サザンクロス大学留学レポート

サザンクロス大学【2016年度前期帰国】私費

レポート作成N.A

私は3月11日から8月6日までの約5ヶ月間、オーストラリアのリズモアという所に留学をしていました。高校1年生の時に約1ヵ月間オーストラリアのメルボルンに短期研修に行った事がきかっけで、オーストラリアがとても好きになりました。そこで、今度はもっと長い期間行ってみたいと思い今回の留学を決めました。リズモアは驚くほど田舎なのですが、なぜここを留学先に選んだかというと、私の日本での生活は毎日忙しくほとんどリラックスする時間がありませんでした。なので、田舎でゆったりとした生活を送りながら英語を勉強したいという思いがありリズモアを選びました。

今回私は5ヶ月間ずっと同じ家族の家にホームステイをさせていただきました。ホストファミリーも本当に親切で私が過ごしやすい環境を全力で作ってくださいました。毎日一緒に晩御飯を作ったり、映画鑑賞をしたり旅行に行ったりと一緒に楽しい時間を過ごしました。リズモアには1本も電車が通っていなくて、バスも本数が少なく交通の便が悪く、基本的にはどこの生徒もホストファミリーに車で目的地まで送り迎えをしていただけるのが普通でした。送り迎えに関しても「何も気にしなくていいから行きたい場所にたくさん行ってね」などと言ってくださり、ホストファミリーのおかげで何一つ不自由なく留学生活を送ることができました。

大学の雰囲気は日本では考えられないほど壮大で、自然がいっぱいあります。とても居心地の良いキャンパスの雰囲気で、学生もフレンドリーで初対面でも友達のような感じで接してくれました。学校の木に野生のコアラがいたり、大きなトカゲがその辺にいっぱいいたり、日本の大学では絶対に経験できないような学校生活でした。クラスの友達は台湾、イタリア、中国、アフリカ、タイ、ベトナムから来ていたので、それぞれの国についお話も聞けて英語だけではなく文化などもたくさん知ることができました。他の国について知ることは興味深い事ばかりで本当に面白かったです。オーストラリアでできた友達、仲良くなった先生方はこれからも大切な存在です。言語や文化、たくさんの違いがあったとしても気持ちを伝え合う事は可能で、良い友達になれるということを実感しました。

出発前は5ヶ月も日本を離れることに不安を抱いていましたが、実際に行ってみると驚くほどあっという間で1年間にすれば良かったと思うぐらいです。一度もホームシックになることなく、5ヵ月間を全力で楽しみました。本当に恵まれた環境で毎日幸せでした。
ホストファミリーが、「ここは人間になれる場所だよ」と話してくれたことがあります。その言葉の通り、リズモアの人々は心の温かい人ばかりでした。見返りを求めず、人に親切にすることの大切さや、困っているときは周りの人と助け合う大切さなど、本当にたくさんの事を学べる美しい場所です。留学に行って良かったと心の底から思います。留学を応援してくれて、多額なお金を払って留学に行かせてくれた両親に感謝です。そして、留学を進めるにあたって協力してくださったサポートデスクの方々にも感謝しております。ありがとうございました。留学で学んだことが無駄にならないよう、将来について考えたいと思います。

カンガルーコアラの親子トカゲ