グラスゴーカレドニアン大学留学レポート

グラスゴーカレドニアン大学【2015年度後期帰国】

レポート作成N.M

サークルの皆と近くの湖のほとりでバーベキュー :)

サークルの皆と近くの湖のほとりでバーベキュー :)

友達と日帰り旅行。スコットランドの自然はとても素敵!

友達と日帰り旅行。スコットランドの自然はとても素敵!

鶴の折り方を教えました。ちなみに、この金紙はチョコレートの包み紙 (笑)

鶴の折り方を教えました。ちなみに、この金紙はチョコレートの包み紙 (笑)

友達の結婚式に行ってきました。幸せそうでこっちまで嬉しくなりました ;)

友達の結婚式に行ってきました。幸せそうでこっちまで嬉しくなりました ;)

住んでいた学生寮の裏庭にはウサギが...!

住んでいた学生寮の裏庭にはウサギが…!

1年3ヵ月間お世話になった先生とクラスの皆で食事会 :)

1年3ヵ月間お世話になった先生とクラスの皆で食事会 :)

仲良しのクラスメート。彼女たちの影響でアラビア語がちょこっと分かるようになりました。

仲良しのクラスメート。彼女たちと大変な授業や課題も一緒に乗り越えました。

5ポンド(約800円)からビジネスを始めて234ポンド(37,440円)稼ぎました!寿司セールは大成功 :P 歴代で一番の売り上げだったと先生方に褒められ、達成感がありました。全額、教育を受けられていない子どもたちのために寄付されました。

5ポンド(約800円)からビジネスを始めて234ポンド(37,440円)稼ぎました!寿司セールは大成功 :P 歴代で一番の売り上げだったと先生方に褒められ、達成感がありました。全額、教育を受けられていない子どもたちのために寄付されました。

 外国留学で最も大切なことは、どれだけ自分に勝てるか、です。私はスコットランドのグラスゴーに留学を決めました。理由は、英語力を本気で伸ばしたい、という意思があったから。そのためには日本人が滅多にいないであろう、スコットランドを選びました。渡航前から向こうに行ったからには日本語は絶対に話さない、聞かない、を徹底しました。確かに、家族と2度ほど電話をしましたがそれっきりで、現地に日本からの留学生が3、4人いましたが、彼らと話す時も英語で話していました。さすがにやりすぎですが、それくらいの意思を持たないと短期間で英語力は伸びません。せっかく留学に来ているのに母国語ばかり話して、結局母国から来た留学生とばかり仲良くする、実際にそういった人を何人も見てきました。わたしの留学先では、中国人とサウジアラビア人が多く、休み時間になると2つ国ができていました。スピーキングの練習でグループプレゼンテーションをすれば、決まって誰かが英語でない言語で話し始め、わたしだけ理解できないことも多々ありました。何が言いたいかというと、本気で英語を学ぶなら、国選びの時点でどういった人種が多いのか、ある特定の国からの留学生が多すぎないか、日本人が多いのか、などを真剣に調べて決断してみてください。

 

 また、学校外での活動を何かやったほうが、楽しいのはもちろんのこと、英語力がぐんと伸びます。スコットランド留学をしましたが、留学生ばかりとの交流で、現地の人との交流がほとんどなかった1ヶ月を過ごしました。様々な国からの留学生と話すことで、その国々の文化を知ることができましたが、お互い同じ英語力の人と話し続けて上達するはずがありません。自分より上のレベルの人、というよりネイティヴと話す機会を作りたいと思い続けていた頃、韓国人の友達が他大学のサークル活動を勧めてくれたのをきっかけに頻繁に通うようになりました。アメリカ人、イギリス人、スコットランド人、カナダ人、ニュージーランド人など英語を母国語とする人たちに出会い、彼らと話すことでスピーキングの力がついてきた、と自覚したのは留学後、半年経った頃でした。

 

 半年で英語力はつくのか、と勘違いしたところで壁にぶつかりました。わたしは最初6ヶ月を英語のみのクラスをとっており、その後9ヶ月はファンデーションコースの中でも経営の基礎コースを選択していたため、夏休み明けから本格的な経営の授業を受け始めました。それが始まる前の時点で、英語力はついたから余裕だ(上記参照)、と思っていたのですが、 実際に専門分野の講義を英語で受けることはそうたやすいものではありません。クラスメートは教授の言っていることを即座に理解し、質問も難なく答えていました。そんな中、わたし一人さっぱり理解しておらず、また経営の基礎を勉強したこともなく、授業についていけていないと痛切に感じました。それが原因で授業中に泣いてしまったこともあります。プライドが高かった分、自分の英語力に対する「何か」がその時点で崩れ落ちました。人間、努力を積み重ねないとなにもできあがらないのだと、実感しました。地道に勉強した成果もあり、留学10ヶ月後でやっと本当に学術的な英語にも慣れてきたなあと感じるようになりました。ファンデーションコースを受講したのがきっかけでもっと勉強したい、と思うようになり、今年の9月から同じ大学の2回生として編入することになりました。わたしにとって、留学とは人生のターニングポイントなのだと思います。

 

<これから留学を考えている人たちへ>

 現代では海外留学することは珍しくもなんともありません。正直お金さえあれば誰でも行けます(多少英語力が低くても)。就活で留学経験を語りたいと思う人も多いと思います。当たり前化した留学を当たり前にさせないためには、はっきりした目標設定が必要です。その目標に向かって地道に努力すれば(もちろんたくさん悩みます)、結果はどうあれ達成感を得られることができます。どうせ行くなら海外で遊んで楽しかった〜、ではなく、人間性や価値観において成長して帰ってくることが本当の意味での留学ではないでしょうか。まあ、外国人の友達をたくさん作って、旅行に行って楽しい留学生活を送るのも一つです。それも目的を持って留学しているのに変わりはないので。人それぞれですが、留学に興味がある人は「じゃあなんで行きたいの」というところを深く考えてみてほしいです。

 

 長くなりましたが、最期まで読んでいただいてありがとうございます。素敵な留学生活を送ってくださいね!:)

私の住んでいたスコットランドの都市グラスゴー。これはグラスゴーの都心部の写真です。買い物や食事を楽しめるため、毎日多くの人で賑わいます。

私の住んでいたスコットランドの都市グラスゴー。これはグラスゴーの都心部の写真です。買い物や食事を楽しめるため、毎日多くの人で賑わいます。