>

大学寮

<留学先での住居に関するアドバイス>

日本人の交換留学生はほとんど大学内の寮に住んでいましたが、日本人の大学院生の方の話によると、ホームステイや、一人暮らしをした方が半額近く安くなるそうです。ただ、特に冬など気温がマイナスになり、とても寒いので、車のない交換留学生には大学内にある寮に住まれた方が便利だと思います。大学内には寮が複数あり、アメニティに差があります。その中でおすすめなのはCascade Hallです。Cascade Hallには、部屋のタイプにもよりますが、4人部屋だとユニットバスが2つの4LDKです。キッチンには電子レンジとオーブンとガスコンロがります。そして各々の部屋の中には机とベッドとクローゼットと小さいタンスが一つずつ備わっています。ネットも繋がっています。特殊なことをするつもりがなければ、何も問題ない寮だと思います。慣れてきたら、ホームステイやルームシェアなどをしてみるのも楽しいのかなとも思います。

 

・医療について

 ①1日以上入院する病気・怪我をしなかった。

 ②留学にあたって龍谷大学の指定する保険以外に加入した。しかし保険は利用しなかった。

 

・留学先の治安・衛生状況

治安はすごく良く、人種差別を受けたことは一度もありません。それどころか、一度大学の建物にアンチイスラム教のポスターが貼られた時は、見つかったその日のうちに大学長がメディアを集めてそのことを告白し、大学の公式ホームページとツイッターとフェイスブックにも掲示していました。移民に寛容な人が多い印象です。ただダウンタウンの夜は薬物を使用している人に声をかけられたり、包丁で人を刺すような事件が起こることもあるそうです。個人的には8ヶ月ほどカルガリーにいて危険な出来事は起きていません。衛生状況の面でも問題はありませんでした。ただ小さなことですが、寮内に洗濯機があるのですがそこで洗うと、白人の毛がくっついてくるので暗い色の衣服には目立ちます。

 

・受講した授業とその内容について

Introduction od Indigenous Studies

カナダの先住民を他の国にいる先住民とリンク付けて勉強しました。先住民の社会、彼らが直面している問題は何かそしてそれにどう向き合っているか、先住民以外のカナダに住む人とどのような関係なのかを知るための授業です。教授と学生の中にも先住民の子孫の方がいて、彼らに課題やテストなどいろいろ手伝っていただけたので楽しく学習できました。

 

Issues & Trends in World Politics

国際的な政治の問題について幅広い知識を持つための授業です。国際政治のコンセプトとセオリーと諸問題についてをより深く学べます。国際的なシステムにおける戦争と平和の問題について、グローバリゼーションにおける国際的な貿易のトレンド、今起きている国際問題について取り扱いました。国際政治学を専攻する長崎大学からの交換留学生の友達ができたので彼と彼の友達と一緒に勉強しました。彼らは専門的に勉強しているのでいろいろ教えてくれたおかげでなんとか授業についていけました。

 

Introduction to Canadian Studies

inquiry-based のリサーチの授業で変わりゆくカナダを、歴史的、社会的、知的、政治的、地理的、宗教的、文化的、民族的、性別的、教育的、地域的、経済的な力を通して見ていく授業です。カナダを老定義するか、そして今日までどのように変わったか、カナダのアイデンティティーとはどのようなものなのかをみる。カナダのコンセプトを形作る知的で物理的な文化を自分たちが使う時間、空間、場所を問題か、複雑化することによって探求する。この授業では、重要な歴史的コンセプトについて本を読むこと、レクチャー、リサーチ、ディスカッションを通して見ていく。

 

Psychology of Everyday Life

心理学を専攻していない学生に向けてのクラス。心理学における重要なセオリーとリサーチの方法、心理学の発見を理解するための授業。心理学についての理論やリサーチを効率よくしていくための知識やスキルの向上に重きをおく。日々の生活で起こる問題を通して、心理学が個人的もしくはプロフェッショナルな生活にどのように使われるのか、いくつかの方法をデモンストレイトする。生物学および社会科学としての心理学、日々の生活の理解に応用できる領域、無意識のうちにする振る舞いやメンタルの問題の理解、クリティカルシンキングについて勉強する。

 

Politics of the Global South

Global Southの国々の経済を比較的、国際的、政治的な面から見る批判的なイントロダクションの授業です。学術的な質問としてのdevelopment studiesをデモンストレイトする理論や方法を学習する。発展についての比較学習についての論理的ディベートも行う。Southという語の起源、定義、学術的な使用法などを知る。Global Southが植民地であった頃から現在に至るまでの社会的変化を詳細に見ていく。国が独立し、国として栄える時に起こる問題の原因を見る。冷戦中と冷戦後のGlobal Southの国際関係学を勉強する。1945年から出現したglobal southのくにぐの形成や発展プロジェクトの似ている点と異なる点を通して、たくさんのcase studiesをみていく。


