ディーキン大学留学レポート

メルボルン留学体験記【2013年度後期帰国】

レポート作成E.R

〈留学前に〉

私はメルボルンに半年間留学しました。留学に行きたいという気持ちは強かったものの、留学先の国がなかなか決まらず、出発前はバタバタしていました。もっと早くから龍大の留学サポートセンターを利用すればよかったと思います。留学先の国が決まってからも、留学エージェントとの連絡や入学手続き、ビザの取得など、しなければならないことがいっぱいで、周りの人たちより遅れをとっていました。何事も早め早めに進めていくことをおすすめします。

 

〈ディーキン大学付属語学学校(DUELI)について〉

私が留学先としてメルボルンを選んだ理由は2つありました。1つは、メルボルンは住みやすい都市ランキングで世界1位だからです。留学中になにか事件に巻き込まれたくなかったので、比較的治安のいい都市を選びました。もう1つの理由は、メルボルンでテニス全豪オープンが開催されるからです。プロテニスプレイヤーに会えて、大好きなテニスの試合を間近で見られるチャンスはめったにないので、留学の楽しみの1つとして、これを励みに勉強に頑張れるようにメルボルンを選びました。

ディーキン大学付属語学学校で、私はGeneral EnglishコースとIELTSコースを受講しました。GEクラスはあらゆる地域から英語を学びに来た留学生とともに楽しく勉強しました。IELTSクラスには、ある程度英語を話せる留学生が集まり、主にIELTSテストの勉強をしました。DUELIには、毎日1時間の自習時間が設けられているため、映画DVDを観たり、違うクラスの留学生と話したりして楽しく過ごしていました。

 

〈休日・休暇の過ごし方〉

メルボルンでは週末によく祭りが開かれています。ラテン祭りやタイ祭り、日本祭りなど、多民族国家ならではの楽しみ方があります。また、シティには韓国、イタリア、中国、スペイン、ベトナムなどのレストランが立ち並んでいるので、オーストラリアに居ながら、いろんな国の料理を楽しめました。

私のホストファミリーはキリスト教徒だったので、週末によく教会に連れて行ってもらいました。教会はイメージと違って中が広く、みんなが一緒に歌を歌って、ライブのような感じでした。異文化に触れるいいチャンスでした。また、教会には地元のお年寄りの方や大学生が集まるので、いろんな人と触れ合うことができました。

コロンビア人の友達の誘いでBlue Study Tourというバス観光ツアーによく参加しました。バスで出会った人たちと会話を楽しみながら、グレートオーシャンロードやペニンシュラなど、メルボルンのさまざまな観光地に回ってたくさんの思い出を作りました。また、長期休暇にはシドニーとエアーズロックに旅行しました。たくさんの世界遺産を訪れることができました。

 

〈メルボルン生活〉

メルボルンは比較的治安のいい都市ですが、夜に一人で出かけるのは大変危険です。一人で電車に乗るときも自分の荷物を盗られないように寝ないよう気を付けていました。日本で何か買い忘れても、ほとんどメルボルンでも買い揃えることができますが、オーストラリアの物価は日本の約2倍なので、持って行ける分は日本から持っていくことをおすすめします。私は半年間ずっと同じホームステイ先で過ごしました。初めのころはホストファミリーとうまくコミュニケーションが取れず、生活にも慣れなくて、ホームシックに陥りました。しかし、せっかく留学に来たのだから楽しもうと努力しました。2週間もすれば生活には慣れました。私のホームステイ先は、シャワーの時間や洗濯などについてルールはあまりありませんでしたが、生活ルールはホームステイ先によって異なります。家ではそれぞれ仕事分担があり、夕食後の食器洗いとシャワー室・トイレ・洗面台掃除は私の分担でした。互いに理解し尊重して生活していくうちに、家族の一員となることができました。

 

〈留学を終えて〉

英語しか話せない環境に身を置いて、英語を話す機会は大変増えました。集中して英語の勉強をできました。また、いろんな国から来た留学生とコミュニケーションを取ることで、今まで知らなかったことを知ることができました。例えば、サウジアラビアでは日本の文化を紹介するテレビ番組があります。戦後、急成長した日本経済や、互いに尊重しあう日本人の親切心をサウジアラビアの人たちは真似したいと考えているそうです。このようなことは留学をして彼らに会うまでは全く知りませんでした。異文化交流をして、日本が外国からどのように思われているのか、日本とはどんな国なのかを考えるきっかけになりました。

留学は、今まで知らなかったことを知り、さまざまな角度から物事を考える絶好のチャンスです。価値観もガラッと変わります。もし、留学できるチャンスがあるのであれば、ぜひ留学してほしいです。