ボンド大学留学レポート
ボンド大学【2018年度後期帰国】私費
レポート作成N.Y
私はオーストラリアのゴールドコーストという場所に2018年9月から2019年3月までの半年間留学していました。ゴールドコーストは気候がよく、2、3月の暑い時期の日中は30度を超え、他の月は20度前後の日がほとんどでした。雨もあまり降ることがなくいい天気の日がほとんどでした。気候に関して注意すべき点としては、日差しがとても強く外にいるとすぐに焼けてしまったり目が痛くなったりしてしまうことと、スコール(突発的に降り出す強い雨)がよく降ることです。折り畳み傘を常備することと、サングラスをかけること、日焼けに抵抗のある方は日焼け止めを塗ることを勧めます。
オーストラリアにいる間、私は語学学校で英語を学んでいました。私の通っていた学校はボンド大学のキャンパスの中にありボンド大学の学生としてボンド大学の施設(ジム、プール、図書館など)を利用することができ、大学のイベントなどにも参加することができました。私は大学と繋がっている語学学校で学ぶことを勧めます。現地の学生や学部のコースで学んでいるネイティブの人と繋がることができる機会が多いというのが理由です。英語が上手な友人と話すことが一番効率の良い英語力を伸ばす方法だと私は思います。その点においてボンド大学はイベントが多く、学生同士の交流がしやすい環境であると思うので色々な国の人と仲良くなりたい方、英語でのコミュニケーション力を鍛えたい方にはぴったりの留学先だと思います。
次にオーストラリアに留学する上で知っておいた方がいいと思ったことをいくつか紹介します。
まず物価が高いです。飲み物は500mlのペットボトルで4ドル(日本円で約350円)します。毎日外食をするとすごくお金が掛かるので自炊をお勧めします。
次に日本人がものすごく多いです。ワーホリや留学生がたくさんいるのでお店での会話が日本語で通じてしまうことや道に迷っても日本人の人に尋ねることができたりしてしまいます。特に私の通っていたボンド大学は日本の大学との提携が多く日本人が多いです。英語を伸ばすために日本人とは関わるなという考え方は留学先での人脈や留学生活を楽しむために賛成しませんが、日本人に依存してしまうと留学する前と比べて何も成長しておらず後悔の残る留学になってしまうので自分の留学目的を忘れずに生活してほしいです。そうすれば自ずと自分の理想の留学生活を送ることができるはずです。
最後にこれはボンド大学に限った話ですが、授業が平日毎日午後1時までには終わるのでやることがないとすごく暇です。私自身始めの1ヶ月を無駄にしてしまったと感じています。オーストラリアのゴールドコーストは綺麗なビーチがたくさんあるので暇な時間ができた時にはぜひ行ってみてください。日本ではやったことのないことなどに色々挑戦したり、オーストラリアでしかできないことを経験してほしいです。暇な時間に図書館や家にこもって自主勉強も悪いとは思いませんが、せっかくオーストラリアにきているのに日本でもできる勉強をするのは勿体無いと思うので友人と出かけたり色々な人と話をすることをお勧めします。そうすれば今まで知らなかったことや考え方など様々な発見があると思います。
留学を通して私が感じたことは考え方の違いです。留学先で友人たちとバスケットボールをして遊んでいた時に言われたことなのですが、「なんで日本人はそんなに謝るの?失敗を数えすぎ」と言われました。そう言ってきたのはブラジル人の留学生だったのですが確かに彼らはゲームが終わった後も自分が何点とったなどポジティブな話しかせずに失敗を引きずるような会話は一切しませんでした。このことは言われるまで考えたこともありませんでした。“日本人は”とまとめるのも良くないのかもしれませんが、少なからず自分自身は失敗を数えてしまう時があったのですごく考えさせられる一言でした。人によってそれぞれの考え方があるのは当然ですが、国の文化や習慣によってある程度形成される価値観は似通っているとは思います。留学前に、日本にきている観光客の行動を見て常識がないと思っていたことも最近はそう思わなくなりました。これは留学経験を経て自分が成長した部分の1つだと思います。留学は新たな環境をただ与えてくれるのではなく、新たな自分を形成してくれる機会でもあると思います。そのおかげで私は知らないことの怖さを知ることができ、柔軟な思考を持てるようになりました。留学はお金や時間がかかることではありますが何かを得ようと努力すればそれだけの見返りを手に入れられる機会でもあると思います。私は留学したことを心から良かったと思っています。留学に少しでも興味のある方には是非挑戦してほしいです。