私はカナダのトロントからバスで約1時間ほどの所にあるゲルフという郊外で1年間留学をしていました。ゲルフは緑が多く野生のリスや野ウサギなども頻繁に出没し、毎日癒されていました。ゲルフに住んでいる人達はとても親切でフレンドリーで、道に迷っても尋ねやすかったです。バスの運転手さんとも仲良くなり、バスの乗客が私だけの時はタクシーみたいにその目的地まで運転してくれました。なので、ゲルフの人はとても親しみやすかったです。

ゲルフの気候は、1日のうちに天気が何回も変わる事があったので、折り畳み傘を持ち歩くと便利だと思います。夏は思った以上に短く春や秋並みの気温で過ごしやすかったのですが、紫外線はきつかったです。そして、冬の時期はとても長くハローウィンの日に初雪が降ったのを覚えています。カナダの冬はとても寒くマイナス40度まで気温が下がった事もありましたし、通学時には自分の毛先が凍る事も何度もありました。私はもともと冷え性で手袋をしていても、外に出ると手の神経がなくなりそうなぐらい冷えましたし、私のiPhoneも寒すぎて、何度も電源が落ちました。しかし、建物の中は暖かく、快適でした。

ゲルフ大学の語学学校は⒑段階にレベル分けがされており、プレイステストの結果で自分のレベルに合った授業を受ける事ができます。授業では、クラスメイトと討論し合ったり、プレゼンテーションをする機会が多く、そのおかげでスピーキングとリスニングの力がついたと思います。グラマーの授業でも、スピーキングの授業のように、どのようなにそのグラマーを会話中に使うのかを学びました。それぞれの年によって違うと思うのですが、クラスの中で日本人は私1人でクラス全員で8人だけという、少人数でクラスを受けていた時がありましたので、クラスメイトとは皆仲良く、英語を学ぶには良い環境でした。ゲルフ大学には、大きな図書館があり勉強をするスペースも沢山あったので、そこで毎日勉強していました。多くのネイティブの学生さんもその場を活用しており、そこでネイティブスピーカーの友達も出来ました。

また、私はホームステイ先がとても良かったので1年間そこで住んでいました。私のホストマザーはメキシコからの移民であり、インターナショナルスクールの学校の先生でもあるので、私の英語の発音やグラマーが間違っている時には、すぐ注意してくれたし、知らない単語も教えてくれてました。マザーの料理はメキシカン料理が多く、とても美味しかったので、日本食が恋しくなった事がさほどありませんでした。逆に今マザーのメキシカン料理が恋しいぐらいです。あと、25歳と27歳のホストブラザー達とも一緒に住んでいました。私は特に25歳のホストブラザーと仲が良く、家に居て暇な時は一緒に音楽を聞いて歌ったり、テレビを見たりしていました。23歳のとても優しいホストシスターもいて、トロントで一人暮らしをしていますが、一か月に一回ほどゲルフに帰ってきて、彼女も一緒に遊んでくれてました。私のホストファミリーは全員パーティーが好きで、よく家を可愛くデコレーションして、クリスマスの日にはハワイアンクリスマスパーティーをしたり、普通の休日の日も大勢の人を招待して面白いパーティーを開催していました。そのおかげで、私はホストブラザーとホストシスターの友達とも仲良くなり、外国人の友達が沢山出来ました。皆とても優しくて面白くて、日本人は私だけでしたが、彼らから色んなパーティーにも招待して貰えたので、とても良い思い出です。

私は最後の長期休暇の時には、2週間ホストファミリー、ホストブラザーとシスターの友達たちとメキシコのカンクンという都市に旅行しに行きました。私は自分の飛行機代だけしか払っていないので、安くメキシコに旅行できました。毎日皆で泳ぎ、美味しいメキシカン料理を食べ、観光も出来たのでとても楽しかったです。マザーは良くメキシコの文化を家で教えてくれていたし、メキシコの旅行も良かったので、カナダと同じぐらいメキシコが好きになりました。

私の帰国数日前には、私のお別れパーティーという名のカラオケパーティーをホストファミリーが家で開いてくれました。本格的にマイクスタンドやスピーカーなども装備されており、皆でカラオケを楽しみました。

私はこの留学で多くの大切な友達に出会え、そのおかげで時には勉強が辛い事がありましたが、乗り越える事ができましたし、様々な文化を学ぶ事ができ、とても良い経験が出来ました。これからも英語の勉強を続け、カナダにまた私のクラスメイト、ホストファミリー、ホストの友達に会いに行こうと思います。