グロースターシャー大学留学レポート

グロースターシャー大学【2014年度前期帰国】

レポート作成I.M

私は2014年の3月から8月までイギリスのチェルトナムという町にあるGloucestershire大学のINTOに語学留学していました。INTOは大学の中にある語学学校のことです。

イギリスは天気が悪くて、食事もおいしくないというイメージがあると思います。実際イギリス人である先生もそれをネタに話をしたりしていました。

私は3月にチェルトナムについたのですが、日本ではまだ咲いていなかった桜が咲いていて、うれしかったのを覚えています。日本でいう春の時期は少し肌寒いくらいで、夏は日本のように30度を超えることは一度もなく、8月の半ばにはもう涼しく感じられたくらいでした。

●寮生活について

私は学校内にある寮で生活をしていました。ホームステイも選ぶことができましたが、一人で生活してみたかったので寮を選びました。小さなアパートのような建物で、各階にキッチンがあり、同じ階の人たちと共有していました。部屋は一人なので自分のプライベートが邪魔されることはありませんでした。しかし、同じ階に住んでいる人たちによって、キッチンの使い方が違うので、他の階に住んでいたタイから来ていた女の子はキッチンが汚いといっていました。私の階はみんなきれいにキッチンを使っていたのでいつもきれいでした。夕食の時間になるとみんながキッチンにきて各自料理をするので、そのときにする何気ない会話が楽しかったです。しかし、どれくらい寮に住む人とかかわれるかはそこに住んでいる人たち次第だと思います。私もはじめにいた人たちが抜けたあとは新しく来た人とあまり話す機会がなくなってしまったのですこしさみしかったです。あと同じフロアはみんなINTOの生徒だったのでイギリス人はいませんでした。はじめ上の階に大学生が住んでいましたが、6月になり大学が終わってしまったのでそのあとはずっと学校でも寮でも大学生(つまりイギリス人)をみかけることはほとんどありませんでした。イギリスは9月から新学期なのでそれに合わせてきていたら、もっと現地の学生と関われたかもしれないなあとおもいました。

●授業
私はGenelal Englishコースの授業を受けていました。午前の授業は教科書を使いながら、毎週変わるトッピクについての文をよんだり、質問についての自分の考えを話したりしました。ペアになって話すことがおおくてちょっとした質問でも毎回ペアと話すようにいわれました。これはすこしでも話す機会を増やすためだったのだと思います。学校でも話すことがとても大切で、日本人は文法はできるけれど、話す量が他の国からきた留学性よりも少ないので先生にもっと話すようによくいわれていました。授業は日本で受けてきた授業よりもゆったりしていて宿題もそんなにでないので、あたりまえのことかもしれませんが授業をただ受けているだけじゃ英語はできるようにはならないです。先生は自分でできる勉強法を授業で紹介してくれるし、聞きにいけば答えてくれるので自分から勉強することが大切だと思います。私はそこまで自分を追い込めなかったことを少し後悔しています。

●放課後・休日

学校の授業は日本よりもだいぶ早く終わるので、放課後はたっぷり時間がありました。週に1回学校で交流イベントがあったので参加したり、タウンセンターまで買い物に行ったりしていました。寮は自炊なので週に3回くらいは買い物にいっていました。また洗濯もしなければいけないので放課後はなにかとやることがたまっていました。とにかく、日本のようにサークル活動やアルバイトに追われることがないのですごくゆっくりとした時間をすごせました。散歩したり、日本ではできないような時間の使い方が記できたと思います。休日は学校が企画する日帰りのトリップに参加したり、自分で行きたいところに出かけたりしていました。学校が企画するトリップに参加すると学校からバスで直接現地までいくことができるし、他の留学生みんなと行くことができるのでよく参加していました。

●留学を終えて

留学期間がおわって今思うことは、5か月は本当にあっという間だったということです。帰ってきてからああすればよかったとかあんなこともやりたかったと思うこともあります。でも、いろんな国、さまざまな年齢の留学生と話したり、生活をみていて今まで自分が知らなかったことや、考え方を聞いて衝撃をうけました。たとえばなぜここに英語を勉強しにきているのか聞くと、今の仕事を辞めて新しい仕事を見つけるために英語力をつけにきたという人や、会社からいわれてきた人、こっちの大学に入るために留学していたり、自分の国で大学に入る前の段階だったり、自分とは全然ちがいました。私はなんとなく、留学したいという理由だけで来たけれど、みんなはもっとしっかりした、今後につながる目標をもっていました。また、日本という国のすごさも知ることができました。私が聞いたことない国やどこのあるのかわからない国から来た留学生でも日本をしらない人はいないし、みんな日本の文化をよく知っていました。私はその人たちの国のことはほとんど知らないのに、日本はみんなに知られていました。今までは海外への憧れがなんとなくあって、日本のことを改めで深く知りたいと思ったことはなかったけれど、自分は日本人としてもっと日本のことを知らないといけないし、知りたいと思いました。

留学に行ったら英語だけじゃなくて、もっといろんなことを感じられると思います。いろいろな国の人と触れ合うことで今までの自分とは違った考え方を持てるかもしれないし、なんとも思っていなかったことが大切に感じられるかもしれません。自分の世界が広がると思います。チャンスがあるならぜひ留学に行ってみてほしいと思います。留学の目的は勉強だけではありません。私もまた機会があるならいつかまた海外に住んでみたいと思っています。