サンディエゴ州立大学留学レポート
サンディエゴ州立大学[2014年度後期帰国]私費
レポート作成T.Y
サンディエゴにはネイティブの人だけではなく、多くの移民によって形成されています。彼らの第一言語はもちろん英語ではありません。第二言語である英語を勉強しているのはサンディエゴ州立大学に通っている学生だけではありません。英語をうまく喋れないのは私だけではないのだという気持ちが、実際に日常生活で英語を喋るときに臆せずに喋ることができるという、サンディエゴにはそのような私たち英語を学ぶ人にとってよい環境であると感じました。私は最初の二ヶ月は大学の近くにある寮に住んでいました。大学の近くで通いやすくて、いつ帰ってきても大丈夫という気楽さがありましたが、ルームメイトと共同生活でお互いの部屋に仕切りというものがなく、その寮は人によっては住みづらいかなと思いました。ちなみにルームメイトはオランダ人でした。授業がいつも早くて、いつも支度をしているときに彼を起こしてしまうので申し訳ないと感じていました。アメリカに着いて二ヶ月が経って私はホームスティに変えました。理由は寮の住む期間が延長できず、皆はその寮から出て行かなくてはいけなかったからです。私はそのことはその寮を選ぶときには知っていました。次に移ったホームスティ先の生活は住みやすかった印象があります。奥さんと娘は韓国に仕事の関係でその家には居らず、ホストファーザーとルームメイト3人の共同生活でしたが、そのホストファーザーが私の行っている学校の学長さんでホームスティディレクターもしている方だったのでその家に住んでいる学生への理解や配慮がほかのホームスティ先の学生よりも大きかった印象があります。困ったことがあったら親身に受け答えをしてくれました。しかし、その人はベジタリアンであったため、いつも作る晩ご飯は野菜中心の料理でした。あまり学生の方は僕を含めて好きではなかったため、私たちはいつも自分の晩ご飯は自分で作っていました。ほかの学生にその話をしたらホームスティを変えたらと言われましたが自分は居心地がよかったのでホームスティ先は変えなかったです。しかし、何人かの学生がホームスティ先はあまりよい環境ではなかったと言っていました。ご飯を作ってくれない、全く会話がない、ベッドがダニだらけといった感じです。ホームスティ先はそれぞれの家庭によって善し悪しがあります。気に入らないところに住んでしまったら学校に相談するなり違うホームスティ先を帰るなり早めの行動をしたほうがいいと思います。アメリカと聞くと治安が悪いイメージが湧く方も多いと思いますが、実際住んでみて治安が悪さは個人的には全く感じなかったです。私の住んでいた町のサンディエゴは安全で、全く危険には巻き込まれなかったです。でも治安の悪い町というのがアメリカにはいくつかあり、例を挙げるとロサンゼルスのコンプトン、サンフランシスコの近くにある町のオークランド、NYの北にあるブロンクスといった感じです。そのような町はすごく危ないと現地の方が言っていましたが、まず観光する場所もないので行く機会はないと思います。でもそういった治安の悪い地域はホテルが安かったりするので観光でホテルを決める際は値段以外にそのホテル周辺の治安を確かめることをおすすめします。電車やバスは日本と比べて汚い印象があります。大学は綺麗でした。渡航前には国際免許証を作っておけばよかったと後悔しています。アメリカは日本よりも交通機関が発達しておらず、車で20分ほどかかる目的地であってもバスと電車を使うと一時間以上かかったりします。ロサンゼルスといった大都市であっても車がないと不便に感じます。唯一、NYとサンフランシスコは例外で交通機関が充実しています。一年ほど住むのであれば、レンタカーではなくて中古車を買った方が安いと思います。気候は10ヶ月ほどサンディエゴにいましたがあまり季節の気候の変化は感じ取れず、たいてい朝と夜は肌寒く、昼は日差しが強く暑いといった感じでした。雨は全く降らないです。季節により気候は変わりますがNYやシカゴといった北の地域への旅行を考えている方は冬服を持っていったほうがいいと思います。少数ですが日本の映画や漫画、音楽といったカルチャーのファンがいます。自分はそういった知識は持っていたので、そういった方とはすぐに親しくなれました。日本人に対する差別があるかなと不安はありましたが、私がアメリカに滞在している間は全くなかったです。アメリカは海岸沿いにある地域の人たちはリベラルな思想な方が多いらしいです。アジア人の人もたくさんいるので別に私たちは珍しい人じゃないという印象です。留学を終えてから私はアメリカ人を始め、向こうの学校にいた色んな国の人とコミュニケーションを取りました。実際に喋ってみて、それぞれの国の人に対するイメージが変わったり、変わらなかったりしました。色んな国の人とそれぞれの文化を知り合える部分が語学留学のよい部分と思います。留学を通して、もっと他の国のことを知りたい、またいつかアメリカ以外の国にも行きたいと感じています。