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クワントレンポリテクニック大学留学レポート

クワントレンポリテクニック大学【2015年度後期帰国】交換

レポート作成K.N

期間:2014年9月~2015年4月

 

支出合計

¥85,700/月

宿舎費

¥60,000

食費

¥10,000

図書・学用品

¥1,000

携帯代

¥4,700

その他

¥10,000

収入合計

¥100,000/月

奨学金(現地から)

¥0

奨学金(日本から)

¥80,000

日本からの送金として

¥20,000をクレジットカードで引き出し

(為替:100円で計算)

 

<クワントレンのおすすめポイント>

クワントレンポリテクニック大学には様々な国から学生が集まっています。クワントレンの学生団体が定期的にアクティビティを企画しているので、そこに参加するとカナダならではの活動に参加できます。また、日本の文化に興味がある学生が多く、日本語や日本文化の授業、Japan Clubという日本に興味がある学生が集まるサークルがあります。しかしながら学内には日本人が多くて5人(ほぼ交換留学生)ほどしか在籍していないので、数少ない日本人として彼らに日本文化を伝えられるチャンスがたくさんあります。授業は基本的に少人数制で、先生が一人一人丁寧に指導してくださる点がとても良いと思います。

 

<授業について>

クワントレンでは1セメスターが4ヶ月毎なので、この交換留学のプログラムは8ヶ月間の2セメスターに渡ります。私は最初のセメスターで語学の授業を取り、次のセメスターでは少し学部の授業を取りました。

クワントレンの語学の授業(ELST)は、他の語学学校とは違って英語を学ぶというよりも学部の授業を取る人に向けた授業なので、主にプレゼンテーションの仕方、レポートの書き方、ノートの取り方、アカデミックな内容の長文を速読する力などを学びます。そのため、ELSTの生徒はほとんどがある程度英語力を身につけた人たちでした。宿題は毎日のようにたくさん出され、週に3回ほどは何らかの小テストや定期テストが行われ、1セメスターで2,3回ほどのプレゼンテーションを課されました。日本の授業と比べて厳しいように聞こえますが、周りの生徒の意識の高さや、自分が本当に学びたいという気持ちがあれば十分な課題であると感じました。実際にこの授業を通して自分の英語力はかなり伸びたと思います。

学部の授業では自分以外は現地の学生ばかりですので、かなりの英語力と知識が求められると感じました。日本の大学とは違って、その授業を取っている学生は元からある程度の知識を持っている人達が多いので、留学生はその授業の中でも一番レベルの低い授業を履修することをおすすめします。

 

<大学周辺の街ついて>

 私は渡航直前までクワントレン大学はバンクーバーにあると思っていたのですが、細かく言うとバンクーバーにあるのではなく、バンクーバーの隣の街のリッチモンドとサレーという街に二つキャンパスがありました。私はリッチモンドとサレーのどちらでも授業を受けていましたが、現地の人がよく「リッチモンドは中国人の街、サレーはインド人の街」というぐらい、この二つの街はカナダ人と同じかそれ以上に中国系やインド系の人が多く住んでいる街です。リッチモンドでは中国人はたくさんいるものの日本人はほとんど見かけないので、私はよくレストランなどへ行くと中国人に間違えられることが多々ありました。

 一方、大学の隣の街のバンクーバーへ出ると、リッチモンドやサレーとはまた違った雰囲気で、たくさんの人種の人を見かけます。カナダ人が半分、残りの半分は他の国籍の人達、といった割合で、大学ではあまり見かけない日本人もたくさん住んでいます。初めカナダへ来たときは、せっかくカナダに来たのにネイティブじゃない人が多いことに驚きとがっかりした気持ちが混じっていましたが、今ではそこがカナダ留学の一番良い所だと思います。英語を第二言語としている人が多い分カナダ人は異文化についての理解がありますので、つたない英語を話したとしても理解しようとしてくれますし、皆自分の文化を守りながらも相手の文化を尊重しているというイメージがあります。そういった面でカナダ、特にバンクーバーはとても過ごしやすい街だと思います。

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