サザンクロス大学留学レポート

サザンクロス大学【2019年後期帰国】私費

レポート作成I.R

<留学して一番良かったと思えること>

 留学を通して得たものは数え切れないほどありますが、あえていくつか挙げるとするならばその1つは人との出会いだと思います。誰一人として自分のことを知っている人がいない、ましてや言葉も通じない土地で過ごすことは簡単ではありませんでしたが、だからこそ自分と同じような境遇にいるクラスメイトや親切にしてくれる人たちの大切さを痛感しました。また、本当にゼロから人間関係を構築していくことを通して自分がどんな人間であるかを客観的に分析する時間を持てたように思います。

 また、新しい価値基準や視点も今回の留学で得たものの1つです。環境、ジェンダー、仕事との向き合い方など、本当に色んな面で自分の考え方に新しい視点がアップデートされた1年だったと思います。日本にいると当たり前に受け入れていたことが実は自分にとって居心地がわるいことだったんだと気付いたり、逆に自分が無意識のうちに誰かにとって居心地の悪い言葉選びや考え方をしているのではと考えるきっかけにもなりました。

 

<渡航前にしておいたほうがいいこと>

ありきたりだとは思いますが、渡航前に出来る限りの勉強をしていくのが何よりも自分の助けになると思います。特に短中期の留学に行く学生は時間が足りないと思うことが多いと思うので、基礎は固めておくことに損はないと思います。私が渡航前におさえておくといいと思うのは、ボキャブラリー、特に副詞のニュアンスです。日本で入試やTOEICのために勉強していると、副詞は飛ばして読むという風潮がありますが、日本語訳では同じ様な意味に聞こえても現地の日常会話ではそのニュアンスや用途がはっきり区別されており、相手がどういう気持ちで話しているのか、一番現れるのが副詞だと思います。そのニュアンスが理解できると会話をより楽しめるのではないかと思います。

留学前の準備として持っていったほうがいいと思うものは、十分な量の使いなれた文房具と化粧品、医薬品です。オーストラリアでも手に入りますが、日本よりも割高な印象を受けました。また、長期留学で携帯電話をある程度長期間で使っている人は、可能ならば新しいものに買い替ておくか故障した時の対処法を確認しておくと安心だと思います。私は留学の後半で支払いの満期を迎える携帯を持っていったのですが、途中で不具合がでてしまいインターネットに接続することができなくなりました。私の場合はホストマザーが使っていない機体を貸りることができたので問題ありませんでしたが、そうでなければ修理にだすか、新しく購入する、日本から新しく送ってもらうしかないのですが、色々と手続きが面倒になると思います。ですが、日本であらかじめ買い替えておくにしても、購入後数ヶ月間はSIMフリーの手続きが行えないのでそこも注意が必要だと思います。

 

<留学を終えて>

 今、現在考えていることや持っている感覚をできる限り今のままの形で持ち続けられたらと思います。オーストラリアという環境や現地の人たちの考え方に触れて自分の価値観が変化したように環境が人の考え方や価値観を形成する過程で重要な役割を果たすのだと実感しました。この10ヶ月間を経て、自分という人間が変化したように、帰国して日本という環境で暮らして行けばまた変わって行くのだと思います。ですが、今自分が持ち続けたいと思っているものを持ち続けられるように、オーストラリアで過ごした時間を大切にしようと感じています。また、具体的にいうとただ10ヶ月間海外で過ごしたことがある人にならないようにしたいです。私の英語力はまだまだ社会で通用するようなレベルには達していませんが、留学前の自分とは比べものにならないほど成長した部分があると感じています。その過程が無駄にならないように、さらに向上していけるように学習を続けたいと思います。

 

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