トロント大学留学レポート

トロント大学【2018年度後期帰国】私費

レポート作成N.R

私はカナダのトロントのあるトロント大学(University of Toronto)に約9ヶ月間語学留学をしました。

 

小学生の時から夢見ていた留学にワクワクする反面、初一人海外に不安を抱きながら、羽田空港で家族に見送られたことを今でもはっきり覚えています。トロントに無事到着後ホームステイ会社の送迎ドライバーと合流し、これから9ヶ月間ステイする家とファミリーの元へ。私のステイ先は28階建てのコンドミニアム、フィリピン系カナダ人の3人家族でした。マザーとシスターがロビーまで迎えにきてくれて、そこで私は「遂にトロントにきたんだ。留学するんだ。」と実感が湧きました。マザーとシスターが優しく話しかけてくれましたが、当時の私には半分も聞き取れず、見かねたマザーがGoogle翻訳を使う始末。留学1日目にして自分の英語力の無さを痛感しました。学校が始まりクラスも決まり、私は40level(Intermediate)で勉強することになりました。

 

授業は主にReadingとWriting中心。Speakingを鍛えるため、学校が実施しているボランティアに参加したり、日曜日はファミリーと教会に行ったりショッピングに行ったりして、できるだけ英語を話さなくてはならない環境づくりをしました。1セメスターが終わり、Summer VacationではNYへ。NYはどこへ行ってもインスタ映えする場所ばかり。3泊4日があっという間でした。2セメスターからは、50level(High Intermediate)に上がり、40レベルとは比べ物にならないくらい難しい授業になり、授業についていくのがやっとでした。クラスメイトは英語を流暢に話せる人が多く、何度も自信喪失しました。その度に何度も先生やホストマザーに相談しました。その頃からトロントにも学校にも慣れてきて、クラスメイトと放課後や週末に遊びに行くことが増えました。韓国・中国・台湾・トルコ・サウジアラビアと多国籍のクラスメイトとの会話はどれも新鮮で刺激的でした。

 

3セメスターからは今までと違うSpeakingに特化したコースを受講することに決め、後半の3ヶ月間、自分の弱みであり留学で一番鍛えたかったSpeakingに重きを置くことにしました。クラスはHigh Intermediateでした。以前からクラスが同じだった韓国人クラスメイトとまた同じクラスになり、この時から私たちはほぼ毎日一緒に時間を過ごすようになりました。彼女と授業の話、クラスメイトの話等たわいのない話をすることにより、自分でもSpeakingが伸びてきたことを実感してきました。

 

4セメスターの終わりには、彼女ともう一人の韓国人、メキシコ人と私の4人でアイスランドに行きました。共通言語が英語だけなので、もし何か問題が起こったらどうしようかと少し不安もありましたが、とてもいい思い出になりました。アイスランドから帰ってくると、5セメスターのクラス分けテスト。私は遂にAdvanceのクラスになりました。クラスメイトは、ネイティブ並みに英語がペラペラな人がほとんどで、初めの頃はこの中に自分がいてもいいのかなどと思うことがありましたが、とてもいい刺激になりました。

 

また、死ぬまでにしたいことリストのうちの一つである、「オーロラを観る」為に、イエローナイフへ行きました。オーロラは自分が想像していたよりも大きく雄大で、鳥肌が立つほど圧倒されました。「留学=Speakingが伸びる」と安易に考えていた私は、留学をしている間自分のSpeaking力について何度も悩みました。その度に、ホストファミリー、先生、友達に助けてもらいました。留学を通して、英語力だけでなく世界中に友達ができました。私が仲良くなった韓国人クラスメイトとは、「妹」「オンニ(韓国語で親しい間柄で使う相性)」とお互いを呼び合い、帰国後もテレビ通話をするほどです。自分の中にある固定観念というものがなくなり、この9ヶ月で大きく成長できたと思います。私にとってトロントで過ごした9ヶ月間はかけがえのないもので、20年間生きてきて、最も充実した日々でした。IMG_7192IMG_6777 IMG_6864IMG_9909 IMG_2046 gAM56girR5aRuSilHt4JFwIMG_3494 4TiM83DGSZmqigtO%2bvkw 5a9e050e-074b-44f5-af17-62b61a5370aa IMG_5140IMG_5265