リヨン第3大学留学帰国レポート

リヨン第3大学 H.Y

レポート作成H.Y

受講科目と授業

★必修の授業(FLEとCulture francais)

FLE:レベル別に分けられて1クラス20人ほど。

文法を学ぶ授業ですが、セメスターに1回、2人1組でプレゼンテーションをする機会があります。テーマはフランスについてという大きなテーマで、要するにフランスに関することなら何でもOKというものでした。他国の学生はどんどん質問したり、積極性に何度も驚かされました。私はこの授業で他国の友達ができたので、話しかけて、友達になるチャンスだと思います。テストもありますが、先生によって結構違うみたいです。

 

Culture francais:フランスの文化や歴史について学ぶ授業です。留学生全体を3つのレベルに分けて行われます。1時間ひたすら先生が話しておられるのを聞く、というなかなかしんどい授業でした。私はプリントに書かれている単語が全然分からなかったのでずっと単語を調べていました。テストは2回あり、記述形式とマークシート方式でした。結構難しいのでしっかり勉強しないといけない科目だと思います。

 

★必修以外の授業

留学生が多く登録していたのはthemeとversionという授業でした。これらは言語学部の翻訳の授業で日本語学科の場合、themeがフランス語から日本語、versionが日本語からフランス語に訳すという授業です。それぞれ学年ごとにレベルが違うので自分のレベルに合わせて受講でき、翻訳することでボキャブラリーも増えますし、フランス語の勉強にもなるので、留学する学生は受講することをお勧めします。

それ以外の授業はLitterature japonais(日本文学の授業)やHistoire culturelle(日本の文化的な歴史)などを受講していました。また、学部や学位(master/doctrat)によって授業が行われるキャンパスも違ったりするので、登録したら注意が必要だと思います。

 

住居と生活

●住居の種類:大学が選んでくれたstudio

●生活費(1ヶ月):レジデンス代…500ユーロ(+電気代40ユーロ)

食費…150ユーロ

雑費…150ユーロ

その他、旅費がかかったり、月によって差があったが、大体800ユーロほどで生活するように決めていました。私が住んでいたアパートは学校からメトロとトラムを乗り継いで20分くらいのところにありました。徒歩でも30分弱くらいで学校に行けました。それにトラムの駅がアパートのすぐ近くにあるので、ちょっと遠くまで行くのも便利でした。そう考えるとトラムでもメトロでも駅までのアクセスは良い方がいいと思います。また、同じレジデンスでも部屋によって値段が違ったりする(道路に面している方が安く、庭などに面していて静かな部屋は少し高くなる)ので、静かな方がいいという人は登録する際に、希望を書くといいかもしれません。リヨンは治安に関して、とても悪いということはありませんが、Guillotièreなど移民が多いところは気を付けた方が良いと思います。その周辺のレジデンスは安いかもしれませんが、セキュリティーがしっかりしていなかったりするらしいので避けた方が良いと思います。

それに、いきなり一人暮らしが不安という人がいるかもしれません。そういう人はホームステイやcolocataireというルームシェアのような形を考えるのも1つの方法だと思います。また、途中でレジデンスを変えた人もいたので、もし、自分の住居に不満があるなら、管理人さんにお願いして改善してもらうか、レジデンスを変えるのもありだと思います。

住居に関して困ったことがあれば、国際部のような留学を担当している部署があり、その中にlogementを担当している方がいるので、その人に相談するのもいいと思います。私は色々と助けてもらいました。

留学を終えての感想

留学前、ビザの申請やフランスの大学への登録など手続き関連で頭がいっぱいになり、かつ、全然スムーズに進まなかったこともあり、留学するのはこんなに面倒なんやと半ば嫌になりながら準備していました。なので、フランス語を勉強しようなんていう気持ちにもなれず、殆ど何もしないままでした。しかし、心のどこかで行けば、何とかなるだろうと思っている自分もいました。

そして、実際フランスに行ってみて分かったのは普段の生活でも学校の授業でも、何も聞き取れないし、話せない、伝わらない、という自分が想像していた以上の厳しい状況に自分がいるということでした。でも、今のままは絶対に嫌だと思ったので、自分から積極的に声を掛けたり、図書館に行って勉強したり、私なりに努力しました。

最初は生活に慣れるのも精一杯だったのですが、次第に余裕が出来てきて、少しずつでしたが友達の輪も広がっていきました。それと同時にフランス語も少しずつ理解できるようになっていったような気がします。生活の中で、自分は思っていたより積極的な一面があったことや自分が動くことで変えられることがあることに気づきました。それに、日本にいたときは常に誰かに甘えて、誰かがやってくれるという考えも少なからず持っていましたが、留学して、全て自分で判断していかなければいけないのだと痛いほど分かりました。

また、初めて一人で生活してみて、家族のありがたみが本当に分かりました。両親がいたから私は留学できたといっても過言ではないと思います。それは金銭的な面でもそうですが、悩んだとき、辛いとき、話を聞いてくれたことでどんなに気持ちが落ち着いたか分かりません。その点においては友達もそうです。この留学中に人の優しさを感じられることが沢山ありました。この気持ちは日本で過ごしていたら、当たり前になりすぎていて、気付いていなかったかもしれません。このようなことを改めて気付けて良かったと思います。

 

後輩へのアドバイス

渡航前にしておいた方がよいことは連絡先などを知らせておくことは勿論、1ヶ月に使うお金の上限や送金の方法など親としっかり話し合っておくことだと思います。留学というのは私たちの力だけでは成り立ちません。親がいるからということを忘れないでほしいと思います。なので、特に金銭的なことに関してはお互いに納得がいく形で進められるように相談しておいた方が良いと思います。レジデンスを決める時なども自分ひとりで決めてしまわずに、ある程度のことは決めておいて、一度相談することは大切なことだと思います。

それに、留学するためにはビザ申請に関してcampus franceというところでの手続きなど、沢山の手続きをしなければいけません。フランスという国は思っている以上に、ゆっくりとしているので、何事も早め早めを意識して取り組んだ方が慌てずに済むと思います。

あとは、フランス語の勉強をしっかりしておくことだと思います。これは個人差があるので何とも言えませんが、私がフランスに行って感じたのは自分が思っている以上に話せないし、聞き取れないということです。なので、文法をしっかり固めておくことや、普段からフランス語のラジオを聴いたり、本を読んだりするなど慣れておくことは後々、自分にとってプラスになると思います。なので、留学準備するだけで精一杯で時間が取れないかもしれませんが、少しの時間でも良いから、これから留学する皆さんには留学前の準備(フランス語の勉強)として、1つでも良いからやっていってほしいなと思います。

 

私は留学を通して、自分を見つめなおす時間や色んなことを考える時間、フランス語に向かう時間など、自分への時間をたくさん持てたので、留学できて本当に良かったなと思います。なので、留学したいけど…と迷っているなら、行った方が絶対良いと私は言いたいです。悩んで動かないより、動いてから悩んだ方が大きく成長できると思うので。頑張ってください!