マニトバ大学留学レポート

マニトバ大学【2016 年度後期帰国】私費

レポート作成O.T

 

     今回、私はカナダのマニトバ州にあるウィニペグに2016年9月から2017年3月までの6ヶ月間語学留学に行きました。留学先では英語はもちろんのこと様々なことを学ぶことができました。

 今回このレポートで、「留学の動機」「留学先での生活」「留学を終えて実感したこと」の3つの項目に分けて述べていく。

留学の動機

 今回私は、英語力の向上もありますが、それ以上に「今の自分を変えたい」と思い6ヶ月間の語学留学に挑戦しようと思いました。小さい頃から何事に対しても優柔不断で周りに流されることばかりでした。中学生から高校生へと学年が上がれば自分も成長してそういったことは勝手に消えていくだろうと思っていましが、高校を卒業し大学へと進学しても何も変わっていませんでした。そこで大学生になりようやく自分1人で何かを初めから考え行動しなければいつまでたってもだめな自分を変えることが出来ないと考え始めるようになりました。他の人にとっては当然のことであっても私にとってはとても難しいことでした。留学でなくても、自分でしっかり考え行動できることであれぼ何でもよかったのですが、せっかく国際学部に所属しているので、英語は全く得意ではないのですが英語圏の国への留学を決意しました。行きたい国、大学、期間、授業内容などをしっかり自分で考慮していく中で、しっかりと目標を持って行動していけば自分にだってできると言う自信を持つことが出来ました。もちろん英語が苦手な自分にとって留学先の大学へコンタクトを取ることなどたいへんなこともたくさんありました。しかし、たいへんであればあるほど頑張ろうと思えるようにこの時点でなりました。本当に少しずつではありますが自分が変りつつあるのが実感できる瞬間でした。自分の留学の動機は他の人とは異なるかもしれませんが、自分は「今の自分を変えたい」と言う理由なしでは留学を決意していなかったとおもいます。

「留学先での生活」

 私の留学先カナダのマニトバ州、ウィニペグはバンクーバーやトロントのように都会ではなくどちらかと言うと田舎の方で自然がたくさんあり、住んでいる人もとても優しく都会より田舎が好きな僕にとってはとても良い環境でした。冬の気温については−30度を下回る日が続いたり、吹雪などもよく起こっていて。正直朝起きるのがとても辛い日や、寒すぎて顔が痛いことも頻繁にありました。しかし、−30度の世界なんて日本ではで味わうことのできないことなので思い返せばとても良い経験になったと思います。何事もネガティブに考えるのではなくポジティブに考える事の方が得をすると思います。
私は大学付属の寮やルームシェアではなくてホストファミリーを滞在方法を選択しました。ファミリーによってその家のルールなども異なっており、人によっては合う合わないがありますが、その国の文化をその国に住む人と直に味わうことのできるので個人的にはホストファミリーをおすすめします。また滞在期間が長ければファミリーとの交友関係も深くなっていき、将来かけがえのない存在になることもあります。私自身も、ホストファミリーとは仲良くなることが出来て日本に帰ってきた今でも連絡を取り合ったりしています。
授業については、始めの1ヶ月頃は先生達のいっていることが全くわからずまた当然話すこともできないので自分の伝えたいことがうまく伝わらず本当に悔しい思いをしました。英語は苦手だけれども国際学部で英語の授業などで英語に触れてはいたのですが全くの別ものでした。半年で英語を完璧になろうとは思っていなかったのですが日常的な会話ぐらい英語で行えるだろうとおもっていたので焦りを覚えました。それからその焦りと悔しさで英語を真剣に勉強するようになって、現地で出会った友達や、授業を教えてくれている先生達、ホストファミリーの協力などで4カ月を過ぎる頃には自分の伝えたいことを完璧ではないながらも英語で伝えることができるようになりました。そこで自分の英語を理解してもらえることに楽しみを感じ、苦手だった英語が今でもは楽しく勉強することができるようになりました。本当にきっかけはいろんなところにあってそれに気づくことがとても大切なんだと思えるようになりました。
ウィニペグではアミューズメントパークのような学生が遊べるようなところはなく友達とは映画館に行ったり、イベントに参加したり、ショッピングをしたりしていました。レストランやバーなどにもたくさん連れて行ってもらったりしたので体重の増加も大きかったです。しかし本当に現地の人達は優しくて留学先で楽しい生活が送れたのは僕が現地で出会った人々のおかげだと思います

留学を終えて実感したこと

 私は日本にいるときは日本については深く考えたことがなかったのですが、一歩他の国に出てみると自国のいいところや悪いところなどを知ることができます。また日本と他の国の比較なども意識するようになりました。日本にいるだけでは決して気づけないことに気付くことが出来ました。さらにこの留学で「人との交流の大切さ」を実感しました。自分はあまり人と話すのが得意ではなくて、自分から誰かに話しかけることなどあまりなかったのですが、とても大切な機会をたくさん逃していたと思うようになりました。「恥ずかしくても勇気を持って行動する、行動しないことの方がよっぽど恥ずかしい。」と言う言葉を向こうで出会った友達に言ってもらった時に自分の中で何かが変わった気がします。積極的に毎週ホストファミリーが連れて行ってくれる教会でそこにいる人に英語で話しかけてみたり、授業の中で発言したりすることが出来る様になりました。

最後に

 私は6ヶ月の留学生活の中で英語に関しては全然満足の行く結果を得れたとは思えません。しかし、留学志望動機の一つ「自分を変えたい」と言うことは自分自身でどれだけ成長し変わることが出来たかを測ることは難しいけれど実行できたと思います。楽しいことばかりではなくて時には辛い時もあると思いますが、初めの一歩が大切で何事も始めてみないとわからないということを胸に刻んでこれからもいろんなことに挑戦していきたいと思います。

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