マルタ大学留学レポート

マルタ大学【2018年度前期帰国】私費

レポート作成K.Y

留学を振り返ってみて今一番強く思うことが、留学をしてよかったということである。

楽しいことばかりではなく、つらいことも多々あったが、経験として他には代え難いものであった。

 

留学開始後2ヶ月まではリスニングと自分の単語量の少なさに悩まされた。先生が話している内容もあまり理解できず、あまり積極的に発言もできず、辛く感じることが多かった。

しかし3ヶ月をすぎると、自然とリスニング力が上がり、発言もできるようになり、友達にも積極的に喋りかけるようになり遊ぶことも増えた。このころから本当に毎日が楽しくなった。

このことから留学を検討している人には、是非、半年以上の長期留学を提案したい。

 

また留学前にはできるだけ単語量を増やし、リスニングを鍛えてから行くと、より良い留学になるに違いない。

今回、私は留学先としてマルタ共和国を選んだが、行く前には、まだ有名ではない国なので日本人も少なく、英語を勉強する環境としてはとても良いと聞いていたが、実際に行ってみると日本人が想像以上に多く、時期によっては30人以上いる時もあった。

 

またマルタ大学の大学寮に滞在したのだが、汚くて狭く自炊が必須で、夏はとても暑いのだが空調設備が扇風機しかないので、暑くて眠れない夜が時々あった。

このことからマルタに留学する際は、寮よりもホームステイをおすすめする。ただ地理的条件はとてもよかったと感じた。マルタ共和国自体はとても小さい国なので、授業終わりの半日あればどこでも行くことがでる。

 

また私が留学先としてマルタ共和国を選んだ理由としてヨーロッパを旅行したかったというのが1つある。その点において、マルタからヨーロッパ圏への航空券は安く3時間ほどで行けるので、今回の留学中に10カ国以上旅することができた。その点でもとても特別な経験をすることができた。

 

留学中に不便だと感じたことは、夜10時以降に開いている店がないことだ。

日本ではコンビニエンスストアが24時間営業しており、他にも牛丼やいろいろな店が開いているが、マルタではバーしか開いていない。そういうところで、日本の便利さや技術の進歩を感じ、今まで以上に日本が好きになった。

 

留学をした他の友達と話していると、将来は海外に住みたいという人は沢山いるが、私は逆に日本以外では生活できないと、今回の留学で気づくことができた。これもまた海外生活を経験しないと分からないことであり、このことがわかっただけでも今回の留学の価値は大きいと感じている。

 

留学に少しでも興味がある人には、是非勇気を出して一歩を踏み出してもらいたい。今まで住み慣れた世界とは全く異なる異世界が広がっており、新しい自分を発見できるだろう。