ビクトリア大学留学レポート

ビクトリア大学【2015年度前期帰国】私費

レポート作成T.A

 

【ビクトリア大学について】

 ビクトリア大学には、私たち生徒にとって勉強しやすい施設(図書館・コンピューター室・study center など)が多くあり、放課後にも英語力を大いに磨ける素敵な学校でした。

また毎週金曜日の放課後には、コーヒーソーシャルというイベントが設けられており、クッキーやマフィン、コーヒーなどを飲みながら、レベルを超えて友達が作れるきっかけになりました。またstudy centerでは、発音クラスを受講、ボランティアの年配方や現地の大学生とマンツーマンで会話力をつけること・映画を観ること・多くのゲームを知り、仲間とプレイすることなどができました。発音クラスは、先着順であるため、午前授業であればダッシュ、午後授業であれば1~2時間前から並ぶことをお勧めします。ボランティアの方とは、その方に質問する課題や文法を教えて貰ったり、自分自身について話したり、文化などの知識も身につきました。

 授業面においては、私は3つのプログラム「Monthly Program(4週間)、ELPI(12週間)、Short Term Program 5(6週間)」を受講しました。授業が始まる前には、クラス分けテストがあるので自分に合ったレベルで勉強することができます。4週間や6週間プログラムは、スピーキングに焦点が当てられていました。授業の大半はクラスメートとディスカッション、プレゼンテーションの準備をしました。プレゼンテーションでは、現地の大学生にカナダの公共の場でのマナーや文化・タブーなどをインタビューし、日本と比較したり、学習した文法の再確認としてのプレゼンテーションばかりでした。毎週二回程度プレゼンテーションがあり、数を積み重ねるごとに、人前で英語を話すことに自信が持てるようになりました。ELPIは、「Generalコース」「Academicコース」がありました。私は「Generalコース」を受講しました。このコースは、全スキルを改善できますが私のレベルは文法とスピーキング中心でした。「Academicコース」は、大学進学の準備コースということで、リーディングやライティングに力が入れられると聞きました。410レベル以上で「Academicコース」を受講できるので、国籍比率や授業内容から、こちらのコースに挑戦することをお勧めします。

 

【渡航前にしておくべきこと】

・海外でお金を引き出せるカードを作っておくこと

 私は、マネーTグローバルというカードを作っておきました。このカードは、日本の両親が日本円で振り込んでくれたお金を海外で下せるほか、レストランなどでも支払いができるというメリットがあります。使用した金額や残高は、その都度メールで知らされるので、無駄遣いの予防につながりました。

・日常会話の言い回しや語彙力を身につけておくこと

 留学スタートする頃は、誰もが話せないことに悩まされており、私もそのうちの一人でした。ある程度の知識を事前に身につけておくことで、レベルを1つ上げることができるほか、スムーズにホストファミリーと話すことができると思います。

 

【留学先の気候】

 留学先のビクトリアは、真冬でも雪はほとんど降らなく、気温もカナダでは暖かいです。私の行った3月は少し雨が降りやすい時期ではあったが、この半年で傘をさすのは数回でした。五月下旬くらいまでは上着が必要でした。毎日青空が広がっており、勉強のしやすい環境でした。

 

【大学周辺の治安・留学中の食生活】

大学周辺の治安は非常によかったです。ダウンタウンには、ホームレスの方がおり、お金の要求をされたこともありましたが、下を向くなどしておけばこれ以上声を掛けられません。

留学中の食生活は、ホストマザーが毎日夕食を作ってくれます。朝ごはんや昼ごはんは、自炊しサンドウィッチや夕食の残りを詰めていきました。日本では、母がよくお弁当を作ってくれていたけど、自分で詰めるということは、どこのカナダの家庭も一緒でした。

大学寮に入っていた6週間は、「Meal Card」が貰え、三食学校のカフェテリアで食べることができました。

 

【留学してよかったこと】

留学してよかったことは日本を越えた友達がたくさんできたことです。今でも、LINEやFacebookなどを通して繋がっているので、とても嬉しいです。他国の友達ができたら、その国について知りたいと強く思います。これからも絶えず連絡をして、再会できることを望んでいます。もう一つ、良かったことは自分の英語は改善できたと感じたことです。はじめは、友達や先生、ホストファミリーなどと意思疎通するのが非常に困難で、わからないと正直にいうばかりでした。日々生活することで、ジェスチャーなしでも伝わり、また私の意見や話などを以前と比べたら言えるようになっていました。

 

【留学して一番辛かったこと】

留学して辛かったことは二つあります。一つ目はホストファミリーの家には、留学始めた頃から約2か月間中国のハウスメイトがいて、その子は流暢に英語を話せていて比較してしまったところです。夕食の時には、家族で会話を楽しむのですが、答えられないことが多くて辛い思いも経験しましたが、刺激をうけるばかりでためになりました。英語が聞き取れない私にとって、少し打ち解けることに少し時間はかかったものの、お互いの言語を学んだり、犬の散歩に出かけたり、夕食を作ったりなど素晴らしい時間を共有することができました。二つ目は、日本人も含め他国の友達とお別れしなければいけなかったことです。出会いたての頃はコミュニケーションの難しさも感じましたが、会う頻度が多いほど、心の内から話せるようになりました。今度いつどこで会えるか分からない辛さから涙することもありました。

 

【留学を終えた今、感じること】

とにかくこの素晴らしい経験をさせてくれた両親には本当に感謝するばかりです。これから英語勉強を通して、せっかく磨いた英語力を疎かにせず、更なる向上を目指して努力していきたいです。深草キャンパスへの通学途中、本当に多くの外国人を目にします。何かを尋ねられても、持っている知識を使ってコミュニケーションをとりたいし、就職先でも英語の使える企業に就きたいです。英語力だけでなく、海外で自己主張の大切さや、文化などの面においてもさらに向上させたいです。