ゲルフ大学留学レポート

ゲルフ大学【2016年度後期帰国】私費

レポート作成Y.T

私は、カナダはオンタリオ州にあるUniversity of Guelph20163月から20171月まで約10か月間留学していました。Guelphは大都市Torontoから車で約1時間半のところに位置する小さな市です。夏は暑く(紫外線は日本の7倍)冬はとてつもなく寒い場所(最も寒い日でマイナス30度)でした。しかし緑が多く自然や動物を大切にし、温かい人々に囲まれた非常に平和な町でした。約1年現地にいながら一度も怖い思いをしたことはありませんでした。ダウンタウンには小さなお店やbar、レストランが並びます。小さくてかわいらしい街で知れば知るほど好きになるような場所でした。Guelphは学生の街として有名で学習するには落ち着いていて最高の環境といえると思います。University of Guelphはカナダの中でも有数の優良大学として知られ、質の高い授業以外にも留学生サポートや地域奉仕にも力を入れています。

私が通っていたUniversity of Guelph, English Language Certificate Program(以下ELP)も素晴らしいプログラムでした。クラスレベルは10段階と細かく設定されています。オリエンテーション期間にPlacement testと呼ばれるクラス分けテストを受け、その結果に基づいてクラスが決まります。1ターム7週間で構成されており、第7週にFinal examを受け、それにパスすると次のレベルに上がれるというシステムです。授業はReading, Listening, Writing, Grammar, Speaking5つからなり、一週間に各5時間ずつ用意されています。レベルが上がるにつれて学習内容や課題の難易度が向上していきます。レベル910では寝る間も惜しんで課題をしなければ終わらないような日々が続きました。主な学習内容は机上でガリガリとペンを走らせるような学習というよりは実践的なSpeakingDiscussionPresentationDebateなどがメインとなるため、典型的な日本人のようにGrammarができても聞くことや話すことができない学生には難しいものです。しかしそれを乗り越えられるようになるだけの場数としっかりとこなせばそれを補助してくれるだけの課題が用意されているプログラムとなっているため、やればやっただけ語学力やコミュニケーション力などが向上します。わからないから喋らない、というやり方よりとにかく何でもいいからわかることを話してみるというやり方で食らいついていくことの大切さを学びました。

ELPを構成する学生の国籍も様々です。日本、中国、 韓国、サウジアラビア、ベネズエラ、コロンビア、カザフスタン、トルコ、チリ、イタリア、などなど自分が今までいかに小さな世界で生きてきたかがよく分かります。まさに異文化交流、国際文化学の神髄でした。また、自分が初めて外国人となって生活してみて、日本が海外ではどのようにみられているのか、あるいは自分がどれだけ日本に関して無知であったかが露呈したのもこの留学の大きな成果の一つといえると思っています。良い面でも悪い面でも価値観が大きく変わり自分の世界がぐんと広がりました。

帰国してからこうしてUniversity of Guelphでの一年の生活を振り返ってみると、現地で何もわからないところからがむしゃらに勉強して必死に生活していた月日は言葉では表せないほど本当に充実した一年でした。人生の中で最も充実していた一年だったとはっきりと断言できます。素晴らしい仲間、クラスメイト、素晴らしいホストファミリー、素晴らしい先生方、そして応援してくれた家族や親友たちに恵まれ、この上なく貴重でかけがえのない経験ができました。この場をお借りして私の此度の留学に携わってくださった皆様に感謝の意を申し上げるとともに以上を留学帰国レポートとさせていただきます。EPSON001 - コピー IMG_0642 - コピー IMG_1367 - コピー IMG_1415 - コピー IMG_1438 - コピー IMG_1492 - コピー IMG_7696 - コピー IMG_7749 - コピー IMG_8482 - コピー IMG_8613 - コピー IMG_9097 - コピー IMG_9249 - コピー IMG_9455 - コピー