ソウル市立大学留学レポート

ソウル市立大学【2016年度後期帰国】私費

レポート作成O.Y

 私は9月から2月までの秋冬学期の半年間、韓国のソウル市立大学で韓国語を学びました。ソウル市立大学はソウル市が運営する公立大学であるため、ソウルの中で一番学費が安い大学です。しかし、カリキュラムは他の大学と変わりないほどしっかりしており、施設も充実していると思います。授業は級によって午前と午後授業に分かれていて、私が留学した際は、1、3、5級が午前(9時〜12時50分)、2、4、6級(13時10分〜17時)が午後授業でした。他の韓国の語学堂は大体、午前授業が多いので、朝が苦手な人には午後授業がある点は魅力的だと思います。また、一学期に三回、文化授業が開催され、日本でも有名な韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地である、「南怡島」(ナミソン)に紅葉を見に行ったり、韓国の古い町並みが並ぶ「仁寺洞」に行き、コップの絵付け体験をしたり、普段なかなか体験できないことや、行けない場所に連れて頂きました。このような充実している文化体験が授業の一環として組み込まれている点は。ソウル市立大学の大きな魅力の一つだと思います。この文化授業があったため、クラスメイトとの仲を深められたと思います。
 ソウル市立大学は、韓国の繁華街と言われる「明洞」、「弘大」、「新村」などからは少し離れた所に位置しているため、勉強に集中できる環境だと思います。しかし、近くに市立大の他に2つの有名大学があるため、美味しい飲食店やスーパも沢山あり、生活には全く困りません。キャンパスは自然も多く、語学堂の生徒数も他の大学に比べて少ないため、アットホームな雰囲気です。国籍は中国、台湾、香港などのアジア圏の生徒が大半を閉めますが、日本人は大体どの級にも約15人中2、3人少なく、韓国語に集中できる環境でした。(春、夏学期はやや日本人が多くなるようです。)

 

留学写真1

 

留学を振り返って
 最初は長いと感じた、半年間の留学もいつの間にかあっという間に過ぎて行きました。日本へ帰って来て、初めに思ったことが「留学して心から良かった。」ということです。留学先では沢山のかけがえのない友人たちに出会うことができました。私の留学の成功の理由は間違えなく、留学で出会った世界各国の友人達です。韓国と日本は近いため、日本人の数は多いのですが、私は日本人が少ない環境で生活していたため、出来た友人は殆ど韓国、台湾、香港などのアジア圏の友人でした。やはり最初は、韓国語にも自信がなかったため、意思疎通が難しく、相手に伝わらない時は自分の能力の低さに落ち込んだりもしました。しかし、常に韓国語を使う環境で生活していたため、語学力の上達が顕著に現れ、自分の選択は間違ってなかったんだと感じました。どんな時でも、明るく楽しく一緒に過ごしてくれた大好きな友人達、留学中に支えてくれた両親と日本の友人達には感謝の気持ちでいっぱいです。そして、大好きな国で勉強できたことは一生の思い出であり、宝物です。さらに、韓国という国が大好きになり、自分にとって特別な国であると改めて実感しました。
 語学の勉強は確かに日本でも出来ます。しかし、その言語が話されている国に生活しながら勉強することは、語学だけでなく沢山の出会い、現地で暮らして分かった発見が沢山待っていて、それらは必ず自分の人生に大きく繋がっていくと思います。このレポートを読んでいて、留学を考えている方、また留学を迷っている方は、ぜひ決心をして、世界を見てみて下さい!その決心が、留学先での素敵な毎日の第一歩だと思います。頑張って下さい!応援しています!

 

留学写真2