ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ留学レポート
ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ【2014年度前期帰国】
レポート作成K.A
・カナダの社会
人種のモザイクと形容されるように、様々なバックグラウンドを持った人々がそれぞれの文化を保ち続け共存しているのがカナダの社会です。日本に暮らしていると、日常的に様々な民族が同じ町に暮らしていたり、異なる文化をそばで感じて生活するという経験はほとんど出来ないと思います。
カナダという日本とは異なった特徴を持った社会の中に暮らしたことで、新たな視点から日本や世界を見てみることができました。そして、グローバル化が進む世界の中で自分たちのアイデンティティを保っていくことの大切さ、国や地域独特の文化を持っていることの貴重さを、カナダへの留学を通し改めて感じた気がします。
・カナダの大学での学び
この留学を通し、現地の学生と共に大学の講義科目を受講できるという貴重な経験をすることができました。現地の学生と同じ教室で授業を受け、同じ内容、同じ課題量をこなしていかなければならなかったのはとても大変なことでした。しかしそれらの授業を通し、自分の知識の浅さ、見識の狭さ、何より物事を「考える」ことの大切さに気付かされました。非常に刺激的な教育環境に一時でも身を置けたことにより、もっと能動的に勉強し、柔軟にそれを受け止め、考えることを怠らないようにしなければならないということを強く思いました。
・人との出会い
渡航前は、カナダという知り合いがいない、言語も違う場所で誰かとちゃんと関係を築けるのかと不安でした。留学中はなかなか他の留学生や、現地の人たちと上手く関係を築けないと悩んだこともありました。しかし、今留学を振り返ってみると、私は思っていたよりも様々な人と交流できたのではないかと感じています。留学を通し痛感したことですが、人と接しなければ語学力も伸びないし、何より世界を広げることはできません。私は留学生活の中で誰かと接するたびに何かを感じたり学んだりしていたように思います。そうして感じたものや学んだものはきっと自分の糧になっていくと確信しています。
カナダでの8ヶ月の留学生活は間違いなく、自分の大学生活の中で、人生の中で1つの大きく大切な経験になりました。留学中は自分のやっていること全てに自信が持てませんでしたが、今ではそう言える留学生活だったと思います。