ポートランド州立大学留学レポート
ポートランド州立大学【2016 年度前期帰国】私費
レポート作成T.H
1年間のアメリカでの留学の中の半年間をアメリカオレゴン州のポートランド州立大学で過ごしました。私費留学とは別の龍谷大学のプログラムで3週間行ったことがあったので、その経験から転校を希望しました。オレゴン州は雨が多いところで、お土産屋さんに「オレゴンの雨」という本当の雨が売っているほどに雨で有名ですが、自分が行ったときはほとんど雨が降ることがありませんでした。また、理由はわかりませんが大変暑い日が多くオレゴン州に来ているんだという感覚がありませんでした。
ポートランド州立大学は全米住みたい街ランキング1に選ばれたポートランドの中心にあります。その為、周辺の施設へのアクセスがよく、大変快適に生活をすることができます。またまわりに多くのレストランやフードカートがありますので、放課後に友人と訪れることも簡単でした。Keep Portland Weird というキャッチフレーズの通り、街中の建物に描かれたアートや、参加者が全裸で走り回るサイクリングのイベントなど、様々な変わったものがあります。人々も変わっていることを誇りとして生活しているようでした。その為英語以外にも学ぶことが大変多く、中でもLGBTQに関しての知識が大変深まりました。ポートランドでは年に1度LGBTQの人々のイベントを行っており様々なセクシャルマイノリティーの人に合わせたブースや凱旋があります。中でもAsexualという認知率の大変低いもののブースがあり大変驚きました。理解が深く進んでいるのでしょう。
クラスは1~5までのレベルがあり、自分は半年間カリフォルニアで勉強をしていたおかげでレベル4からスタートすることができ、まわりに日本人がほとんどいませんでした。レベル5になった時にレベル3~5が合同で受けるクラスが1つだけありましたが、8割近くが日本人になってしまっていたので、もし最初からレベル2,3でスタートをしていたらと思うとぞっとしました。授業は目的が完全に今後ポートランド州立大学に正規の大学生として入る人にためといってもいいものだったために、英語だけを学校に学びに来た学生としてはいまいちな所もありました。アカデミックすぎるのです。
ポートランドでの暮らしは自分の人生を大きく変えたように思います。現地の友達とばかり遊んでいたので、ちょうど大統領選の時期だったということもあり皆々がそのことについて話していましたし、LGBTQのどこかに属す友達が多くいたので、前述のとおりその2つのことについて英語だけでなく学びを深めることができました。海外に出ることで日本の良さを再認識できましたし、「海外では~」というフレーズと共に日本文化を欧米文化と比べ遅れているものであるから、海外に目を向けていかなければならないという話をしているのを多く留学帰りの学生から聞きます。しかしながら、僕はもっと国内に目を向けて日本文化を海外から守っていくようにすべきであるという意見を留学から帰り持つようになり、より強く日本人としての意識と愛国心を留学を通して深めることができたように感じます。