ランガラ大学留学レポート

ランガラ大学【2015年度後期帰国】交換

レポート作成D.S

 

 
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2015年9月から2016年2月末まで交換留学生としてカナダ・バンクーバーのLangara Collegeへ行きました。


 

【バンクーバーについて】

バンクーバーには移民が多く様々な文化圏の人がいて特にアジア系の人が多いということは頭では理解していたつもりでしたが、実際に行って生活してみるとその多様性は予想以上でクラスの大半がアジア人であることも多かったです。初めのうちはこの環境が少し嫌でしたが一緒に授業を受けて週末には遊びに行きいろんな話をすることで打ち解けることができバンクーバーの文化多様性を好きになることができました。また、文化や宗教などのバックグラウンドが全く異なる人たちが何の違和感もなく暮らしている様子はとても新鮮で興味深かったです

 

【授業について】IMG_1773

LEAPの授業は楽しくも厳しく、毎日授業後に3~4時間ほどかけてその日の課題を終わらせていました。毎週のReading, Listening の小テストで何度か続けて合格点に達することができなかったときはとても悔しく自分の勉強の仕方はこれで大丈夫なのかと不安になることもありました。初めの頃は授業後一人で行動していて少し気が張っていたのですが、一緒に昼ご飯を食べて課題をする友達が何人かできたことでお互いに勉強の助け合いをしたり休日に遊びに行ったりして頑張ることができました。またわからないことや不安な気持ちなどはできるだけ先生と共有しアドバイスをもらってすぐに解決することで悩んだりすることなく前に進むことができました。そして期末テストが終わって合格してまた次のレベルに上がっていくことで、語学力だけでなく自信もつけることができました。また日本人の友達もたくさんできましたが彼らとも日本語を使わず英語だけで会話をすることでより有意義な留学生活にできたのではないかと思います。

 

 【学外でのボランティアについて】IMG_1647

学外では友人に教えてもらったVancouver Christmas Marketというドイツ式クリスマスイベントのボランティアスタッフをしました。これに応募するためにホストマザーに助けてもらいながら英語で履歴書を作り、クリスマスまでの1か月間、週末をメインにボランティアをしました。お客さんの対応をしたり他のボランティアとイベントをスムーズに進めようとしたりすることでコミュニケーション能力を高められ、とてもいい経験ができました。このほかには教会でホームレスの人に食事作るというボランティアもしました。バンクーバーのダウンタウンは北米で最も深刻なホームレス問題を抱えている町の1つでホームレスの人を見かけずに町を歩くことはほとんどないくらいです。私の参加したボランティアでは色々な店から譲られてきた賞味期限切れの食材を使ってホームレスの人々に夕飯をつくり提供しました。これまではホームレスの人に近づいたり話しかけたりすることは無意識に避けてしまっていたのですがこのボランティアを通して実際に面と向かって食事を手渡すことで彼らの問題や悩みなどに少し触れることができ多くを学ぶことができました。このように色々なことに挑戦することで勉強との両立が大変な時もありましたがそれ以上に価値のある経験をすることができとてもよかったです。

 

【日本語ワークショップについて】IMG_3392IMG_1554

以前から日本語教師いという仕事に興味があったため、日本語ワークショップをすることは私がLangaraに行く一番の決め手であり楽しみでもありました。そのためLEAPの授業が始まってすぐにワークショップ担当の先生に連絡を取り9月下旬から始められるようにしました。ワークショップは週に一回で、内容を考え教材を作り一人で前に立って話をしました。初級者~中級者向けのクラスでは、日本の大学生の様子や音楽、関西弁などについてまとめ、上級者のクラスでは日本昔話やお辞儀、日本の中の西洋文化など、より深く日本文化に切り込んだものを取り入れました。どちらも私がただ一方的に話すのではなく学生が積極的に参加できるようにゲームやクイズなどを取り入れることでワークショップも盛り上がり、よりみんなに楽しみながら日本語を学んでもらえたのではないかと思います。また、自分の考えた内容や教え方に対して担当の日本語の先生からフィードバックをもらえたことで、教え方や学生の興味の引き方などを実践的に学ぶことができとてもいい経験になりました。今後日本語教師という職に就けることができたらここで得たものを十分に生かしていこうと思います。

 

 【留学を通して】

バンクーバーでの生活は日本での時間に追われた生活とは違い忙しいながらもとてもゆっくりした時間を過ごすことができ、自然と自分の価値観や将来について考える時間が増えより自分のことを客観視できるようになれたのではないかと思います。LEAPの授業も様々なテーマを通して英語を学べたことで興味の幅も一段と広がりこれからの進路やゼミでの勉強などに生かしていきたいと考えています。なにより6か月の留学を通して仲良くなった友達や家族のようにあたたかく支えてくれたホストファミリーとの繋がり、そして彼らと一緒に過ごした時間は私の中でかけがえのない大切なものとなりました。

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