マギル大学留学レポート
マギル大学【2014年度後期帰国】私費
レポート作成F.K
留学先所属機関・学部名:マギル大学 Intensive French |
留学期間: 26 年 9 月 5 日出発 27 年 2 月 26 日帰国 |
1.生活スケジュール(1週間)
<前半> |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
9:00
12:00
15:00
18:00 |
登校 授業 昼食 授業 帰宅
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登校 授業 昼食 授業 帰宅
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登校 授業 昼食 授業 帰宅
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登校 授業 昼食 授業 帰宅
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登校 授業 昼食 授業 帰宅
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<後半> |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
9:00
12:00
15:00
18:00 |
登校 授業 昼食 授業 帰宅
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登校 授業 昼食 授業 帰宅
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登校 授業 昼食 授業 帰宅
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登校 授業 昼食 授業 帰宅
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登校 授業 昼食 授業 帰宅
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2.年間日程・行事(学期・試験・休暇・旅行等)
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
試験 |
試験 |
試験 休暇 |
3.所用経費(およその金額を記入してください)
支出(1ヶ月の平均的金額) |
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宿泊費 |
42000 |
食費 |
80000 |
交通費 |
5000 |
図書・学用品 |
5000 |
医療費 |
0 |
衣服費 |
5000 |
教養娯楽費 |
5000 |
雑費 |
10000 |
合計 |
152000 円 |
渡航・帰国費用 |
210000 円 |
授業料等(年間) |
1100000 円 |
留学先通貨と日本円の為替レート (ex:1US$=100円) 1 CAD = 100 円 |
4.住宅について
<住居の種類>
□大学寮 ■アパート □ホームスティ □その他( )
<留学先での住居に関するアドバイス>
クラシファイドなど留学生、ワーホリの人向けのインターネットなどで簡単に探すことができるので、自分で何件か見学に行ってみて気に入ったアパートを選ぶのが良いと思います。
5.医療について
①1日以上入院する病気・怪我を □した ■しなかった
した場合は により 日入院した
②留学にあたって保険に加入 ■した □しなかった
した場合は 保険を利用 □した ■しなかった
した場合は により保険を利用した
③留学先国の医療事情(日本と比較して)
自分自身は使ってないのでわからないのですが、友人が大学所属の病院にかかった時に保険が適用されたので助かったと言っていました。
6.留学先の治安・衛生状況
現地は東京並みの都会でしたが、人々は大変温かく、夜も危険を感じるような状況は一度もありませんでした。浮浪者がところどころにいるのですが、それも逆に治安が良い証拠なのではないかと思いました。公共のトイレなどもヨーロッパに比べると多く、それに気になるほど汚いものではありませんでした。
7.龍谷大学の留学制度についての意見・提案など
休学をせずに留学できる点は大変良い制度だと思います。
8.その他、現地の資料など今後の留学生に参考となるものがあれば提出願います。
帰国報告書・帰国レポートはホームページ等の参考資料として掲載することがありますので、ご了承ください。
9.受講した授業内容について
- 単位認定希望 → 有 ・ 無 【成績証明書・修了証明書(コピー可)、シラバス等提出のこと】
受講コース・科目名など Intensive French-Beginner |
期間 2014 年 9 月 15 日 ~ 2014 年 10 月 24 日 |
総受講時間数 144 時間 ※コースの各授業時間や内容は以下で報告すること |
◆受講時間内訳〔下線に授業名(Listening・Writingなど)、分、回数、週数などを記入〕
