ブルゴーニュ大学留学レポート

ブルゴーニュ大学【2015年度後期帰国】私費

レポート作成O.K

Bonjour à tous!

みなさんはフランスのDijon(ディジョン)という街を知っていますか?

Gare de Dijon

Gare de Dijon

フランスの中部にある街で、フランスの新幹線のTGVでパリから約1時間半、リヨンから約2時間で行くことができます。交通の便が良いので、週末やバカンスの時期には簡単に他の街や他の国に行くこともできます。

気候はフランスの中でも涼しい方だと思います。夏は日本より日差しが強く、サングラスをかけている人をよく見ました。紫外線も強いので日焼けに要注意です。日が長く遅い時間まで外に人が多くいました。逆に冬は曇りの日が多く、たまに晴れ間が見えるとみんなこぞって日光を楽しみに外に出て、レストランなどのテラス席は人でいっぱいになります。

名物としてはマスタードやワイン、エスカルゴがあります。キールというカシスリキュールを白ワインで割ったお酒がこの街が発祥です。

 

 

Université de Bourgogne

Université de Bourgogne

◯授業・クラス

私はブルゴーニュ大学付属の語学学校CIEFの夏期の授業と冬学期の授業を受けました。オリエンテーションでクラス分けのテストを受け、Dijonという街の説明などを聞きました。夏などの長期休暇中は通常、授業を担当している先生がバカンスに行ってしまうので、その間だけ違う先生が担当しており、ゆるやかな雰囲気の授業でした。その代わり冬学期は、バカンスに行っていた先生が戻ってくるので、夏季の時よりしっかりとした授業でした。クラスは、大半がアジアの国、韓国・中国・香港・日本の人がいました。他には、アメリカ・イギリス・スペイン・ブラジル・グルジアから来ている人がいました。

 

◯授業科目

①Langue

フランス語の授業で、5つのレベルにクラス分けされていました。

事前に配布されたプリントを予習してきて、授業時にそのプリントに関する問題を解いたり、その授業のテーマに沿ってちょっとしたディスカッションもしました。問題を解くのも始めは1人でして、その後に隣の人と話し合う時間が設けられ、最後にみんなで答え合わせをするというみんなで授業を進めるといった雰囲気でした。夏も冬も先生が2人おり毎日交代での授業でした。冬学期は校外学習で食の展覧会に参加し、グループに分かれてブースを回り課題をこなすという、座学だけでなくフィールドワークのような授業もありました。

②Civilisation

文化の授業で、夏期は私のクラスは成績に関係しない自由参加のもので、週替わりでフランスの文学や歌などを扱いました。冬学期では、語学とともに必修の授業となりました。先生はフランスの歴史を冗談を交えたり、他の国の歴史と比較したりと分かりやすく説明してくださいました。

 

◯住居

語学学校が国際学生寮という留学生向けの寮を提供していますが、インターネットが有線でした。私はネットに繋ぐのにWi-Fiを使いたかったのと地元の人のところに泊まりたいということで、渡仏前にネットで調べてホームステイ先を決めました。前半は、1月約4万円(1€135円換算)で部屋のみ(食事・洗濯・掃除は自分でする)のもので、後半は1月4万8000円ほどで食事・洗濯・掃除・ペット(猫2匹と犬1匹)付きのところに滞在していました。学校にはtram(トラム)という路面電車やバスを使って通っており、ホームステイ先から30〜40分という距離でした。

 

◯留学に行ってみて

私は、以前に学校がプログラムを提供しているフランスの北部の街Lille(リール)への短期留学を経験していたので、なんとかなるだろうという気持ちで日本を旅立ちました。しかし、リールでもホームステイという滞在形式だったのですが、食事はホストマザーがしてくれており、他にも日本人の人と滞在していました。なので、買い物も料理もほとんどしておらず、授業のクラスも同じ大学からきた日本人しかいませんでした。Dijonではホームステイ先には日本人は私一人でなかなかうまくコミュニケーションがうまくとれず、料理なども全然できずに大変でした。しかし、時間がたつにつれて、自分から積極的に話をすることが増え、うまく会話ができるようになり、スムーズに自分の気持ちを伝えことができ、フランス生活に慣れることができました。授業中もよく他の学生とも話すことで色んな国の文化や考え方を知ることができました。また、バカンス中に他の街や他の国に行くことで、様々な人と出会う、様々な街を知ることで視野が広がったように感じます。その中でたくさんの人に助けてもらいながら旅をすることで、人の優しさや暖かさ、繫がりを改めて感じることができた滞在でした。

 

◯これからに向けて

これからは、フランスで培ってきたコミュニケーション力や積極性を活かして前向きに行動していければと思っています。留学をして友達からも「一皮向けたね。」「前より明るくなったね。」など、以前より良い印象を持ってもらえ、自分でもそう思えるようになったので留学に行ってよかったなと思える本当に良い経験になりました。この新しい長所が発揮できるようにしていきたいと思います。

 

◯これから留学を考えているみなさんへ

私は留学に行く前までは消極的で、人とあまり話すことが好きではありませんでした。本当は、留学に行くかどうかもためらっていました。しかし留学に行って、自分を人と話さなければいけない環境に置くことで、自然と人と話すことは好きになり積極的になっていきました。みなさんも、「少しでも留学に行ってみたい!」、「外国に住んでみたい!」、「自分を変えてみたい!」と思っている人は、勇気を出して一歩を踏み出してみてもらえればと思います。自分の世界や価値観が変わりますよ!

Bon, bonne chance!

 

Place de la République

Place de la République