オークランド工科大学留学レポート

オークランド工科大学【2014年度前期帰国】

レポート作成H.M

<授業> 渡航前の勉強としては、文法や単語ではなく便利なフレーズを覚えることをオススメします。いくら授業内容が分かっても、スピーキングがままらないと交友関係を築くのが難しいです。学校では、とにかく話すことが大切です。自分から積極的に話すこと。これが一番大切です。たとえ文法が無茶苦茶で間違いだらけでも、会話は成り立つし呆れられることも決してありません。英語ができないからと言って見下すような人は誰もいないので、とにかく言葉を発しましょう。“静かな人”というイメージはあまり良いものではありません。

<気候> NZでは“一日の中に四季がある”と言われており、その言葉通り気温の変化がとても激しいです。朝晩の冷えは夏でも厳しく、昼間は強い紫外線に体力を奪われます。春、秋にはカーディガンを携帯しておいた方がよいでしょう。バスのクーラーが異常に強いこともあります。 現地の人の格好に惑わされてはいけません、体感温度が全く違います。また、紫外線には本当に気を付けてください。日本の六倍はあるそうです。痛いと感じることも多々…。

<環境> 大学は街の中心にあるので、買い物に困ることはありません。少し歩けばジャパンマートもあるので、日本のものも手に入ります。割高ですが。 大きいスーパーがあちらこちらにあるので、そこで大抵のものは揃います。

<交通機関> バスを利用する人がほとんどだと思いますが、時刻表は信用できません。ほぼ毎回遅れてきます。しかし道路のすく休日の昼などは早くきたりと、長期間滞在していても慣れることはありませんでした。大切な用事がある際は、一本早めのバスで行くことをオススメします。EFTPOSというバス、フェリー、電車につかえるカードがあり(ICOCAのようなもの)、それを使えば機械にタッチするだけで乗降できます。また、半年以上滞在の人は学生証にステッカーを貼ってもらえるので、それをカードを作る際に見せれば学生割引が受けられます。毎日のバス代は決して安いものではないので、チェックしてください。

<旅行> クリスマスの期間にまとまった休みがあるので、その期間に旅行する人は多いです。バスの予約(よほど遠いところでない限りバスを使う)、バックパッカーズの予約は全てインターネットでできます。主要な観光スポットにはEye siteという観光センターのような機関があり、そこで予約してもらうことも可能です。また、旅行プランの提案などもしてもらえます。

<留学を終えて>  外国に出て感じたのは、常識なんて勝手に自分が決めたものであって、共通のものではないということでした。物の良し悪しもそうで、何が正しい/間違っているも、いくら理由を付けたところで、それはただの自分の意見です。育ってきた国も、文化も、環境も何もかも違う人と交流できたこと、ディスカッションできたことは、まさに視野を広げるきっかけとなりました。その中で気付いたことは、どんな意見でも一度受け入れることが大切ということです。始めから意見に反対するのではなく、その人が”正しい”と考え持つ意見を否定することは、自分以外の意見を認めないことと同じです。まずは相手の考えを受け、それを正解としたうえで自分の意見を見直せば、新しい考えが浮かんでくる。それに気付けたのは、様々な”文化”を持った人と話し合う機会があったからこそです。外国に出れば、納得のいかないことも多いと思います。しかしこれから留学に行こうと思っている人には、”受け入れる”ことを大切にしてもらいたいです。そうすることによって、更にたくさんのことを学べる留学になると私は考えます。