ゲルフ大学留学レポート

ゲルフ大学【2017年度前期帰国】私費

レポート作成H.Y

<ホームステイ>

私は10ヶ月間同じホームステイ先を利用しました。私のホストファミリーはオンタリオ州内の様々な場所に連れて行ってくれたり、カナディアン文化を熱心に教えてくれたため、ホームステイを選択して非常に良かったと思います。しかし、友人の中にはホストとのコミュニケーション不足や食の不一致によってホームステイ先を変更した人が何人かいました。もしホームステイに関して何か不満があるなら、勇気を出してホストに言うか、ホームステイを管理する大学側の職員に相談してみるべきだと思います。ホームステイするということは、その家族の一員になるということなので、家族の一員としてルールをしっかり守り、積極的にお手伝いをしたり、家族のアクテビティーに参加すれば楽しいホームステイ生活を築き上げることができます。

 

<医療事情>

私は現地の病院を一度も利用したことがないので詳しくはわかりませんが、一度インフルエンザにかかったとき病院に行こうとしたら、ホストファミリーに寝れば治ると言われました。ホストやプログラムの先生曰く、カナディアンは大怪我や大病でないかぎり、病院には行かないそうです。そのため、万が一の場合に備えて日本から普段使っている風邪薬などを持ってくることをおすすめします(実際、ゲルフにはWALMARTという大手スーパーマーケットやSHOPPERSというドラッグストアがあり、豊富な薬品を取り揃えているため、現地で薬が買えないわけではありません)。また大学内に学生専用の医療施設があるので、そちらを利用することも可能です。

 

<治安状況>

ゲルフの治安は非常に良く、街の中でホームレスを一度も見たことがありません。また、夜道を一人で歩いたこともありますが、身の危険を感じたこともありません。しかし、もしものことがあるかもしれないので、夜のダウンタウンや人通りの少ない道を一人で歩くのは避けたほうが良いと思います。

 

<学習面>

ゲルフでは入学時に入るレベルを決めるためのテストがあります。テストの結果によって、Level 2 ~ Level 10までに振り分けられ、各レベルごとにSectionというクラスがいくつかあります。私は最初Level 7に入ることができたのですが、正直全くついていくことができませんでした。すぐに学長に頼んでLevelを一つ下げてもらいましたが、英語が全く話せないならLevel 7は難しく感じるかもしれません。その後、2ヶ月ごとに順調にレベルが上がり、ゲルフの語学学校を卒業することができました。ゲルフ語学学校は、大学入学を目的としている語学学校なので、他のカナダの語学学校に比べると難易度が高いということを耳にしました。実際、課題の量は非常に多く、Level 10ともなると論文を書いたり、40分ほどのグループプレゼンテーションをしたりなど、大変な思いをしました。大学入学に焦点を当てているので、SpeakingやGrammarなども学習することができますが、どちらかというとWriting・Readingに重きが置かれています。Level 9からは実際の大学の講義にも参加する機会があったので、もし現地の大学生の気分を味わってみたいならゲルフ語学学校はオススメです。

 

<留学を終えて>

渡航前にしておいた方がいいことは、英語の基礎を復習し、英語力をできるだけ伸ばすことです。留学前に基礎ができているかできていないかでは英語力の伸びが違ってくると思います。また、留学前にTOEICやTOEFLを受けておくのもオススメです。留学後にもう一度受けてみると伸び代がわかるので、留学後も英語を勉強し続けるためのモチベーションにつながると思います。渡航時に持って行った方がいいものはPCです。ゲルフのELCPでは課題やプレゼンテーションのためにWordやPowerPointを頻繁に使うのでPCは必要不可欠です。冬は非常に寒いのでヒートテック(上下)をたくさん持っていくことをおすすめします。また、日本の冬用上着は防寒機能が皆無に等しいので、カナダで冬用上着を購入した方が良いです。1万円ほどで冬の寒さをしのぐのに十分な上着を購入することが可能です。留学先では主に、クレジットカードを使用していました。盗まれたり、使用不可能になった時のためにクレジットカードは二枚用意してください(VisaとMaster Cardなど、異なったブランド二種類)。現金を引き出す場合は、キャッシュパスポートを使っていました。カナダではクレジットカードで支払うことが主流なので、実際現金はそんなに必要ではありません。カナダで携帯電話を使用するための方法はいくつかありますが、私はWiFiを使って通信していました。WiFiだけで生活することはもちろん可能ですが、正直なところ不便です。外出先では、STARBUCKSやマクドナルド、Tim Hortonsなどで無料WiFiを使用することが可能ですが、道に迷った場合や緊急で誰かに連絡しなければいけない時などには、WiFiだけを通信手段としていると非常に不便です。私はシムカードを買ったり、現地の携帯会社と契約することをオススメします。ゲルフは自然あふれる田舎町なので、遊び場は限られています。ゲルフ内にあるStone Road Mallに行けばショッピングすることはできますが、たくさんショッピングしたり遊びたい場合にはトロントに行った方が良いです。トロントへはダウンタウンと大学内から出るバスで行くことができます。往復料金はCA$30程です。留学して一番良かったことは、中国人の親友二人ができたことです。留学前は私に外国人の親友ができるなんて想像していませんでした。私は彼らのおかげで英語力を伸ばすことができたと思っています。彼らと毎日一緒に勉強し、遊びに出かけ、たくさん話してたくさん笑った記憶は一生忘れません。この10ヶ月間で英語能力は非常に伸びましたが、まだ私の目標としているレベルに達していません。なので、これからも英語の勉強は続け、この留学で培った経験を生かし国際社会で活躍できる人間になりたいと思っています。IMG_3109IMG_2156IMG_6524 2IMG_2176