① 授業名 Intensive French-Beginner 授業1回 300分 × 5 回/週 × 6 週間 = 総授業時間 144 時間 ② 授業名 授業1回 分 × 回/週 × 週間 = 総授業時間 時間 ③授業名 授業1回 分 × 回/週 × 週間 = 総授業時間 時間 ※4つめ以降の授業は適宜追加して記入
◆授業内容・到達度(各授業について報告) 上記のように書きましたが、月曜日と金曜日は授業の終わる時間が30分早いので総授業時間数が144時間ということになっています。クラスでは午前中専門の先生と午後専門の先生2人がいて、月曜日は午前中専門の先生が1日中担当、金曜日は午後専門の先生が一日中担当という形でした。半年間で3つのコースを取りましたが下に書く残り2つも同じです。 僕が一番初めに受けたのがこのIntensive French-Beginnerですが、簡単に説明すると自己紹介の仕方や、数の数え方、時計の読み方などフランス語の一番基礎の基礎から始まり、コースの最後には自分の出身国について紹介するプレゼンテーションをして終わるような形でした。 クラスメイトはアメリカ人や中国人、コロンビア人やギリシャ人といった外国人ばかりで、日本人は僕一人でした。フランス語は以前に習っているわけではないが、皆英語は当たり前にしゃべれる人ばかりだったので英語を使ってフランス語を説明していくといった形で授業が進められていました。僕は日本で2年フランス語を習っていたので、教えられること自体はもう知っていることを英語で復習しているといった印象でした。 金曜日には授業の一環として、クラスメイトと仲良くなるためにリンゴ狩りに行ったり、少し使えるようになったフランス語を練習するために博物館に行ったりと、普段の授業とは違うイベントがあったりしました。 到達度はまだまだ日常生活では使えないぐらいのレベルで、授業以外は英語でコミュニケーションをとっていました。
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受講コース・科目名など Intensive French-Elementary |
期間 2014 年 11 月 3 日 ~ 2014 年 12 月 12 日 |
総受講時間数 144 時間 ※コースの各授業時間や内容は以下で報告すること |
◆受講時間内訳〔下線に授業名(Listening・Writingなど)、分、回数、週数などを記入〕
① 授業名Intensive French Elementary 授業1回 300 分 × 5 回/週 × 6 週間 = 総授業時間 144 時間 ②授業名 授業1回 分 × 回/週 × 週間 = 総授業時間 時間 ③授業名 授業1回 分 × 回/週 × 週間 = 総授業時間 時間 ※4つめ以降の授業は適宜追加して記入
◆授業内容・到達度(各授業について報告) Elementaryでは親族や食べ物、建物や衣服といった日常生活で必要なボキャブラリーを中心的に勉強するようなものでした。このコースでは自分の出身国の伝統的な料理だったり、一般的な朝ごはんだったり、自国の食文化を紹介するプレゼンテーションをしました。 クラスメイトは何人か新しい人が加わっただけで、ほとんど変わらなかったので初めから和やかな雰囲気で授業を受けることができました。 授業では過去形を習ったり、未来形を習ったりなど文法中心のコースだったように思います。このコースでも授業の一環で出かけることがあり、近くにある農家直送の野菜やチーズ、ワインやソーセージといった様々なジャンルの食品を取り扱う市場に行って、ガイドの説明を聞いたりそこで働いている人たちにインタビューをしたりなど前のコースよりもかなり進歩した校外学習でした。 このあたりから自分はリスニングが苦手なのが明確になってきたので、授業以外でもポッドキャストなど携帯のアプリを使って自習していました。このレベルからいつも一緒にいるコロンビアの友達とは常にフランス語で会話するようになり、レストランに行った時などもできるだけフランス語でオーダーするようにしていました。なので注文や会計などだいたい決まった会話はフランス語でもできるようなレベルまで行っていたと実感していました。
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受講コース・科目名など Intensive French-Intermediate 1 |
期間 2015 年 1 月 12 日 ~ 2015 年 2 月 20 日 |
総受講時間数 144 時間 ※コースの各授業時間や内容は以下で報告すること |
◆受講時間内訳〔下線に授業名(Listening・Writingなど)、分、回数、週数などを記入〕
① 授業名Intensive French Intermediate 1 授業1回300 分 × 5 回/週 × 6 週間 = 総授業時間 ②授業名 授業1回 分 × 回/週 × 週間 = 総授業時間 ③授業名 授業1回 分 × 回/週 × 週間 = 総授業時間 ※4つめ以降の授業は適宜追加して記入
