コメンスキー大学留学帰国レポート

コメンスキー大学【2014年度後期帰国】交換

レポート作成I.Y

*受講科目

 ・Slovak Language Course

  ・Greek Traditions

  ・Advanced communication

  ・History of Slovakia

 

 私の場合は、基本的に一コマの授業は週一回の90分、Slovak Language Courseのみは週二回90分の授業がありました。

 授業の進め方としては、学生がプレゼンを作成、発表するものが多かったです。課題レポートやテストも定期的にあり、成績はそれらと出席の総合評価です。

 コメンスキー大学では他学部の授業も受講出来る可能性があるので、いろんな学部の先生とコンタクトを取り、授業のシラバスを入手することをおススメします。上記のAdvanced Communicationはオーラルのような授業でしたが、経済学部で行われていました。そんなこともあるので、周りの学生や教授から積極的に情報を得たほうが良いでしょう。

*生活費について

 ①家賃(半年は寮で、半年は一人暮らしで計算します。)

68ユーロ(寮)×6か月+270ユーロ(一人暮らし)×6か月=2028ユーロ

 ②生活費:食費

40~50ユーロ×12か月=480ユーロ

 ③生活費:その他雑費

450~500ユーロ程

 ④旅費

1200ユーロ程

※1ユーロ=約135円

*留学中の生活について

 基本的には寮での生活になります。アジア人は少なく、ヨーロッパ系の学生がほとんどです。(特にスペイン・イタリア・フランスが多かったです)彼らはエラスムスと言うヨーロッパ間での留学システム(割と誰でも受かるそうです)で半年ブレイクのような感じで来ているため、あまり授業に出ず、旅行に行ったり、毎夜パーティやクラブに出かけていました。(もちろん真面目な生徒もいます、ごく少数ですが)

 現在は改善策として、エラスムスとそうでない学生の住む棟を分けるなどされているようですが、私は勉強に集中できない環境が嫌になって、友人に助けてもらいながら自力で部屋を探して退寮しました。運よく部屋が見つかりましたが、それはいつも出来るわけではないからラッキーだったねと、友人には言われたので、もし引っ越しを考えるのであれば早めから探すことをおススメします。割と根気がいるので。

 もちろん勉強だけではなく、パーティに参加したり、週末は旅行に出かけたりしました。スロバキアの良いところは、近隣諸国なら日帰りで観光出来るところです。近場はフリーの日に行って、長期休暇中はぜひスロバキア国内を回るか、ヨーロッパ中を旅行してほしいと思います。同じヨーロッパ圏やスロバキア国内でも、場所によってカラーが全く違うので楽しいし刺激になります。

 留学先のブラチスラバにはいくつかショッピングモールがあり、またスーパーやカフェ、服屋さんや本屋など、基本的な日用雑貨などは全て揃いますし、カフェはどこに入ろうか迷う程たくさんあります。スロバキア人におすすめのお店を教えてもらったり、友人とどこのホットチョコレートがおいしいか飲み比べに出かけたりしていました。

*学校について

 これからどうなるかはわかりませんが、私が留学した際は、日本で取ると決めて行った授業のうち、開講されていた授業が1個しかないというトラブルに遭いました。オフィスの人を急かし、英語開講の授業を作ってもらったり、他学部の先生にメールをして、その学部の授業に入れてもらったりしました。はっきり言って大学システムはよくありません。現地のスロバキア人でも頭を抱えています。なので、私は大学の授業はそんなにたくさん取っていませんでした。前期5個、後期3個程だったと思います。その代り、自主勉強や外部の活動に積極的に参加しました。スロバキア語と日本語を互いに教えあう勉強会に参加したり、Facebookで見つけた英語でディスカッションするイベント(結構頻繁にやってます)に飛び込みで参加したりしていました。また一人での旅行中も積極的に人と関わるようにし、いろんな人といろんなトピックで会話するよう心がけていました。

 上記のことから、大学でしっかり勉強したい!とか英語をパーフェクトに話せるようになりたいと言う方には、スロバキアはおススメできません。ヨーロッパの人々は多少文法や発音が違っていても、気にせず話すし、聞いている側も、意味がわかれば深く気にはしません。要は”通じれば良い”と言うスタンスが強いです。私にとってはこの環境がとても良かったし、間違いを恐れてなかなか話せなかった自分を変えることが出来たので、良かったと思っています。行ってからこんなはずではなかった、では遅いので、スロバキアに留学を考えている方がいらっしゃったら、逆境を刺激と捉え、自分でアクションを起こせるか、今一度考えてみてほしいと思います。

*留学を振り返って

 長々と書いてきましたが、スロバキアと言う国に留学させていただいて本当に良かったと思っています。日本にいるだけでは気づかない固定観念や、海外から見た日本のイメージが見えてきて、とても面白かったです。もちろん辛いこともたくさんありました。スロバキアは非英語圏なので、英語を話せる人が多くはありません。最初は全くスロバキア語もわからない上に、アジア人と言うことで視線が痛い時もありました。悔しくてスロバキア語を必死に勉強しながら、友人に”スロバキア人は冷たい”と当たったこともありました。その友人に言われた言葉が今でも印象的です。「日本人だって同じだよ。僕らが日本に行けば同じような視線を感じる。しかも日本人は英語話さないでしょ?Na Slovensku, po slovensky(スロバキアにいるなら、スロバキア語を話しなさい=郷に入れば郷に従え)だよ。」

 確かに、私の中で世界共通語は英語でした。海外の人はみんな多少は英語が話せると思いこんでいました。そういう意味で私は、英語圏では得られないであろう体験をさせてもらえたなと思っています。それから旅行に行く際は、なるべく現地の挨拶などを覚えて使うようになりました。すると、多くのひとが好意的に接してくれるようになりました。誰でも少なからず自分の言葉にアイデンティティを持ってるし、何より親しみがあります。その人たちの立場になってその国を訪れ会話すると、多少言葉が通じなくても、とても一体感が生まれます。スロバキアに留学する方にはぜひ、英語だけでなくスロバキア語などを学んでもらって、同じような感覚を味わっていただきたいと思います。

 最後になりましたが、この貴重な一年を私に与えてくださった龍谷大学の留学関係者の皆様、サポートデスクの方々、そしてスロバキアへと送り出してくれた両親に多大なる感謝の意を込めて、帰国レポートとさせていただきます。