ダブリンシティ大学留学レポート
2025年11月号 N.H
レポート作成N.H
12月が近づき、ダブリンにも本格的な冬が訪れようとしている。気温は氷点下を下回る日も増え、登校するだけで耳や頬が痛むほどだ。この寒さに耐えきれず、私はついに暖房具を買わざるを得なくなった。少し後悔しているのは、日本であらかじめ暖かい防寒具を揃えておけばよかったということだ。こちらは物価が高く、必要最低限以外の買い物はどうしてもためらってしまう。

節約生活の結果、最近は食パンが主食になっている。しかしその影響か、こちらへ来てから体重が8キロも増えた。ジムに通い始めたことで筋肉と脂肪が同時に増えたのだと思うが、新しい環境の中で自分を変えたいという気持ちが無意識のうちに芽生えたのかもしれない。もともと痩せ型だった自分が、ここまで変化できたことに驚きもある。もちろん「筋肉留学」というつもりではない。
留学生活が始まり、気づけば3ヶ月が過ぎた。長いようで、振り返るとあっという間でもある。ダブリンの街並みにもすっかり慣れ、毎日学校へ向かう道はむしろ平凡に感じるほどだ。良いのか悪いのか、同じことの繰り返しのように思えてしまう。留学当初の、自分でも少し恥ずかしくなるほどの期待と興奮に満ちたはしゃぎようを思い返すと、「あの頃の自分はなんて可愛いのだろう」とすら思う。

一方で、街は着実にクリスマスの準備を進めている。先週までは見かけなかったクリスマスツリーがあちこちに立ち並び、建物は電飾で華やかに彩られている。日々の生活に慣れた私にとって、こうした季節の変化は新鮮である。クリスマスへの期待感が高まってくる。
寂しいことといえば、毎日一緒に授業を受けていた友人たちの多くが今週、自国へ帰ってしまうことだ。私はクラスの中でも留学期間が長いため、過半数の仲間が旅立ってしまう。正直に言って、とても寂しい。
学習面では、この3ヶ月でテキストを一冊終え、英語の基本的な文法から応用的な内容まで幅広く学んだ。Speaking、Reading、Listening、Writingなど総合的な英語力の向上を実感しており、ここまでの学びは決して少なくないと感じている。