◆授業内容・到達度(各授業について報告) そして最後に受けたIntermediate 1のコースは、Elementaryとは全く違うもので、かなり実践的なフランス語の授業でした。先生も英語を全く使わず、クラスメイトともフランス語だけで話すということはもうあたりまえでした。授業内では新しい文法を習うということは無く、現地で毎朝メトロに乗る前に新聞をもらい、興味のある記事や当時話題になっている記事などをそれぞれが見つけて、その内容を議論したりしました。誰かの考えを聞いて理解し、自分の考えがそれと違った時は反論することが大事、と先生が毎度言っていたように、聞くことと話すことに集中したコースでした。このコースでもプレゼンテーションがあり、内容はモントリオールの歴史や文化、住んでいる人たちの生活、フランス語と英語を話すことで生まれる多様性などを決められたグループ内で研究、考察、議論し、自分の考えを見つけ出し、最後には個人個人で発表するというものでした。 かなり実践的な授業なだけあって、授業内で習ったこと(新聞の中の単語や表現など)が日常生活ですぐ使えるのでかなり自分自身のレベルアップを実感することができました。もちろんですが、その代わりに毎日の授業はかなり厳しいもので一瞬でも集中を切らしてしまうと先生が何を言っているのかわからなくなったり、宿題もかなり多かったりと大変なものでした。
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10.留学を終えての感想
例)渡航前にしておいたほうがいいこと / 渡航の時に持っていった方がいいもの、持っていかなくてよいもの(PCや服装) 留学先でのお金の払い方や日本からの送金方法・銀行利用法 / 留学先の気候 / 大学について感じたこと・大学周辺 の治安留学中の食生活について / 留学中の旅行について / 留学して一番良かったと思えること /留学して一番 辛かったこと 留学前と留学中との考え方やイメージのギャップ / 留学を終えた今、自分が感じること 今回の留学を今後どう生かしていきたいか など
この3つのコースを終えた後日常生活程度のフランス語なら理解でき、自分の思っていることも表現できるようにはなりました。しかし、フランス語のニュースなどを聞いてもまだ理解するのが難しいといったレベルです。もう少しフランス語を聞く機会を増やし、それと同時にボキャブラリーを増やす必要があることに気付きました。どちらかというと、友達が全員英語を話すので英語を聞く機会と話す機会の方が多く、予想以上に英語の成長を実感しました。それと同時に、留学に行く前バイリンガルはかなりすごいことだと思っていたのですが、現地の友達は皆普通に母国語とプラスで英語は当たり前に話すのでかなりショックを受けました。 僕の行ったマギル大学は、現地やその周辺の国々ではかなり有名な大学にもかかわらず日本ではあまり認知されていないように感じます。そのため街中で日本人を見かけることはほとんどありませんでした。僕のようにせっかく留学に行くのなら英語やフランス語漬けになりたいと思っている日本人の人にはぴったりの場所だと思います。実際に半年間毎日外国人の友達と過ごし、結果そのことが一番の語学の成長の要因になったと思います。 それにモントリオールはヨーロッパのようにスリや盗難もかなり少ないですし、夜も女性が一人で歩いているのをよく見かけたので治安も良い方だと思いました。(地区にもよるかもしれませんが・・・)街中ではお金をもらおうとする浮浪者もちらほらといますが、それも治安がいい証拠だと聞きました。 基本的に物価は日本より高く、税金も高いです。それに加えてレストランなどではチップも15%払うのが一般的で、気持ち高い印象を受けました。金銭面ですが、まれに小さいレストランだとクレジットカードが使えないことなどあるのと、治安も悪くないと感じたので、僕はクレジットカードのキャッシングを使って現金を引き落とし常に現金で支払いなどしていました。 気候についてですが僕の行った半年間は冬で、12月から帰国するまで一度も雪が解けることはなく、1月2月は毎日マイナス15度~20度といった感じでかなり寒かったです。しかしダウンタウンには大きい地下街が広がっていて、どこへ行くのにも屋内を通っていけるので思っていたほど困りませんでした。雪国なだけあり機構への対策はしっかりしているように感じました。 マギル大学に留学して一番良かったことは、やはり同時に2言語を学べるという点です。フランス語コースを選択している僕にとってフランス語を学ぶことが主な目的でしたが、モントリオールに行けば授業以外の生活で英語を話す機会もあります。それに留学して気付いたことですが、一般的に英語を学ぶために留学するという日本人は多いと思いますが、そのような場合、行った先に“英語を学びたい”という同じ目標を持った日本人が多くいることは当たり前で、生きた英語に触れる機会はなかなかないのではないかと思います。上にも書きましたが、マギル大学は最初英語でフランス語を教えます。クラスメイトは世界各国さまざまな国の出身者たちが集まり、そのコミュニケーションツールは英語です。ネイティブの人も多く僕はそういう人たちの生きた英語に触れられたんのではないかと感じています。 やはり今回の留学で一番つらかったことが、周りの友達より英語が乏しかったことです。仲の良い友達につらいことがあったり、深刻な問題があったりしたのですがうまく慰めたり、うまく解決策を伝えてあげられなかったことがもどかしくて悔しかったです。
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