トロント大学留学レポート

トロント大学【2015年度後期帰国】私費

レポート作成K.Y

 約半年間の留学を終えて思うのは、後悔だらけの留学ではなかったことです。自分なりに一日一日を頑張って過ごしてきたと思うので良かったと思います。しかしその中でも単語力をもっとつけたらよかった、とはよく思います。これはどんなに単語力をつけていってもきっと最後は後悔するだろうと思うのですが…。授業を受けるたび初めて見る単語がでてきて、そのせいで授業についていくのに必死でした。それに加えて、クラスメイトはその単語を普通に使っているので尊敬の気持ち以上に自分に対して情けない気持ちでいっぱいになりました。自分の英語力の無さ、知識のなさに何度も苦労し、そして悔しい気持ちに負けて一度だけ泣いてしまったこともありました。しかし今思えばあのときあんな気持ちになったおかげでコツコツ勉強できたと思います。今ではいい思い出です。単語力をつけるのにもう十分なんて言葉はないと思うので、渡航前から単語の勉強は特にすべきだと思います。

 学校について思うことは、ほとんどの先生が優しくてわからないことがあるたび助けてくれたし、授業に関しては満足しています。生徒の年齢層が幅広すぎて最初のころは驚いていましたが、すぐ慣れて楽しく一緒に学ぶことができました。特に私のクラスメイトは自分の親世代ぐらいの人もよくいました。結婚しているクラスメイトがいるのは当たり前な環境でした。正直なことをいうと、同世代の人とはあまり出会えなくて学生の友達をたくさん作れなかったのでそこはちょっと残念でした。でも周りに人生経験豊富な方ばかりいるので授業中、まだ経験したことのない様々なお話をしてくれたことはとても面白かったです。クラス分けテストに関しては、少しだけ不満がありました。ほかの大学の仕組みは知らないのでここだけかどうかわかりませんが、何点取れたのか、どの分野が伸びたのか知りたかったのにこのテストは点数重視でないからか、詳しい結果を教えてくれなくて、少し残念でした。

 ホームステイは日常的な英語と触れる環境であるため英語力を伸ばすのには最適であると思います。また英語だけでなく、その国の文化や生活スタイル、食事等に自分の身をもって経験できることはとても素晴らしいことだと思うし、実際は私はホームステイを選んで様々な刺激のある経験ができました。わたしのホストマザーは困っているときや悩んでいるときはいつも親身になって行動してくれるので本当の親のようで、心の支えになってくれました。

 留学中、週末や学校の休みを利用して旅行にも行きました。ケベック、モントリオール、オタワを巡る2泊3日の旅や、ナイアガラの滝を2回も見に行ったり、年末年始にはすぐ隣のニューヨークにも行きました。その地域の文化が見てわかる街並みや料理などどの旅行も大満足でした。日本人のワーホリの方がいる旅行代理店もあるのでよく利用していました。ツアーだと驚きの価格で旅行できるのでお勧めです。

 海外で生活する、海外の友達を作る。留学を終えて昔からの夢をかなえることができて本当に嬉しいです。英語力はまだまだ未熟なので、留学を一つのきっかけとしてこれからも心新たに自分の英語力がさらに成長して使えるものにできるよう努力していきたいです。一番仲良しの韓国人の友達から夏頃に日本に行くという連絡が来ていて、すごく会えるのが楽しみだし、何よりこんな約束ができることは前の私には考えられないことだと思います。そう思うとやっぱり不安もあったけど留学にいけて心の底からよかったと感じます。留学への不安や悩みを聞いてくれた友達、留学へのアドバイスや勉強方法を教えてくれた先輩方、そして金銭面や精神面でも支えてくれた親には言葉にできないぐらい感謝しています。早く恩返しをしたい気持ちでいっぱいです。こんな素敵な機会をくれてありがとうございました。