フリンダース大学留学レポート
フリンダース大学【2015年度前期帰国】私費
レポート作成K.M
私はオーストラリア南オーストラリア州のアデレードにある、フリンダース大学附属語学学校というところに5ヶ月間通いました。
まずアデレードという街は、オーストラリアの中でもかなり田舎の方で、本当に周りは自然に囲まれた小さな街です。とくにすごく賑やかだったり、大きなショッピング街があるわけでもないので、観光に来るなら少し退屈かもしれません。しかし、住むとなると本当に安全で治安も良く快適でとても過ごしやすい場所でした。アデレードはオーストラリアで唯一留学生も交通費が学割になる街です。そのおかげで他のどの州よりも安い交通費で一か月バスも電車も乗り放題でした。街自体が小さいので少しいけば山もあり、海もあり、ショッピングセンターもあるので交通に困ることはありませんでした。また、日本食だって買いたくなればスーパーがあるし、他国籍国家の為、あらゆる国の料理を本場の味で手軽に楽しめます。中でも私は時々地元の方々がどこかの小学校のグラウンドやガレージを使って行う手作り品のマーケットが好きで週末にはよく訪れていました。元々地元も田舎の方なのでそんな都会な場所は得意ではなく、田舎の方に留学したいと思っていました。そんな私にとってアデレードの街はまさに理想通りで一瞬で溶け込め、大好きになりました。
次に学校ですが、アデレードには3つの国立大学があり他の2大学はシティの中心にあるなかフリンダース大学は、まったくの郊外に位置します。また、余談ではありますが、宇宙飛行士の毛利衛さんの出身で有名な大学です。私がフリンダース大学附属語学学校を選んだ理由の一つは、この立地です。美味しいものとショッピングが大好きな私にとってシティは誘惑の嵐です。学校と家の間にショッピングできる場所がないだけで、勉強にも集中できるし、無駄遣いも減る、さらに安全でフリンダース大学の立地条件は勉強に集中するのに完璧だと思いました。更に、他の語学学校との徹底的な違いはリスニング、コミュニケーション、リーディングライティングでそれぞれレベル分けがあることです。日本人はリーディングライティングは出来るのに、コミュニケーション、リスニングができないことで低いレベルからスタートしなければならない事がよくあります。ここでは、それぞれ自分のレベルからスタート出来ます。リスニングの時間はリスニングだけ、コミュニケーションの時間はコミュニケーションだけ!と授業もしっかり分けられていて、それぞれ先生も違うので伸びがとても早いです。例えば、私のリーディングライティングは日本で昔英語を教えていた先生だったので日本人の間違えやすいところを熟知していました。その為、そこに特化にした授業をしてくださった事も多々ありました。そのおかげでリーディングの成績はかなり上がりました。学校の国籍比率は日本人とサウジアラビア人が多く8割を占めています。しかし、残りの2割の方は本当にいろんなところから来ていてクラスはいつも多国籍で一つのテーマに対して色んな意見が出るのでとっても楽しかったです。また、日本人以外のほとんどの方が大学への入学のためのファンデーションとして通っているため、学校の雰囲気としては本当に真面目です。図書館ではたくさんの人がいつも勉強していますし、放課後に行われる補習への参加率もかなり高いです。
次に、滞在先ですが、私は初め二か月をホームステイ、その後シェアハウスに移りました。ホームステイ先のホストマザーは元シェフで料理がとってもおいしく、小学生と中学生の子どもがいたので毎日彼女たちと遊ぶことで英語に慣れることが出来ました。しかし守られた環境で甘えていてもこれ以上成長しないと思い、現地での生活に慣れてからシェアハウスに移りました。自分で物件探してアポイントを取って下見して、契約して、大変なことがいっぱいでしたが、私は無事インドネシア人の親子と中国人の学生の住む家に移ることが決まりました。とってもきさくで明るい方たちでいろんなところに連れて行ってもらったり娘のように扱ってくださりシェアハウスでも楽しい日々を送ることが出来ました。
私はこの留学に本当に満足しています。人それぞれ留学に求めるものは違うと思いますが、私のように落ち着いた環境でしっかり勉強したいと思うような方がいるなら、アデレードはとても魅力的な場所だと思いますし、フリンダース大学附属語学学校は授業の質も生徒の真面目さも、そして先生の面白さもどれをとってもすごくレベルが高く必ず満足のいく留学生活を過ごせると思います。