Development Studies

 過去60年間にわたり形成されてきた、global development thinkingとglobal development policyとglobal development practiceの理論的・方法論的ディベートとアプローチの理解。Developmentに対して、異なる理論的なアプローチが出現した歴史的状況と、現在における先進国と発展途上国の意味について特に注目する。国単位と国際的なcase studiesを基にし、developmentという単語の意味と貧困・不平等・不公平などの複雑な問題の出現の歴史的背景を見る。学生は世界がまだ未開発中であるとされていることについてのアナライズと、発展するための解決策を探すことになる。常識や、ある一つのセオリーに絞られずに、新しい方法を考え、発展問題について考えることが求められる。植民地主義、地域主義、移民、多民族主義、民族の多様性、カナダのアイデンティティー、人種主義、性差別主義、階級主義についても勉強する。

 

Canadian Society

カナダは世界で裕福な国の一つであるが、まだ価値のある社会的な資源は不平等に分配されている。この授業では現在のカナダの社会を批判的な社会学の観点から見ていく。歴史的に今日のカナダを形作った社会構造についてディスカッションする。現在カナダが直面している社会的、文化的、政治的、経済的な問題についても見ていく。それらの問題が出現した社会的、歴史的状況を見る。今のカナダの生活を社会的な階級、力、性別、人種、民族、州そして他の社会的な現象がどのようにして形づけたのかみる。

 

留学を終えての感想

渡航前にしておいたほうがいいこと – これさえしとけば大丈夫というものはないと思いますが、今の自分が留学で成し遂げたいと思っているゴールや自分の理想のイメージを固めるといいかもしれません。そして自分がこれから行く国で、やってみたいことがあれば、留学がより楽しいものになると思います。そしてその好きなことをやっている時に自然と英語を使うことで、無理なく楽しく英語力もあげられるのではないかと思います。

 

渡航の時に持っていった方がいいもの、持っていかなくてよいもの(PCや服装) – カルガリーに留学する場合、日本食も含めて基本的になんでも売っているので、どうしても不安なもの以外は必要最低限のものしか持ってこなくても必要ないと思います。スーツケースに余裕がない場合、冬の寒さをしのぐための衣類は現地調達してもいいと思います。

 

留学先でのお金の払い方や日本からの送金方法・銀行利用法 – ほとんどのお店でクレジットカードやデビットカードが利用できます。なので現金は数千ドルだけ念のため入れておく程度で生活できます。日本から送金してもらったことはありません。

 

留学先の気候 – 気温の感じ方は人それぞれなので一概には言えませんが、冬は予想を超える寒さです。どれだけ厚着しても2時間以上外にいるのは身の危険を感じてしまうほどでした。大学の寮から校舎まで歩いてほんの数分ですが、朝は特に、それだけで起きることすら億劫になってしまうこともあるかもしれません。覚悟といったら大げさですが、しといたほうがいいと思います。

 

大学について感じたこと・大学周辺の治安・留学中の食生活について – 勉強に熱心な学生がたくさんいます。当たり前な話ですが、勉強をしに来ている学生が多いです。なので、授業についていけなくなったら、まずクラスメートや教授に相談して見てください。きっと案を考えてくださります。治安の面ですが、何かトラブルに巻き込まれたときは、「ヘルプミー!」と叫べば、日本人差別などはほとんどないので周りの人が助けに来てくれるはずです。食生活については、上にも記しましたが、寮にキッチンがあるので自炊もできますし、大学内にいくつか食堂もあるのでそちらも利用できます。ただ食堂はとても高いです。安くても7ドルぐらいです。留学を機に、生活に慣れたら自炊をし始める留学生が多かった印象があります。

 

留学中の旅行について – 1セメスターが終わって、友達とニューヨークに5日ほど行きました。カナダとも違うカルチャーショックや年越しのカウントダウンなど言い出したらきりないほど楽しい時間でした。お金がかかることなので簡単に言うことはできませんが、余裕があればあまり深いこと考えずにどこかに旅行することを勧めます。自分では想像できなかった信じられないことをたくさん経験することになると思います。

 

留学して一番良かったと思えること – 一人の時間が多くなるため、自分の理想を考えるきっかけとなり、自分が本気でやりたいと思えることが見つかったことです。留学の目的は人それぞれだと思いますが、きっと留学が終わった人で一番良かったと思えることが英語力が上がったと言う人は少ないと思います。厳密には英語力が上がったことはうれしいけれど、それよりも満足できるものがあるということです。

 

留学して一番辛かったこと 留学前と留学中との考え方やイメージのギャップ – 英語しか武器がない自分が英語を活かす仕事に就きたいと思えないことがわかった時です。日本で働きたいが、転職がしづらいと言われていて、大学二回生にもなって自分が本当は何が好きでどんなことをしたいのかが全く分からなくなり不安になりました。尊敬する大学院生が二人近くにいたので、相談させてもらい三ヶ月迷い続けましたが見つけることができました。

 

留学を終えた今、自分が感じること – 残り60年ほどの人生を楽しむために、自分の理想を考えることも大事ですし、それに向かって行動することも重要ですが、やるべきこともしっかりやらなくてはいけない、文字にしたら誰にでもわかる当たり前のことですが、これを強く感じています。ただ大学入ってから、武器が英語だけでは不十分で、もう一つなにかに強くなりたいと思っていたので、それを見つけることができたのでこの留学はかけがえのないものになりました。

 

今回の留学を今後どう生かしていきたいか – 後悔していることが一つだけあるのでそれを忘れずにしつつ、小さなコミュニティでいいから、将来、周りの人にいい影響を与えれる存在になれるように成長していきたいです。