サンディエゴ州立大学留学レポート
サンディエゴ州立大学【2014年度後期帰国】私費
レポート作成T.Y
私がこのサンディエゴでの半年間の留学を終えて、渡航前にしておけば良かったと後悔しているのは、アメリカの携帯番号を手にすることである。アメリカに日本の携帯しか持っていなかったため、友達とはぐれると連絡が取れないため苦労した。ノートパソコンは持っていくことを強くお勧めする。語学学校によって違うとは思うが私の語学学校の授業ではプレゼンテーションが二回あり、パワーポイントを作るのに必要であった。また、必然的にパワーポイントを保存し教室のパソコンに繋げるためUSBも必要となってくる。
留学先においてお金を使うときに輝いたのがキャッシュパスポートである。ATMが近くにあればいつでも現金を手に入れることができ、口座からお金がなくなれば日本の家族に日本円を振り込んでもらえれば、アメリカでドルとして手に入れることが出来る。
留学先の気候は非常に良かった。雨は半年間で10日も降ってはいない。夏は非常にカラッとしており、紫外線は強くても汗をあまりかかない。冬場でも半袖でもいい時もある。セーターかジャケットさえあれば冬は間違いなく乗り越えられる。一年を通して非常に暖かい。しかし、冬は夜と昼間の寒暖差が激しいので注意が必要である。
サンディエゴはアメリカのなかでも治安は安定していると言われている。私もサンディエゴは安全だと思っていたが、残念なことに実際は違う。大学のキャンパスにあるドミトリーで黒人が女子学生をレイプするという事件が連続で起きたり、ひったくりや、銃での殺人事件も私が留学している間に起きた。決して安心して住めるというわけではない。しかし、夜遅くに出歩かなければ事件に巻き込まれる可能性は低い。私も夜遅くに出歩いていなかったので身の危険を感じることは半年間を通してなかった。
留学してなによりも良かったことが世界中の人々と友達になることが出来たことである。実際日本は経済的にも世界で名が知られているため、自己紹介の時に日本出身だというと、非常にいい印象を受ける。日本がいかにして世界に認められているかを知った半年間であった。しかし、日本人留学生はその良い日本の印象をさらによくすることもできれば、悪くすることもできる。私の中国人の友達が授業中に先生とケンカしたことがあった。他の留学生は私と話しているときに中国人は悪い生徒ばかりと決めつけていた。他の中国人の友達は私の親友であり、授業に対しては非常に真面目である。私は一人の行動で日本の印象を壊してはいけないと強く思う。幸いにも私の外国人の友達は私のことを気に入ってくれて、今年の夏には中国人が、冬にはメキシコ人が日本に遊びに来てくれる。サンディエゴで作った友達は一生の友達であるし、世界を知るために非常に重要である。教科書やインターネットで手に入る世界の情報は信用できるとは限らない。やはり、生の声を聴くほうが信憑性はある。私の親友である韓国人の友達と日韓関係について話し合ったことがあった。私は以前反日の抗議に参加すれば韓国では職につきやすいであったり、反日を主張づる政党が選挙で勝つことができたりと、韓国では反日する人が将来成功できるしくみになっているという記事を読んだことがある。しかし、その韓国人の友達はすべて否定した。韓国人は日本の総理大臣は好きにはなれないが、日本国民に対して反日な人はそれほど多くないということである。実際私の日本人の友達の親友が韓国人であるという場合が多かった。少なくとも私が思ったことは留学すれば国同士の政治関係は全く関係ないということである。これは半年間留学してて確証することが出来た。
この留学で学んだものは計り知れない。まだ、将来の夢は決まってはいないがこの留学経験は必ず役に立つと自信をもって言える。この留学経験を生かして将来どのように生かしていくかしっかりと考えていきたい。