クイーンズランド大学留学レポート

クイーンズランド大学【2016年後期帰国】私費

レポート作成K.S

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2016年の2月からその年の年末までをオーストラリアのクイーンズランド州、ブリスベンで過ごしました。クイーンズランド大学に併設されている語学学校で英語を40週間(5週間コースを8セッション)学びました。最初の5週間は関東地方の大学生がまとまって春休みを利用した短期留学をしていたため、初めのセッションでここは日本ではないかと思うほどの日本人の多さでした。そのあとからは長期留学プログラムの学生がまとまって来て、日本人と一緒に過ごすように逃げるのは簡単にできるような環境でした。しかし、その時は他国の学生もたくさんいたのでクラスに日本人は2、3人でした。私は比較的オープンマインドですぐ友達ができる方なので、国籍やインターナショナル、ローカルを問わずにすぐ友達ができましたが、日本人らしい消極的でシャイな友達は友達作りに苦戦していました。そんな人のためにも、先生たちは放課後にバーベキューを計画してくれたり、ピクニックに誘ってくれたりするので、友達を作るチャンスはいっぱいあります。

 

私は1ヶ月間ホームステイをして、それからはシェアハウスに住んでいました。ホームステイはやはり他人と一緒に暮らすので、仲が良くても気を遣う場面はたくさんあります。私のホストは4人家族で年の近い姉妹がいましたが、聞き取るのに苦戦したのを覚えています。オーストラリアに行って3週間ほどで次の家探しをしたのは正直とても難しかったです。長い文章の書類を全部読むだけでも苦戦して、電子辞書を使いながら解読していました。その時に一度サインをしてしまったらもう融通が利かないので。でも私は幸運なことにローカルの友達がたくさんできたので、そのような時には協力してもらいました。友達も日本語を学んでいる子が多かったので、語学の学び合いのような会話もたくさん生まれました。ホームステイ先でも、シェアハウスでも、私は人に恵まれたなあと思います。ホストマザーはシェアハウスに移動してからもピザパーティーに呼んでくれました。シェアハウスのハウスメイトで仲のいい子は会わなくなって半年ほど経った今でも月に何度か電話をしています。私は人よりも連絡を取るのがマメな方で、自分からメッセージを送ったり、フェイスブックにコメントしたりしています。これは一つの連絡を撮り続けて帰国後も語学力を維持する方法だと思います。

 

帰国してからは、上記の方法を使って、外国人の友達が日本に来ると知って、また会って、英語を話す機会をできるだけ作ろうと努力しています。やはり、毎日が英語まみれだった留学生活と比べて、なんでも日本語で乗り越えられてしまう日本での生活に慣れてしまうといくら意識していても語学力は落ちてしまいます。私は最近より英語力が落ちたと実感しています。その焦りからか、以前はローカルの友達とのチャットだけでしたが、少しでも英語を発音できる機会を増やそうと、小説を音読したり、最近は観光地でアルバイトしたりと、少し工夫しています。

 

オーストラリアでの留学生活は私の人生において、言葉には表せないくらい素晴らしいものになりました。1年半ほど前、オーストラリアに行くと決意した時は、正直温暖な気候と穏やかさで決めましたが、ブリスベンを選んだ1年半前の私に感謝したいくらい、ブリスベンで出会え、仲良くなった人一人一人に私はたくさんの刺激をもらいました。今まで考えられなかった視点から物事が考えられるようになり、知識や判断力もつきました。帰国してから、友達にも変わったなあと言われました。一番変わったのは見た目だと言われましたが。食事は十分気をつけてください。会いたい人に会えなくて、寂しい思いもしましたが、最終は自分の決断でここにいるのだから。ということを忘れないようにすれば、さみしい気持ちなんて、どこかに行ってしまいます。私は自分自身の英語力を始めとする、社会人になるまでのプロセスで重要なのは帰国後のモチベーションだと思っているので、これから2年弱、また気を引き締めて、オーストラリアで死に物狂いに生きていた始めの2週間ほどを思い出しながら、勉強や資格試験に励みたいと思います。