私は2018年8月末から年末頃まで、カナダのトロントに留学をしました。トロントを選んだ理由としては、多国籍な都市であったことが一番の要因で、日本とはまた違った生活ができるのではと思いました。トロントはカナダの中でも大都会ですが、自然も豊かな都市です。とても過ごしやすい場所で治安も良い、素晴らしい場所でした。ただ、11月頃からは一気に寒くなって、氷点下の日もたくさんあり、夏との気温差にはかなり驚かされました。多国籍都市と言われるだけあって、さまざまな国の人々が生活していてとても刺激的でした。

私はトロント大学付属の語学学校に通っていました。授業は、ライティングやリーディングを重視したアカデミックイングリッシュコースと、スピーキングに重点を置いているイングリッシュプラスコースに分かれており、私は留学中にどちらも受講しました。どちらのコースも学期はじめにプレースメントテストによってレベル分けがされ、自分の英語力に合った授業を受けることができます。授業の雰囲気は柔らかく、全員が熱心に勉強をしていましたし、そういう雰囲気がしっかりとできていました。日本での授業と比べて、圧倒的にディスカッションをする機会がありました。またアカデミックコースでは週に一度、プロジェクトデーという日があり、グループごとにフィールドワーク、インタビューなども行い、会話能力を向上させることができました。トロント大学はとても大きな学校で、キャンパス内には、とてもたくさんのきれいな寮や、カフェ、グラウンド、ジムなどが充実していて、学生にとっては非常に快適でした。トロント大学はアクティビティも充実していて、アイスホッケー観戦やナイアガラの滝ツアー、クルーズパーティーなど、最高の思い出がたくさんできます。トロント大学はダウンタウンのすぐそばにあるので、放課後には友達とショッピングをしたり、外食をしたりすることが簡単にできました。グラウンドも無料で使えるのでスポーツを楽しむこともできましたし、電車に少し乗れば、とてもきれいなビーチにも行くことができました。とても充実した学生生活を送ることができました。

私は留学期間中ホームステイをしました。最初は馴染めるか不安でしたが、ファミリーはとても気さくに優しく接してくれたので、充実した生活を送ることができました。私がホームステイを通して学んだ必要なことは、自分の意見をはっきり伝えることです。一緒に生活をする上で、嫌なことははっきり伝えないと、相手にはこちらが悩んでいることに気づくことができません。しっかり伝えれば、理解してくれる人がほとんどだと思います。あとはコミュニケーションをしっかり取ることも良い関係を築く上で必要なことだと思います。私は、その日合った出来事や、授業はどうだったとか、他愛もない話をよく夕食の時に話していました。すらすら話すことができなくても諦めずに話そうと努力すれば、必ず相手も話を聞いてくれるかと思います。また私のホームステイ先には、私の他にアイルランド人の同居人がいました。彼は学生ではなく社会人で、私より少しだけ年上でしたが、同じように海外で暮らしている身としてとても仲良くなることができました。こういう素晴らしい出会いがあるホームステイを選んで本当によかったと思います。

留学前に準備をしていてよかったなと思うことは、事前にカナダ用のSIMカードを用意していたことと、国際キャッシュカードを作っていたことです。私はSIMカードを、出発する前に取り寄せていたので、何のトラブルもなく携帯を使えることができました。現地に着いてからSIMカードを契約している人もいましたが、やはりコミュニケーションの問題もあって、スムーズにできていなかった人が少しいました。また、私は入金してもらったお金を時差はありますが、すぐに現地通貨で下ろせるようにしていたのでとても便利でした。また、トロントはカード文化が日本よりもだいぶ進んでいたので、デビットカードがとても役立ちました。他にも留学する上で準備した方が良いと思ったことは、自分なりのエピソード、話題を持つことです。やはりクラスメイトや現地の人と話すためには、聞くだけでなく自分のことを話すことが必要ですし、授業のディスカッションでもよく必要な場面がありました。今までで一番楽しかったことや、日本で好きな場所など、自分なりのエピソードがたくさんあればあるほど便利だと思います

トロントでの約5ヶ月間、私にとってはとても濃い、重要な人生の経験となりました。これから留学を考えている方や、一歩踏み出せない方は是非、チャレンジしてほしいと思います。必ず、これからの人生にとってかけがえのない財産になると思います。