オークランド大学留学レポート

オークランド大学

レポート作成W.M

〈ニュージーランド留学体験記〉

私はニュージランドにあるオークランド大学付属の語学学校に通いました。その約半年間の留学をご紹介したいと思います。

留学期間:2013/9~2014/2(5ヶ月間)

留学先:ニュージーランド、オークランド、オークランド大学付属語学学校ELA

 

・留学までの準備

私が留学を決意し、本格的に動き始めたのは2013年5月の終わり頃でした。この時点で少しみんなより少し遅いのかな。私は斡旋業者のLiv-infoさんに相談するところから始めましたが、何しろやることが多い!そして各種書類の締め切りも目白押しなので、本当に出発のぎりぎりまで忙しかった記憶があります。余裕を持って早め早めに行動しなければならないのは幾人もの先輩方から聞いておりましたが、結局その教訓を活かせること無く、私も慌ただしい準備を経験してしまいました。これから留学する方々には、ぜひとも私を反面教師にしていただきたいです。

万が一、私と同じ過ちを犯してしまったとしても、諦めずに最後までがんばればなんとか丸く収まることもあるので(私のように)、とりあえず一つでも作業を前に進めましょう。そして、無事日本とおさらば出来た時には、それは笑い話として留学先の友人なり、滞在先の人なりに教えてあげてください。信頼を失わない程度に(笑)失敗も最終的にはプラスに変えられるくらい図太くなれれば、この先も非常に役に立つと思いますよ。

なんにせよ留学をするには、まず旅立つ前に一つ越えなければならない山がある、ということです。

 

【留学までに必要な(そして大変だった)手続き】

・語学学校の入学手続き

・パスポートの取得

・ビザ申請

・アパート、電気、ガス、水道の手続き(一人暮らしの場合)

・オークランド大学(大学付属語学学校ELA)について

ELAでの勉強は私の場合で言えば、Global English Plusコースをとり、午前中に授業、午後は参加自由のワークショップがある、といった比較的楽な時間割だったと思います。授業内容に関しては担当する先生によって大分変わってくるのですが、とってよかったと思うのはビジネスクラスです。内容に馴染みがない分、難しいのですが、難しいほうが一生懸命勉強出来ました。2ヶ月に1度程行われるテストで80点以上を取れば、1つ上のクラスに上がれる仕組みですが、上のクラスにいけばいくほど、日本人の生徒は少なくなるので、勉強する環境としてはとても良かったです。

 

・ホームステイについて

滞在先は5ヶ月間ずっと同じホームステイ先にいましたが、初めはそのつもりではありませんでした。留学期間の半分を過ぎたらフラットに移って、海外で一人暮らしも経験してみようかな、と考えていたのです。しかし、実際ホストファミリーと暮らしてみるとこれが快適で、予定を変更して結局最後まで同じホストファミリーにお世話になったのです。具体的に言うと、ホームステイ先に留まるのを後押しした理由は、次の2つです。

1つ目は毎日現地の人と必ず喋る機会があることです。フラットに住んだり、ルームシェアをしたりすれば、世界各国から来ている人と生活が出来るかもしれない、という利点がありますが、通っていた学校にも国籍の様々な友達はいましたし、それよりも現地の日常生活を見てみたかったし、なにしろネイティブスピーカーと生活を共にすることのほうが自分の英語のスキル向上にメリットがあると考えました。

もう1つは、ホストファミリーと生活するのは、とても安心感があるということです。この留学の原点にかえって考えてみると、私の目的は、語学学校に通って英語を使いこなせるようになることでした。もし、滞在先を変えれば新たな手続きを増やし、滞在費に加えて、食費や生活雑貨への出費など、生活費への配慮もホームステイ以上に必要となってきます。心配事を増やして学業が疎かになる危険を冒してまで、ホストファミリーの元を離れようとは思わなかったので、頼れるところは存分に力を貸してもらおうと、ホームステイを続けたのでした。

これは、ホストファミリーのみなさんがとても親切で良心的な方たちだったからこそ出来たことでしょう。本当に感謝しております。

 

・NZについて

この留学が人生初めての海外、ということもあり、おもしろいこと、驚いたこと、NZいいなぁ!と思ったこと、とにかくたくさんありました。結論から言いますと、私はNZが好きです。ここでは特に印象に残っているNZの様子を幾つか紹介しましょう。

NZといえば、国中に広がる大自然です。日本では見たことの無いほど大きく、太い木がたくさん生えていたり、オークランド市街地からはバスで15分程のところにビーチがあったりと、本当に日常生活の風景に自然があふれています。週末に時間があれば、ブッシュウォーク(林の中を歩くのですが、道はきちんと舗装されていて散歩にちょうどいいです。たまに変な鳥の声も聞こえてくるので、まるでジャングルを探検しているようでした。)に出かけ、夏には毎週のようにビーチ(家の周辺にも3つ程ビーチがあった)へとピクニックに行き、何かしらの楽しみがあったのがとても良かったと思います。ビーチで寝転がっている時は「今私の心は、正真正銘のストレスフリーだ!」と心の底から思いました。とても気持ちが良かったです。

夏休みには、ツアーバス “Kiwi Experience” を使って、南島をほぼぐるっとひと回りする、11日の旅に出ました。同じ国でも少し足を伸ばすと、それまでとは全く違った風景も発見できて楽しいですし、新しい人々と会う機会もぐんと増えます。この旅の間はホストファミリーの力が借りられないので、全て自分で管理しなければなりませんでした。最後の最後まで無事家にたどり着けるかドキドキでしたが、これでまた1つ度胸がついたと思います。

 

・帰国して

帰国した今、思うことは「次はどこへ行こうか」ということです。もう少し帰国の余韻に浸ればいいのに…という感じもしますが、それぐらい有意義で私の人生に大きな影響を与えた留学でした。今私が手にした新たな考えや価値観は、日本を出るまでは一度も想像したこともないものですし、NZに行かなければこの先も手に入れられなかったものじゃないかと思います。

しかし、留学を考えている人に伝えたいのは、本当に大事なことは留学をするかどうかではなく、自分の意思で行動できるか、ということではないかと思います。本当に自分がしたいことは何なのか、どうすれば目標に近づけるのか、それを今一度考えてみてほしいと思います。そして、留学をするか否か決めた後も、どうか最初の目的を心の隅にいつも置いていてください。日々の生活に流されて目標を見失ってしまうことが本当によくあるからです。もちろんそれは留学中にも例外なく起こり、知らないうちに進むべき道を見えなくさせてしまうので、本当に厄介です。自分を強く持って行動できる人は、どこにいたって前進できます。今一度考えてみて、やはり留学に対する憧れや意欲がふつふつと湧いてくるようであれば、さすが国際文化学部生。もう後は行動に移すのみです。熱意のある人に、やって出来ないことはないですよ。

最後に、ここまで読んでくださってありがとうございます。面白くて有益な文を書くというのは難しいものですね(笑)私の留学体験記を少しでも楽しんでいただけたのなら、大変嬉しく思います。