ビクトリア大学留学帰国レポート

ビクトリア大学 【2016年度前期帰国】 私費

レポート作成K.R

私は2016年2月末から約4ヶ月間カナダのブリティッシュコロンビア州にあるビクトリア大学に留学していました。金銭面の関係で長期私費留学として認められるぎりぎりの長さでの留学だったので半年間留学したいと思っていた私にとっては少し短い期間ではありましたが、この留学を通して私は想像していた以上にたくさんのものを得ました。

ビクトリアはカナダの西部に位置しているために比較的気候は暖かくて過ごしやすく、また、「花の都」と呼ばれるほど自然が豊かで、春になるとシカやリス、ウサギなどの野生動物をそこらじゅうでたくさん見かけました。また、街並みは英国調でどこを写真に収めても絵になるぐらい可愛くて素敵です。交通面では時間に正確ではありませんがバスが充実しており、バスを乗り継げば結構どこにでも行けるので特に不便なことはありませんでした。現地の方達はフレンドリーで暖かく、困っていると助けてくれるような人ばかりでした。治安も日本ほどではありませんが比較的良く、ここが海外であるという危機意識をついつい忘れてしまいそうになるぐらいでした。全体を通してビクトリアは非常に留学に向いているところだと思います。

ビクトリア大学はとても広大な敷地を有していて、4ヶ月では知り尽くせないほど様々な施設が充実していました。留学生が主に使用するCSTという建物は2016年2月に改築されたばかりで、すごく綺麗で快適です。大学内の施設は留学生も一般の学生と同様に利用することができ、私は主に図書館やリスニングラボ、PCルームなどを利用していました。ビクトリア大学は留学生に対する制度が非常に整っているという感じを強く受けました。アクティビティも豊富ですし、スピーキングパートナーの制度があったり、発音矯正が受けられたり、ホームステイの規約なども大学側がきっちりと定めてくれています。このように、留学生へのサポート体制がしっかりとしていたので私はすごく快適な留学生活を送ることができました。私はビクトリア大学を留学先に選んで良かったと思います。

しかし、少し残念な点が1つだけあります。それは、ビクトリア大学は日本人に大変人気で日本人率が高いということです。私は2月末から1ヶ月間のマンスリープログラム、4月の始めから3ヶ月間のELPIプログラムというのを受けました。特に2月末からのマンスリープログラムは日本の春休みの期間とちょうどかぶってしまっていたということもあり、ここは日本なんじゃないかと思うほど日本人が多く、私は正直すごくがっかりしました。マンスリープログラムでは初日にリーディング、リスニング、スピーキングテストを受け、個人のレベルにあったクラスに分けられます。私のクラスは下から2番目のレベルだったということもあって17人中15人が日本人でした。クラス内での会話も先生に注意されてしまうほど日本語が多く、留学に来ているというよりも日本でネイティブの先生の授業を受けているというような気分でした。いろんな国出身の友達をたくさん作りたいという意気込みで来たのに、そんな環境に甘えてしまっている自分もいて余計に嫌でした。そんな中でも積極的に日本人以外と関わろうとしている人や、日本人同士でも英語で話そうとしている人もいました。私もそんなふうにしようと思ってはみても続かないのが現実で、自分の意志の弱さを痛感しました。4月からのELPIプログラムでは春休みを利用して短期留学に来ていた人たちが帰るので、少し日本人率が減って韓国の人が増えたように感じました。クラスのレベルも少し高いところに入れたということもあって、日本人は17人中私を含めて6人だけでした。ここで私が感じたことは、やはりレベルの高いクラスに入れたほうが多国籍にもなるし、クラスメイトの意識も高いので良い環境に身を置けるということです。このクラスでは日本人同士でも日本語を話すことはほぼありませんでした。大切なのはどこに留学するのかではなく、自分をしっかりと持つことだというのを学びました。自分をしっかりと持っていれば日本人が多くても問題はありませんが、留学をより良いものにするためには環境が良いに越したことは無いです。そのため、留学前から英語力を高めておくことは非常に大切だと思いました。

私にとってこの留学で得た経験や出会いはすごく貴重で大切なものとなりました。日本人が多くてがっかりしたのは事実ですが、かけがえのない出会いがたくさんあったのも事実です。留学中に出会い、仲良くなった人たちは、国籍を問わず留学を終えて約4ヶ月経った今でも時々連絡を取り合ったりするような非常に特別な存在です。留学に行く前と行った後とで、様々な面で自分の感覚が変わったのを実感します。例えば、今までは遠い異国の地だったところのニュースなどでも、あ、○○の母国だ、とどこか他人事に思えない気持ちになったりします。この経験を言葉に表すのは難しいですが、本当に留学に行って良かったと思います。そして、是非また機会があれば留学に行きたいと考えています。