トロント大学留学レポート
トロント大学【2019年度前期帰国】私費
レポート作成F.A
私は10月〜8月までの10ヶ月間カナダのトロントに私費留学へ行きました。
カナダの中でもトロントを決めた理由はいくつかありますが、まずは多文化な市である事、そしてカナダを代表とする都市の1つで
市内には美術館や大きな公園など放課後に訪れてみたい場所がたくさんあった事です。
トロント大学に決めた理由は、大学のホームページをみて、学校がボランティア活動をサポートしてくれるというのが私の中では1番の決め所でした。
初めての留学を1人で行く不安もありましたが、それ以上に楽しみな気持ちがいっぱいでした。
<受講したプログラムについて>
私はトロント大学付属語学学校に通っていました。
私は○English for Effective CommunicationコースというSpeaking重視のプログラムと○English for Business Communicationコースという
ビジネス英語を授業で取り扱うプログラムと○Academic EnglishコースというWriting・Reading等のグラマーを重視したプログラム、この3つを受講しました。
始めはSpeaking重視のEnglish for Effective Communicationコースを受講しました。
このコースは1ヶ月コースで、コース開始日にクラス分けテストが行われます。
テストの内容はListening、Reading、Speakingの3種類です。
初め私は、英語が全く話せない状態で授業が聞けるのかとても不安でしたが、少人数制で先生が丁寧に教えてくれたので、何とか授業内容を理解することが出来ました。
4人グループでディスカッションする事が多く、会話をする機会が授業の半分以上ありました。
ディスカッションしている時、先生が英語の発音を直してくれたり、文法を直してくれたりして、その場で間違いを訂正できるので、
文法はぐちゃぐちゃでしたが、積極的に会話をしました。
このコースではプレゼンテーションも多く、プレゼンテーションの力も身につけられると思います。
クラスには色んな国からの留学生がいてとても多文化な環境でした。授業内では各国の文化について話す時もあり、他の国について知ることもできました。
English for Business Communicationのプログラムでは、English for Effective Communicationと似ていますが、ビジネスで使われる英語を取り扱います。
授業内容は、丁寧なメールの文章の作り方や、会議でのフォーマルな意見の出し方など、将来、海外勤務をしようと考えている人などには活用できる内容でした。
このクラスでは英語能力が高い人が沢山いて、一緒に授業をしていて、私が分からないことがあったら、周りが丁寧に教えてくれました。
Academic Englishのプログラムでは主にグラマーを学びました。
思っていた以上に、自分の英語の文法が間違っていて、先生が沢山訂正してくれました。
コミュニケーションのクラスに比べると、難しくなり、宿題も増えてとても大変でした。
しかし、私が書いた文章に先生が訂正やコメントをくれて修正しての繰り返しをしていくうちに、初めの頃に書いた文章と比べた時、内容が濃くなっていてまとまりがありました。
このプログラムで、文章を書く力がとても身についたと感じました。
<学外>
最上階のCNタワーが見えるラウンジで友達とよくランチを食べていました。
トロントには曜日によって学生は無料で入れる美術館があり、放課後友達と訪れました。
また毎週火曜日は映画館が安くなるので、映画は火曜日に観に行っていました。
トロント大学はとても大きな大学なので、友達と喋りながら散歩したりもしました。
学校ではボランティア活動を募集していて、色々なボランティアに参加しました。
フードシェアや小学校の朝食プログラムのお手伝い、スポーツイベントのスタッフ、ホームレスに食事提供など。日本とはまた違ったボランティアが沢山あり、ボランティアに参加することで、現地の人との交流を楽しみました。
私はカナダに来る前から、トロント大学のチアダンス部に参加してみたいという気持ちがあり、ある日、その夢が叶いました。
2日間参加することが出来、私の中で大きな思い出です。始めはネイティブスピーカーだらけの所に1人で飛び込んで大丈夫かなという不安もありましたが、
このチャンスを逃したくないという気持ちが大きく、気持ちのまま行動しました。行ってよかった。この一言です。これを気に、どんどんチャレンジすることが出来ました。
<ホームステイ先>
始めの半年はアイルランド出身の78歳のホストマザーと2人で暮らしていました。
コンドミニアムに住んでいて、地下にはプールとジムが付いていてよく放課後や休みの日に利用していました。
ホストマザーは私を孫のように接してくれて本当のおばあちゃんのような存在でした。
よく一緒にスーパーマーケットに行って夜ご飯の材料を買いに行ったり、一緒にお菓子作りをしたりして楽しんでいました。
コンドミニアムの中にはホストマザーの友達が沢山いて、お菓子作りの時に沢山作って友達に配りに行ったりもしました。
とにかくパーティ好きで私のクラスの子や、マザーの友達を呼んでよくパーティをしました。
料理はアイルランド出身なのでジャガイモを使った料理や、ホストマザーがチーズ大好きだったのでチーズを使った料理もよく作っていました。
以前日本人の留学生を受け入れた事もあり日本にとても興味を持ってくれていて、寿司やお鍋、オムライスなど日本料理も一緒に作ることもありました。
私の英語力を上げるためにクロスワードを買ってきてくれて夜ご飯の後に一緒に遊んだり、ホストマザーのおすすめのテレビ番組を
一緒にリビングで観たりして沢山私の英語を手伝ってくれました。
私は早くホストマザーと色んな話が出来るようになりたいという一心で大変なことも頑張れました。
年末にホストマザーが急遽3月に母国であるアイルランドに帰国しないといけないと聞き、涙が止まりませんでした。ずっと2人で一緒だったので本当に悲しかったです。
後半の半年は、フィリピン出身の家族の所でホームステイをしました。とてもあったかい家庭で家族の一員のように接してくれました。
ホストシスターがマツエクのビジネスを家で行っていて、よく練習台として夜にマツエクをしてもらっていました。
料理はフィリピンの料理で、主食も米だったので食べやすかったです。よく食後にデザートを用意してくれました。
毎週末に孫が遊びに来て、その子ともいっぱい遊びました。その子がアナと雪の女王がとても好きで、よく私の携帯で「Let it go」を流していました。
ホストファミリーには色々な所に車で連れて行ってもらいました。アウトレットやレストラン、最後に行ったラベンダー畑はホストファミリーとの大きな思い出です。
<最後に>
「留学に行って良かった。」
私は留学に行く前に沢山この言葉を聞いたり、見たりしてきました。
今は自分が今これを読んでいる人に伝えたいです。本当に留学に行って良かったです。
私はこの留学で英語力は自分でも驚くほど成長し、英語力以外にも、大学生の間に知っていて良かったなと思う事が沢山ありました。
カナダは自然も豊かで多文化国家なので色々な国の人と出会えます。英語に自信がない人も是非行ってほしい国です。