ゴンザガ大学留学レポート

ゴンザガ大学【2016年度前期帰国】私費

レポート作成K.T

わたしは今年の3月から8月までの半年間、アメリカのスポケーンという街にあるゴンザガ大学に留学していました。 初めての長期留学を終えて、私のアメリカでの半年間は言い意味でも悪い意味でも想像通りではありませんでした。まず、留学を決心したのが遅かったのでそこからの手続きがギリギリで大変で、もっと前もって用意していればと後悔しました。また、英語力が留学で上がってから受けようと今までTOEICを受けたことがなかったのですが自分の英語力がどれぐらい伸びたのか測るためにも、留学前に受けるべきだったとも思いました。留学する上での持ち物についてですが、私の留学したゴンザガ大学のESLの授業はプレゼンやレポートの課題が本当に多くて、パソコンは絶対に必要でした。留学前にあまりアメリカの気候や季節を調べておらず、冬服をあまり持っていっておらず、3月のSpokaneはまだ真冬で毎日雪が降っているほど寒く結局何着か服を買わないといけない羽目になりました。留学先について、事前にもっと調べておくべきだったと思います。アメリカではキャッシュを使うことが少なくほとんどカードで支払いをしていました。キャッシュの引き出しにはキャッシュパスポートを利用しました。

私は、高校生のとき一ヶ月オーストラリアでホームステイを経験しているという理由で今回は寮を選びました。入居前は始めてのルームメイトや寮生活にわくわくしていましたが、実際ルームシェアをした2ヶ月は私にとって本当につらく、過酷でした。私のルームメイトはひとつ年下のアメリカ人の女の子でした。日常的に英語を話すいいチャンスだと意気込みましたが実際は生活習慣がまったく異なり、私は意見もあまり言うことができず彼女の生活習慣に合わせることしかできませんでした。例えば、私が夜に部屋で勉強していても部屋の電気を消されてしまい課題ができなかったり、朝私が寝ている時間でも爆音の音楽をかけたりなど理解に苦しむことが多かったのですが、もっと私から話しかけて自分の気持ちなどを伝える努力をするべきだったと思いました。結局彼女とはあまり仲良くなれないまま、2ヶ月の寮生活が終わってしまったのですが多文化を理解し受け入れることがどれだけ大変で難しいことなのか学ぶ、いいきっかけになりました。夏学期に入り、アパートタイプの寮に移ったのですがそこでも一人アメリカ人のルームメイトがいました。同じことは繰りかえさないように、自分から積極的に話しかけるように心がけた結果、お互いにご飯を作りあったり休日に遊びにいったりする関係になることができました。大学の食堂は、いろんな種類のブースがあり基本的にビュッフェタイプでした。おいてあるものもアメリカンフードばかりだったので、とても太りました。

私が留学したゴンザガ大学は、ESLはもちろん学部生や先生方もとても多国籍でした。また、日本人の数が少なく日本語を話す機会があまりなかったのでその点がよかったと思います。言葉が思うように通じない環境だったからこそ、自分の意見を口に出すということがいかに大切なことなのか、身をもって実感しました。母国語である日本語を話すほうが絶対に、意見や気持ちを詳細に伝えることができるのに、留学前の私はあまりそれをしようとしませんでした。授業風景を見れば、その違いはすごくわかりやかったです。ESLの授業では、発言するのが当たり前、むしろ生徒に「発言している」という意識はなくただ思ったことや質問を周りに共有しているだけなのだと気づきました。この姿勢はこれからビジネスの場面でも必ず必要になってくると確信しています。私は来年に就職活動を控えているのでアメリカで身につけた「自分の意見を発信する能力」を活かしていきたいと考えています。

半年という留学生活は決して長くはありませんでした。一日一日が充実しており、濃かったのもあると思いますが5ヶ月目あたりから英語力、特にスピーキング力とリスニング力が伸びたのを実感しました。ようやく思うように会話できるようになってきたころの帰国だったのですごく残念で名残惜しかったです。環境は変わりますが、帰国してからも英語の勉強は続けていきます。そのひとつとして、留学生支援サークルに入りたいと思っています。ゴンザガ大学にも似たようなサークルがあり、とてもお世話になりました。彼らのおかげで私の留学生活が充実していたといっても過言ではありません。なので、今度は私が龍谷大学に留学している海外の学生を支援する側になりたいと思いました。

 

 

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