オークランド工科大学留学帰国レポート

オークランド工科大学【2015年度後期帰国】私費

レポート作成U.M

< 大学施設・サービス >

 大学内はとても広く、施設内のあちこちにテーブルと椅子やソファのセットがあります。特にテスト前などは多くの学生で混み合いますが、日本の大学よりはるかに学内が広く、座席数も多いため利用は十分可能です。食堂やジム、図書館の設備も整っているため有効活用できます。図書館に関しては、普段平日は19時までですが、大学側がテスト期間に入ると22時まで開館しています。

オークランド工科大学 図書館

 

 インターネット環境に目立った問題はありませんでしたが、Wi-Fiの速度は日本に比べて遅いです。学内にパソコンはたくさん設置されていますが、どれも日本語での利用はできません。私は、大学で使う場合は大学のWi-Fiに、図書館で使う場合はシティのフリーWi-Fi(1日1GB)に繋いで持参したコンピュータを使用していました。当時住んでいたアパートにはパソコンもWi-Fiもありませんでしたが、部屋にケーブル口はあったので、ケーブル線をパソコンに繋げばインターネットの利用も可能でした。

 私は大学付属の語学学校に通っていましたが、学生証は大学本体に通っている学生と同じものが渡されます。そのため、大学本体で開かれる英語力向上の為の講義なども無料で受けることが出来ます。また、語学学校でも「Free English Class」が開かれることがあります。これは、新人の先生(これから先生になる人)が授業の練習をするために生徒を必要としている授業のため、無料で受講可能です。「Intermediate」と「Upper – Intermediate」のクラスがありました。写真は他の語学学校のチラシですが、無料で授業が受けられる仕組みとしては同じようなものです。しかし、これらの講義はあまり大々的に宣伝されたり、語学学校の先生が毎回「いつどんな講義がある」ということを教えてくれる訳ではないので、日頃から掲示板やエレベーターに張られているポスターを見たり、学校のポータルサイトをチェックすることが必要です。

 

フリーイングリッシュクラス

 

< 現地学生との交流 >

  ニュージーランドで現地の学生と交流することは、正直とても難しいです。その1つ目の理由は、語学学校に通っているからです。語学学校に通うということは、英語を学びに来ています。生徒のほとんどはアジア人で、中でも中国人がその8、9割を占めていました。大学自体にも、語学学校の学生と大学本体に通う学生との交流を図るイベントは特にありませんでした。そのため、私は毎週木曜日に開かれる「お茶の時間」という、日本に興味を持つ学生と日本人が交流するイベントに参加していました。これは、語学学校の一室で開かれていましたが、大学側が推進しているものではなく、大学本体に通って語学を専攻している学生が開いていたものだったと思います。詳しいことはあまり知りませんでしたが、ここでニュージーランドの学生と友達になることが出来ました。もちろん、他の国から大学に通っている学生とも友達になることができました。

 そして、2つ目の理由は、ニュージーランドが移民を多く受け入れている国だからです。人口割合のほとんどは中国人とインド人で占められています。その次にヨーロッパ系の人が多いように感じます。ニュージーランド人(=キウイと呼ぶ)だと思っても、ヨーロッパ出身というようなことは少なくありません。大学にも、世界中から学生が集まっているので、キウイの学生をピンポイントで探すのは難しいです。自分から意識的にキウイの友達を作ろうとしない限り、たまたま話していたら相手がキウイだった、というような出会い方しかないと思います。

卒業式

 

< 治安・衛生 >

 治安に関しては日本と同じくらい、あるいはそれ以上に安全だと感じました。バスで寝られます。学校で鞄を全開にしたまま気付かずに寝てしまったこともありますが、何もありませんでした。しかし、これらは決して安全とは呼べない行為であり、何事にも用心して常に危険を回避できる状態でいることが最善だと思います。ちなみに、現地に滞在していた期間のほとんどがデイライトタイム(サマータイム)だったため、夜中でもシティで危険を感じたことはありませんでした。デイライトタイムの間は、夜の8時が昼の2時くらいの明るさだったので暗くなる心配はありません。しかし、街中や大学内で初対面の人に声をかけられることが多々ありました。大学内であれば相手も学生であることが推測できるのですが、街中(スーパーマーケットなど)であれば少し注意が必要です。基本的に、知らない人や初対面の人にはついて行かないようにしていました。良く言うとフレンドリーなのですが、日本に住んでいる時の感覚であれば変な人(危ない人)だと言えるでしょう。

 衛生面で特に目立った問題はありませんでしたが、日本と比べてみれば全体的に少し汚いです。例えば、道路に煙草やガムがたくさん落ちていたり、大学のソファでもシミやホコリが見られたり。お店ではたまに賞味期限切れの物が混ざっていることもあるので、少し注意が必要です。

< 食事 >

 一人暮らしをしていたため、基本は自炊でオムライスやチャーハン、ハンバーグ、パスタ、カレー、サラダ、鮭のムニエルなど日本での食事とあまり変わらない食生活でした。普段はスーパーマーケットで買い物をしていましたが、海鮮類や肉類の食材は日本に比べて特に高いです。シティには、「ジャパンマート」という日本の食品から製品までなんでも扱うお店があるので、そこで日本の食料品(豆腐や味噌やカップラーメンなどなんでも)を買うことができます。お米は普通のスーパーで比較的安く購入可能です。食費を節約する意味でも自炊をしていましたが、友達に誘われた際や土日はたまに外食もしていました。日本食のレストランを始めとし、韓国や中国、タイ、ベトナム、またこちらのローカルなレストランもあるので様々な国の料理が楽しめます。

 フィッシュ&チップス チョコレートアイス

 

< 留学を終えて >

 振り返れば、旅行も含め留学をしていた7ヶ月という期間はあっという間だったように感じざるを得ません。そして、留学先での経験や現地でできた友達は、私にとって紛れもなく貴重なものであり、そういった事柄について語ることはできても自身の経験を直接他の人と共有することはできません。それほど、留学を通して得たものは何物にも代え難いものだということを今改めて強く実感しています。

 しかし、帰国して以降は「いかに英語力を保つか」という課題に直面しています。日本には、観光客を除く大多数が日本人であり、公用語も日本語であることから、当たり前のように英語を使う日常はなくなってしまいます。

 そこで、留学を考えている、あるいは留学する予定のある学生に向けて、渡航前にきちんとした目標や計画をしっかり立てた後に日本を出発することをアドバイスとして最後に書き残しておきたいと思います。私は、出発前にこの工程をきちんと計画立てていたおかげで、現在忙しいながらも就職に向けて充実した日々が過ごせているからです。

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